ブルーシャムロック

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城ヶ島行/1

2009-03-16 21:25:47 | 信・どんど晴れ

「しかし、ごつい車だな。」
わたちの友人追浜彰の一声である。
「そうだな。」
私は、そういわなければならなかった。
今から私、松本佳奈と隣にいる追浜彰は、三浦半島にある城ヶ島
に行くことになった。理由はそれほど簡単ではない。
現在目の前にある車は1960/70年代頃生産された
セダンのアメ車である。この車を貸してくれたのは先輩である
東岡麗美である。東岡先輩は私が通学している大学の先輩ではない。
私と同居している高槻久留美の先輩である。
「今、現在横手淡雪嬢と、高槻久留美嬢が車に乗って、都筑市のショッピングモールに
行っていてな。車が借りられなかったんだよ。」
私は、このごつい車を覽て剣呑な顏をした。
「これはこれでいいんじゃないかな。」
彰は、
助手席にのろうとした・・・。
「えっ。ハンドルがついている。」
彼女は目を丸くした。
「左ハンドルなんだよ。最初の運転はあんたね。」
と彼女に目をやった。
「ああ。」
ばつが悪そうに、私からKeyを受け取った。
エンジンが始動して、車は三浦金沢市の自宅から城ヶ島に車は向かっていた。
「すごい音だよね。カーステレオは・・・。」
なんてものを捜索すのだろうか。
「カーステレオはあることはあるかもしれない。でもamだけじゃないだろうか。
そこら辺は・・・。」
と行ったとき、最新式のカーナビとカーステレオがついているのを発見した。
「え。やりぃ。」
彰はすごく喜んでいた。
「何を聽くの。もしかしたらブルース・スプリングスティーンか。」
以前秋田に行ったときのことを思い出しながら、そう質問した。
彰は首を振った。
「洋楽のガールズGroupのxxだ。」
彼女のボーイッシュで漢っぽいImageからすれば何ともImageが狂いそうだが・・。
で、そのガールズGroupの曲が入ったcdをカーステレオに挿入した。
實に極甘。
洋楽に疎い私からすれば、何とも言い難い。
「淡雪は私のこういうのって気持ちが悪いというんだよな。」
彰は少し悲しい顏になっていた。
でも、私はなぜだか、ガールズGroupの曲を聽いていてもダイジョウブなのだ。
「あの子は、私を王子様だと思っていたから。」
つづく