ブルーシャムロック

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春に君と_01

2014-04-19 16:29:56 | 逆襲の藤隆
「現在、examsystemの被検體であるクローンは徳島市内にいると思われます。」
このことを獨自に調査しているロシア人ジャーナリストから私は聞いた。
旦那様も、大変なことだと思ってはぐらかしてしか教えないからだ。
「私もあの研究は何だったのか分かりません。」
彼は、私の問いに顏をすくめた。
「なんで徳島市内なのでしょうか。」
私は彼を問い詰めようとしたけれども、敢而やめた。
「そうだな。あの出木杉博士が研究している研究の助手が徳島市出身だったのかも。」
旦那様は恍惚けて見せていた。
あれで旦那様はいろいろ分かっているから怖い。
「彼にとってexamsystemは永遠の母を作るためには必要だったのかもしれないよ。
雨宮撫子は、彼の母になるためには。」
男にはいやしてくれる母親が必要なのだろうか。
つづく
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コメント
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