保健福祉の現場から

感じるままに

健康食品による健康被害

2024年08月14日 | Weblog
R6.8.15朝日「紅麴サプリ、自治体調査の大部分終了 因果関係が明確な死亡例はなし」(https://www.asahi.com/articles/ASS8H2TRHS8HUTFL00QM.html?iref=pc_apital_top)。

紅麹サプリ事件(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E9%BA%B9%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%AA%E4%BA%8B%E4%BB%B6)に関して、R6.8.1「小林製薬株式会社からの報告に係る不備について(再点検結果)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42013.html)が出ていたが、R6.8.13朝日「小林製薬、新たに11件の報告漏れ 紅麴サプリの健康被害問題」(https://www.asahi.com/articles/ASS8F2GTKS8FPLFA006M.html?iref=pc_apital_top)の「報告漏れがあったのは、遺族から寄せられた死亡事例の相談」「この11件の死亡例のうち5件は同社サプリの摂取がなかったことを確認し、2件は摂取の有無を精査中。残り4件は医師などへの詳細調査に回す予定」に目がとまった。「医師の診断による健康被害」以外の場合は把握が容易ではないかもしれない。さて、「機能性表示食品」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/)について、消費者委員会(https://www.cao.go.jp/consumer/)のR6.6.27「機能性表示食品制度の見直し内容と施行期日等」(https://www.cao.go.jp/consumer/iinkai/2024/438/doc/20240627_shiryou2-3.pdf)では「医師の診断による健康被害情報の保健所等への提供」は「令和6年9月1日 施行」である。食品「医師・医療機関向け情報」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/iryou/index.html)の「健康食品による健康被害の未然防止と拡大防止に向けて」(https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_a.pdf)p10「健康食品による健康被害の特徴」は理解しておきたい。食中毒統計(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html)とは別に健康食品健康被害統計が必要と感じる。「医師の診断による健康被害」の情報収集のためには、「いわゆる「健康食品」」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html)全般について、わかりやすい解説があった方が良いかもしれない。ところで、食品衛生管理部会(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_127766.html)のR6.5.29「紅麹関連製品に係る事案を受けた機能性表示食品制度等に関する今後の対応について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001257977.pdf)p10「紅麹関連製品に係る事案を受けた機能性表示食品制度等に関する今後の対応について」の「健康被害の情報提供を受ける都道府県知事等(保健所)の体制整備」について、保健所管理栄養士(http://www.hc-kanri.jp/)には、食品衛生法施行令(https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=78331000&dataType=0&pageNo=1)第九条第4項で、食品衛生監視員の資格として「栄養士で二年以上食品衛生行政に関する事務に従事した経験を有するもの」が規定されており、食品衛生監視員になる管理栄養士が増えているであろう。また、食品表示(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/)(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/hyouji/shokuhyouhou_summary.html)や配食事業の栄養管理(http://www.hc-kanri.jp/99/html/topics_20170330.html)は食品衛生との連携が不可欠であり、活躍が期待されるように感じる。「地域における行政栄養士による健康づくり及び栄養・食生活の改善について」(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/chiiki-gyousei.html)では「食品衛生」は念頭に置かれているであろうか。
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