友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

書棚を探しても見当たらない

2023年04月04日 17時56分49秒 | Weblog

 南のベランダに出て、カミさんが育てているハーブのローズマリーを見ていたら、上の方に何かいる。近づいてもピクリともしない。けっこう大きいバッタがローズマリーにしがみついていた(写真)。

 カミさんに話すと、「昨日からいる。動いてもいない」と教えてくれた。携帯電話を近づけて写真を撮ったが、全く動じる気配もなかった。地上30メートルはある我が家のベランダに、どうやって辿り着いたのだろう。

 昼からもう一度見に行ったが、既にどこにもいなかった。春になって、ルーフバルコニーの植木鉢の上を花の蜜を求めて、チョウやハチが飛び回るようになった。しかし、バッタの姿を見ることは出来なかった。

 こんな地上から離れたところでも、バッタを見かけることはあったが、春のこの時期は初めてだ。バッタもチョウもハチも、交尾の相手がいなければ子孫を残すことは出来ない。たまたま、花の蜜を求めてやって来ただけで、交尾の相手を求めに来た訳では無いのかも知れない。

 虫の好きな友だちがいるが、私は小さな時から花の方が好きだった。見かけない花を見つけると、「あれはなんという花?」と父に聞いていた。父は校長だったので、学校に出入りする本屋から植物図鑑を買い、「これで調べてみるといい」と渡してくれた。

 NHKの朝ドラの主人公、牧野富太郎監修の『植物図鑑』だった。牧野富太郎氏がどんな人だったかは知らないが、「この人が一番植物のことを知っている」と父が言っていたので、名前だけはよく覚えている。

 でも、学習百科事典ほど見ることは無かった。学習百科事典は知らないことがいっぱい載っていて、絵や写真も多く、見ているだけで楽しかった。牧野富太郎氏の『植物図鑑』は結婚するまで持っていたはずだが、今、書棚を探しても見当たらない。


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1 コメント

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Unknown (ヒロヒコです)
2023-04-08 07:34:59
私は読んだことも見たことないですが牧野富太郎さんの植物図鑑は当たり前だけど草花に特化した図鑑なので先生のようにいろんなことに興味関心がある人には不向きなのでしょう。

私は農学博士の稲垣栄洋さんの雑学的文章は好きです。
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