なんだかんだと言っても、いや言わなくても、お祭り騒ぎの中で自民党は、石破茂さんを新総裁に選び、国会での信任投票を受けて、石破内閣が誕生する。誠に上手な演出で、自民党は大きく変わった印象を与えている。
自民党の役員人事では、麻生さんを何の権限もない最高顧問に就かせ、菅前首相を副総裁に置き、公認を与えるか否かで揉める選対委員長に小泉進次郎さんを当てた。裏金問題が再熱し、公認を問われても、責任は小泉さんが負うことになるだろう。
調整役の幹事長には森山さんが就いた。この自民党の新役員が揃って写真に収まる場面で、なぜか麻生最高顧問は退席してしまった。きっと、腹に何か、あるに違いない。内閣の方はまだよく分からないが、安倍晋三さんを「国賊」呼ばわりした村上誠一郎さんが総務大臣になるのも注目されている。
私には自民党が生き残りを賭けた茶番劇としか見えなかったが、パソコンに次の記事を見つけて驚いた。「ある意味で、人間どんなに失敗しても、馬鹿にされても、あきらめず取り組んでいけば、どこかで大きく報られる瞬間がやって来るという、教訓と希望を人類に与えてくれたと感じます」とあった。
「努力は必ず報われる」。孫娘の水泳教室のコーチの言葉である。孫娘はコーチの指導に従い、必死になって頑張って来た。きっと今も、この言葉を教訓に子育てに励んでいることだろう。努力を積み重ねることはとても尊い。それは間違いないことだが、どうも日本人は、努力する姿にばかり目がいっている気がする。
自民党が取り組まなくてはならない課題は、裏金問題の原因とその手法であり、統一教会のような宗教団体とのかかわりであろう。裏金問題の議員を公認しないのは当然なことなのに、今度行われる選挙で当選すれば、「みそぎ」が出来たとされてしまう。
私は昨日、クリニックを受診し、与えられた薬をキチンと飲んでいる。けれど、まだ咳は出るし、痰もからむ。「焦らずにね」と長女の言葉に従っている。NHKの朝ドラ『おむすび』って、どういうドラマなの?さっぱり分からない。