保健福祉の現場から

感じるままに

保健所・市町村保健師長会

2011年06月28日 | Weblog
昨日、定例の保健事業連絡会(保健所・市町村保健師長会)を開催した。日頃の情報交換・意見交換と勉強会である。今年度の特定健診事業で新たな取り組みとして、「休日の集団健診事業」を取り入れる市町村が出てきた。休日の集団健診は、①受診者の利便性が良いこと、②集団がん検診と組み合わせやすいこと(希望者に心電図、眼底検査を追加する市もある)、③地元ボランティアの協力が得やすいこと、④施設健診と比べて大幅に健診単価を抑えられること、⑤施設健診を行っている地元医師会との軋轢が生じにくいこと、などのメリットが挙げられていた。また、各市町村では、今年度は、特定健診データだけではなく、電子レセプトデータを活用する予定とのことである。受診勧奨者についてはレセプトで受診状況を確認し、未受診者(特にデータの悪い方)は電話や訪問で再度受診勧奨する。また、脳卒中や虚血性心疾患の入院レセプト件数を把握し、評価する、などである。保健所では、今週、糖尿病専門医による研修を予定しているが、市町村から特定健診データ分析と電子レセプト活用に関する要望があり、企画することになった。その他、情報交換として、全国保健所長会「保健所行政の施策及び予算に関する要望書」(http://www.phcd.jp/kuni/H24_youbou_teishutsu.pdf)、来月予定の在宅医療連絡会、精神障害者地域移行支援事業の状況、介護保険事業計画策定委員会の動向などがあった。また、勉強会として、政府の社会保障改革案(http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/syakaihosyou/kentohonbu/kettei1/siryou4.pdf)を取りあげた。地域保健従事者は、今後の方向性は知っておきたいところである。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 保健所行政の施策及び予算に... | トップ | 地域リハビリテーション事業 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事