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保健福祉の現場から

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がん検診の基本条件

2025年05月13日 | Weblog
R7.4.23衆議院「がん検診の新技術に関する質問主意書」(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_s.nsf/html/shitsumon/pdfS/a217159.pdf/$File/a217159.pdf)のR7.5.9答弁書(https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon_pdf_t.nsf/html/shitsumon/pdfT/b217159.pdf/$File/b217159.pdf)が出ているが、まずは、R4.9.20厚労省「「がん検診」分野の参考資料集」(https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/000991053.pdf)p6「がん検診の基本条件」を理解したい。R7.2.27President「こんな検診ビジネスに騙されてはいけない…内科医直伝「エビデンスに基づいた効果的な"がん検診"の受け方」 あらゆる検診には利益だけでなく害もある」(https://president.jp/articles/-/92445)の「「全身のがんのリスクを調べることができる」と称する検査もありますが、偽陽性の場合は全身のがん検査を行う羽目になりかねず、害は大きいです。数千円から数万円と高額なこともあり、おすすめできません。」(https://president.jp/articles/-/92445?page=3)はがんリスク検査、腫瘍マーカー、PET検査のことであろう。例えば、R6.3.12女性セブン「健康診断・がん検査のデメリットや注意点 「人間ドックのオプションは科学的根拠が薄い」との指摘も」(https://www.news-postseven.com/archives/20240312_1946341.html)の「PET検査は、デメリットが大きい」、R5.8.17東洋経済「人間ドック、医師が教える「ほぼ無意味な検査」2つ」(https://toyokeizai.net/articles/-/692971)でも「代表的なものは腫瘍マーカー検査とPET検査」(https://toyokeizai.net/articles/-/692971?page=3)とある。そういえば、R7.4.23「令和6年度 市区町村におけるがん検診の実施状況調査 全国集計」(https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/001479545.pdf)p18「全がんに対する検診(PET)」「全がんに対する検診(各種腫瘍マーカー)」はそれぞれ25市区町村で実施されているが、国立がん研究センターがん対策研究所「科学的根拠に基づくがん検診推進のページ」(https://canscreen.ncc.go.jp/index.html)の「がん検診Q&A医療従事者向け」(https://canscreen.ncc.go.jp/qanda/iryou.html)の「自治体が、推奨されていない検診を住民に提供する場合は、きちんとした計画に基づいた“研究”として行われるものに限定すべき」は認識されているであろうか。なお、R6.8.21Web医事新報「原発事故後に注目された潜在(ラテント)癌[先生、ご存知ですか(78)]」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24900)の「以前、筆者らは法医剖検例をもとに前立腺のラテント癌発生頻度を調べました。その結果、12.7%(死亡時の平均年齢が54歳)でした。」とあり、ラテントがんは意外に多く、R6.8.21Web医事新報「原発事故後に注目された潜在(ラテント)癌[先生、ご存知ですか(78)]」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24900)の「多くのがんで、いわゆる健常人における有病率、ラテント癌の頻度を明らかにする必要があります。」は同感である。
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