友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

エールを送るが、届くだろうか

2020年08月26日 17時49分31秒 | Weblog

 西陽の当たるルーフバルコニーに出てみたら、熱風が吹いていた。これでは今晩もエアコンなしでは眠れない。エアコンの効いた部屋で本を読んでいると、血行が悪くなるのか、身体の節々が痛い。外には出られないので、時々、屈伸運動をしてみる。カミさんはユーチューブ動画でヨガを見ながら身体を動かしている。

 読売新聞に『亡くなった子 おなかに残し夜勤』という衝撃的な記事があった。20代の女性看護師は、「シフトを急に変えることは出来ない」と上司に言われ、亡くなった子をおなかに残したまま、残業も夜勤もした。「心が壊れそうだった」とある。30代の女性教師は、「出血が続いていたのに休みが取れず、胎児がおなかの中で亡くなった。しかし、人手が足りず、亡くなった胎児の処置をせずに働いた」と告白している。

 NHKBSで斉藤由貴さん演じる『はね駒』が再放送されている。新聞記者となった主人公は仕事が面白くて、妊娠していることも忘れて(?)没頭するあまりに流産してしまう。『はね駒』は明治だが、読売新聞の記事は現代で、しかも安倍政権が「女性が活躍できる社会」を目指しているのに起きている現実である。

 友だちの評価の高い、朝日新聞の編集委員・高橋純子さんが『多事奏論』に書いていた。例によって安倍首相を取り上げているのだが、「面白い」「読ませる」文章を書こうと言う意識が働き過ぎている。揶揄すれど、問題の掘り下げにはなっていない。苦しんでいるのは分かるけれど、掘り下げの無い記事は残らない。「応援しているよ」とエールを送るが、届くだろうか。

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