水戸梅日記

水戸・いばらき

「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い

2008-02-25 | 読んだ本
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い   禁じられた数字〈下〉 (光文社新書) 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)
価格:¥ 735(税込)
発売日:2008-02-15

 

 

 「食い逃げされてもバイトは雇うな」という上巻の後に

 「『食い逃げされてもバイトは雇うな』なんて大間違い」

 という下巻が出ました。

 

 ナイスですね・・・。

 中国の思想家である韓非子の手法から学んだそうです。

 

 下巻は、少し厚めになっていますが、

 これでも書きたいことを4分の1に減らしたそうです。

 (伝えるためには、この英断が必要なのでしょう。)

 

 たとえ話や小説など、いろいろな形式で

 読者の理解を促進させる手法も見事だと思います。

 

 一番感心したのは、現在の会計を取り巻く現状に

 鋭く切り込んでいたことです。

 

 「会計が信頼されすぎている」

 「会計がわかればビジネスがわかる」

 といった過大評価に対するプロとしての思い。

 

 「計画」や「効率化」といった、普通なら「善」と思われるものが

 必ずしも良い結果を招くわけではない

 (禁じられた数字を生み出す)ということに驚きました。

 

 というわけで、タイトルに使った「大間違い」というのは、

 会計の観点からしか見ていない短絡的な考えは大間違い

 という意味です。

 

 上巻と同様、簡単に読めますが

 とても気づきの多い本だと思います。

 

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