部下を、暗闇の中で働かせていませんか? 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2008-05-21 |
「コンセプト・ライフ」で感銘を受けた
柴田陽子さんの本。
チームや組織にとって、太陽となる「ビジョン」が必要なのは
次の5つの理由からだそう。
①部下をゴールの見えない暗闇の中で働かせるのは、
失礼なことだから。
②チームが一致団結、一つの目標のために判断し
行動できるようになるから。
③チーム一人ひとりのモチベーションが
格段に上がるから。
④だんだんとチームにカラーができてきて
文化や雰囲気が生まれるから。
⑤チームが勝ち残っていくための
差別化戦略にもなるから。
ビジョンが必要な理由が示された後は
具体的な方法論が述べられています。
まず、将来実現したい未来の姿である「ビジョン」を作り、
ビジョンを達成するため、日々大切にする「行動指針」を作ります。
その後、行動指針を具体的な考え方や行動に落とし込んだ
「スタンダード」を作ります。
ビジョン達成には、「スタンダードの徹底」が重要であり
いかにしてそれらを、「共有」し、「浸透」させていくのか・・・。
チーム作りは、とても地道であり、
粘り強い作業の連続だということが、よくわかります。
私が、なるほど!と思ったのが
「ネガティブチェック」ではなく、「ポジティブチェック」。
できないところを探すのではなく
できたところを褒めあうようなチェックが大切だということ。
すごい上司の条件とは、「分かりやすいこと」で、
いつも同じことを言えることに、誇りと使命を持って欲しいそうです。