友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

メディアはどのように扱うのか

2024年10月08日 17時40分29秒 | Weblog

 ガラス戸を開けると、吹き込んで来る風が冷たく感じた。午後4時、地表より30メートル程高い、北の部屋の気温は22度を指している。少しずつだが、秋に向かっているのは確かだ。孫娘や曾孫が、運動会を楽しみにしているメールが届く。

 カミさんはアメリカのプロ野球中継を観ていたが、国会中継が始まると切り替えて、熱心に画面を見入っていた。カミさんがこんなに政治に関心があるとは思わなかったが、そういえば、兵庫県の斎藤元知事が記者会見していた時もしっかりと観ていた。

 国会中継の感想を求めると、「石破さんが言ったことの矛盾を追及するタイプと、自分の党の政策を売り込むタイプと、2通りに分かれるわね」と言う。カミさんは画面を通して、それぞれの人となりを分析しているんだと関心した。

 次の総選挙の結果がどう出るのか分からないが、メディアの分析を聞いていると、自民党は若干議席を減らすだろうが、第一党であることに変わりは無い気がする。「政権交代こそ最大の政治改革」「手取りを増やす」などのスローガンを聞いても、私にはピンとこない。

 裏金問題が表沙汰になって、国会議員はこんなにも私腹を肥やしていたのかを国民は知ることになった。議員には報酬の他にも政党を介して渡される税金があるのに、その使い道も記録も、ウヤムヤでも罰せられない。

 こんな政治の現実に多くの人が腹を立てたのに、役職を停止するとか反省文を書かせるとか、自民党の処分が発表されると次第に怒りも下火になっていった。野党の問題意識も様々で、自分のところに飛び火しないかと心配している。

 メディアは自民党と統一教会との協力関係やら、不倫や不同意性行為を行った議員やらを取り上げているが、信仰や性行為は個人の問題である。何を信仰しようと、誰を好きになろうと、政治家の資質が問われても、あくまでも個人の範囲のことでしかない。

 新聞は購読者が減り、書籍も売れないという。それでも熱心にテレビを見つめる人はまだ大勢居る。メディアがどのように扱うかで、人々の知識や関心は変わっていく。これからどんな展開になっていくのか、カミさんに訊いてみよう。


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