「でさー、なんでこんなことをやろうと思ったわけ?」
松本佳奈はハンドルを握っている女性に聞いた。
「そうだねー。關東でおおそれた事をやってみたいとおもったのー。」
この語尾上がりのハンドルを握っている女性の名前は小禄。
下の名前は解らない。
ただ解ることは・・。。
「小禄さん、あんた出身沖繩の浦添市とかいう場所だっけ?」
佳奈は聞いた。
「そうだよー。両親は宮古島の出身だけれども。」
小禄は助手席の人に返事をした。
「なるほど。山羊汁って浦添でも宮古でも食べるんだ・・・。」
佳奈は車の荷台に載っているものをちらりと見た。
小禄嬢の親戚が神奈川縣の鶴見から川崎に住んでいて、その親戚の家から
山羊汁用の山羊肉を買って、佳奈が住んでいる三浦金沢市の自宅に戻る途中である。
「私のシマの加計呂麻島でも山羊は飼っていてする。」
佳奈はシビアになった。もう慣れっこだったが、其れを食する習慣のない人間が
こんな物は食べるだろうかという迷いのような物がある。
「佳奈さんも同じ~、私も子供の頃宮古に行ったとき、山羊をする處を
見たときは、どきりとしたけれども、見ているとなれるんだよね。
今のはBlock肉だから気持ち悪く思わないけれども・・・。」
小禄の話しを聞いて、ますます顏が険しくなる佳奈。
其れを解らない小禄。
つづく
松本佳奈はハンドルを握っている女性に聞いた。
「そうだねー。關東でおおそれた事をやってみたいとおもったのー。」
この語尾上がりのハンドルを握っている女性の名前は小禄。
下の名前は解らない。
ただ解ることは・・。。
「小禄さん、あんた出身沖繩の浦添市とかいう場所だっけ?」
佳奈は聞いた。
「そうだよー。両親は宮古島の出身だけれども。」
小禄は助手席の人に返事をした。
「なるほど。山羊汁って浦添でも宮古でも食べるんだ・・・。」
佳奈は車の荷台に載っているものをちらりと見た。
小禄嬢の親戚が神奈川縣の鶴見から川崎に住んでいて、その親戚の家から
山羊汁用の山羊肉を買って、佳奈が住んでいる三浦金沢市の自宅に戻る途中である。
「私のシマの加計呂麻島でも山羊は飼っていてする。」
佳奈はシビアになった。もう慣れっこだったが、其れを食する習慣のない人間が
こんな物は食べるだろうかという迷いのような物がある。
「佳奈さんも同じ~、私も子供の頃宮古に行ったとき、山羊をする處を
見たときは、どきりとしたけれども、見ているとなれるんだよね。
今のはBlock肉だから気持ち悪く思わないけれども・・・。」
小禄の話しを聞いて、ますます顏が険しくなる佳奈。
其れを解らない小禄。
つづく
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