風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

青梅への道ふたたび(2)

2015-11-03 01:13:48 | スポーツ・芸能好き
 週末ともなると、皇居のお濠端を走る個人や私的サークルや小さな大会が目白押しである。参加費の一部が寄付に回るというので、会社のCSR活動の一環で、職場の同僚3人とともに、ある大会に参加した。
 いつもの何千人あるいは万を超えるマンモス大会とは異なり、200人足らずの、大会と言うには程遠い、手造り感のぷんぷんする草の根活動といった趣である。どうも千代田区では人数制限があるらしい。場所柄、計測機械を持ち込めないため手動計時、ビニールシートも使用不可、石垣の上にはモノを置いてはいけない、等々、さまざまな制約があり、観光客が多いこととも相俟って、いつもの大会とは異なり、やや遠慮がちに走ることになる。
 皇居の周囲5キロは、初めての経験だった。コースは必ずしも平坦ではなく、適度のアップ・ダウンがあり、足腰・心肺をちょいと鍛えるには好都合のようだ。日本の中枢にあって、国会議事堂や丸の内のビジネス街に囲まれながらも、皇居のお濠端で緑が多い落ち着いた佇まいには癒されるし、観光客の視線を浴びつつ、要所要所に警察官が立つ安心感もあり、平和な日本を象徴するような光景である。
 今シーズン(9月以来)は、週一ジョギングを6度こなしたところで、季節の変わり目の喉風邪にやられて、ここ二週間は中断しており、10キロを越える距離走は初めてとあって、恐る恐るの始動となった。1周目と2周目は、景色を愛でながら、同僚と会話を楽しみながらの、キロ6分をやや下回るのんびりペースで、3周目だけ、1時間半をめざし、ややペース・アップしたが、何の緊張感もなく楽に走ることが出来た。その甲斐あって、爽やかな陽気のもと、半袖シャツ2枚の重ね着で適度に汗をかき、なかなか上機嫌であった。
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