保健福祉の現場から

感じるままに

HTLV-1対策に思うこと

2012年03月16日 | Weblog
HTLV-1総合対策(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou29/taisaku.html)が実施されている。HTLV-1の主たる感染経路は、母乳を介した母子感染であり、陽性者に対して、完全人工栄養、凍結母乳栄養、短期母乳栄養のいずれかが指導される(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken16/dl/05.pdf)。人工乳への切り替えが感染予防には確実なのであるが、管内の産婦人科医から、「お金がなくて、人工乳にできない」という母親がいる話を聞いた。子育て応援券(http://www.city.hakui.lg.jp/sypher/www/info/detail.jsp?id=3302)のような形でもよい。行政施策として、何とかならないものであろうか。小児医療費助成の拡充に比べれば、スズメの涙ほどの予算であろう。
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ひきこもり地域支援センター

2012年03月16日 | Weblog
社会・援護局関係主管課長会議資料(http://www.mhlw.go.jp/topics/2012/03/tp0314-01.html)が出ている。資料(http://www.mhlw.go.jp/topics/2012/03/dl/tp0314-01_01.pdf)p11では、「ひきこもり地域支援センター」の未設置自治体が示され、設置が要請されている。一昨年5月の「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000006i6f.html)(http://www.ncgmkohnodai.go.jp/pdf/jidouseishin/22ncgm_hikikomori.pdf)p12では、ひきこもりの長期化を防ぐためには、当事者の来談・受診をできるだけ早く実現することが重要であり、支援機関には、①身近な地域にあるひきこもりに対する支援機関を、普段から住民向けに広く周知しておくこと、②家庭への訪問を行うアウトリーチ型支援を、タイミングよく開始すること、③家族がひきこもりの本人に来談・受診を説明しやすくなるようなアドバイス、ガイダンスを継続すること、が要請されている。ではその支援機関はどこか?。p26~では地域連携ネットワークによる支援が示され、教育、保健、福祉、医療等の複数の専門機関による多面的な支援が示されている。資料(http://www.mhlw.go.jp/topics/2012/03/dl/tp0314-01_01.pdf)p13に示されるように、ネットワークには保健所も当然入る。ひきこもり地域支援センターは拠点施設であって、すべて対応するわけではなく、ネットワークが重要なのである。さて、NHKひきこもり情報(http://www.nhk.or.jp/fnet/hikikomori/index.html)に出ているように、ひきこもりは病気ではなく状態であって、様々な背景がある。ネットでは「引きこもりから脱出するためのサイト」(http://noukara.com/)、「全国引きこもりKHJ親の会」(http://www.khj-h.com/)もあるが、悩んでいる本人・家族は少なくないようである。先般、ひきこもりに関する講演・交流会を開催したところ、予想以上の参加があった。
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