ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

ぷりぷり市物語_4

2010-08-23 21:05:36 | 逆襲の藤隆
甘井サンから聞いた話しだけれども、
先日模型秘伝帳の執筆をしている一族の人の一人から
メールが来たらしいのだ。
「どんな文面か?」
私は聞いてみた。
「まあ、古典文学全集に載せるのをやめて欲しい。という内容です。」
甘井サンは深刻な顏になっていた。
「やはり、長年秘伝で、この文章自体多くの人に振れる事を恐れている感じでしょうか。」
私は質問した。この写本は、秘伝帳の抜粋のような氣がして成らない。
私は、写本を眺めた。絡繰人形について言及した箇所である。
「石田三成の時代にこんな絡繰人形が存在したかと私は思っているのですよ。
杉田玄白、彼が交流を持った平賀源内は蘭学という当時の最先端科学の人
だからなぁ・・・。おそらく誰かが付け加えたようなと私は思っています。」
黒がかった紫の表紙を見た。
つづく

最新の画像もっと見る

コメントを投稿