友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

皆勤賞と連続在職日数

2020年08月24日 17時42分01秒 | Weblog

 長女はちょっと変わったところのある子どもだった。「皆勤賞を取る」と頑張っていたのに、「格好悪いから」と言って、遅刻したのか休んだのか覚えが無いが、手に入るものを逃してしまった。友だち夫婦は、親の都合で子どもを休ませ、旅行へ連れて行った。今、夏休みが終わって学校が始まったが、コロナが怖いからと不登校させている親もいる。

 何が正しくて、何がよくない、そんなことは分からない。今日の新聞は、安倍首相の連続在職日数が憲政史上最長となったと報じていた。在職日数を伸ばすために首相を務めている訳では無いのに、記録ばかりが報道されて迷惑なことだ。迷惑と言えばもうひとつ、「大学病院を再び訪問」と報じ、「1週間後にもう一度来るようにとの医師からの指示」と説明している。

 「安倍首相の体調がよくない」「次の体制つくりが始まっている」などと、憶測が飛び回っている。最長記録に体調不安がセットになり、引退への序章かとさえ思わせてくれるが、安倍長期政権はいったい私たち国民に何をもたらせてくれたのだろう。思いつくことは、政治不信しかない。憲法を勝手に解釈して、自衛隊の派遣を正当化し、さらに敵基地攻撃能力までも「認められた自衛の範囲」と言い出している。

 「皆勤賞」は結果に対する賞であり、目的ではないが、長女のように目的にして頑張る子がいてもいい。安倍首相が記録狙いだったら、本末転倒である。だからと言って、軍事力を強化し、諸外国と負けないことが「積極的平和主義」と言うのなら、それは間違っている。武器によらない平和を目指すことが戦後日本の役割である。

 何が正しくて、何がよくないのか、もう一度考える必要がある。

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