友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

義弟からサギソウの盆をもらう

2020年08月11日 17時41分56秒 | Weblog

 猛暑が続いている。最近、救急車がよくマンションにやって来る。我が家は高層階にあるから、救急車と消防車が1対になって来ると、サイレンが大きく聞こえてとても喧しい。高齢の人が多くなったから、救急車を呼ぶ人も増えたのだ。

 パトカーがマンションに来ることは無いが、大通りをサイレンを鳴らしながら通って行く。「パトカー、多いですね」と住民の人に言うと、「何だか物騒になってきましたね」と首を縮める。犯罪が多い訳では無いので、警戒のために走り回っているのだろうか。

 カミさんのお父さんは警察官だったが、多趣味な人だった。家の庭に窯まで作って陶芸を愉しんでいた。作品は作家並みと称えられたのに、個展を開いても売ることはしなかった。小石を集めて来たり、和欄を育てたり、書道も上手で卒業証書の名前を書いたりしていた。

 義弟は警察官にならずに教員となったが、やっぱり父親の血を受け継いでいるようで、先日、立派なサギソウの盆をくれた。「花が終わったら、戻してくれればいいから」と言う。正義感が強くて、曲がったことが大っ嫌いなところ、草花の趣向は父親にそっくりだ。

 世話好きで、町内会長を務めたり、ゲートボールチームのまとめ役をやったりと忙しい。ところがコロナ禍で「一切の行事が中止になった」と言う。中止することに反対の意見もあったようだが、「万が一、感染者が出たりしたら、その責任が取れるかと考えると中止しかない」とはっきりしている。

 無責任に「自己責任」を掲げるより、ここは中止にしてみんなを守ることがトップの務めと心得ている。彼は伊勢湾台風を弥冨で迎えた。水がどんどんと押し寄せて来る。家に居たら危険だ。ご近所と一緒に避難する。中1の彼は「一番高いところは堤防だ」と、みんなを誘導したという。リーダシップは少年の頃からあったようだ。

 

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