![]() |
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書) 価格:¥ 735(税込) 発売日:2008-02-15 |
「食い逃げされてもバイトは雇うな」という上巻の後に
「『食い逃げされてもバイトは雇うな』なんて大間違い」
という下巻が出ました。
ナイスですね・・・。
中国の思想家である韓非子の手法から学んだそうです。
下巻は、少し厚めになっていますが、
これでも書きたいことを4分の1に減らしたそうです。
(伝えるためには、この英断が必要なのでしょう。)
たとえ話や小説など、いろいろな形式で
読者の理解を促進させる手法も見事だと思います。
一番感心したのは、現在の会計を取り巻く現状に
鋭く切り込んでいたことです。
「会計が信頼されすぎている」
「会計がわかればビジネスがわかる」
といった過大評価に対するプロとしての思い。
「計画」や「効率化」といった、普通なら「善」と思われるものが
必ずしも良い結果を招くわけではない
(禁じられた数字を生み出す)ということに驚きました。
というわけで、タイトルに使った「大間違い」というのは、
会計の観点からしか見ていない短絡的な考えは大間違い
という意味です。
上巻と同様、簡単に読めますが
とても気づきの多い本だと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます