友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

消費税が上がる

2019年09月21日 17時18分11秒 | Weblog

 10月から消費税が10%になる。テレビの各局もそのことを取り上げ、「どうすると8%のままですむか」を具体的な事例を挙げて解説している。高額の物は9月中に買った方が「お得」と言う。そんなに嫌な消費税なら無くせばいい。消費税は2%増額されるだけなのに、まるで10%も上がるような印象だ。

 本当かどうか分からないが、政府が消費税を10%にしなければ福祉政策を実行できないというのであれば、国民としては協力するのが当然だろう。いや、そもそも、本当かどうかわからないことが問題だが、弱者からも巻き上げる消費税ではなく、儲かっているところから吸い上げるべきだと主張するなら、そのように政策転換させる根拠を示すべきだ。

 金が無ければ政策が実行できないことは分かる。国民だって、金が無ければ物は買えないし、極端に言えば生きていけない。みんなが生きていけるようにするのが政治だから、みんなで負担するのは当然のことだ。それを不満に感じるのは、欺瞞があるからだ。清廉潔白な政治が実行されたことが無いからだ。

 キリスト教では、「自分の持ち物を売り、貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、天に宝を持つようになる」「富んだ人が神の国に入るよりは、ラクダが針の穴を通る方が易しい」と聖書にある。みんなで分かち合うことを奨励してきた。それなのに、キリスト教の下で資本主義は生まれ育った。多分、キリスト教は個人と神との1対1の約束だからなのだろう。

 みんなが税金を払って助け合うことはキリスト教の教えに適っている。後は、税金の仕組みや税率の問題で、どういう社会にするかという政治の問題である。それは自分のことより他人のことを考える人がどれだけ多いかで決まってくる。すると人の心の、いや考え方の問題なのかも知れない。

 明日は長女のダンナのお父さんの1周忌のため、ブログは休みます。


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