友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

お盆の楽しみ

2020年08月14日 17時04分23秒 | Weblog

 お盆になると、涼しくなるのに、今年は「特別の夏」で本当に暑い。昼間だけでなくて、朝晩も暑い。友だちが墓参りに行ったら、山門に「マスクを着用し、人との距離を空けてください」と張り紙がしてあったそうだ。ところが墓地には人が誰もいない。コロナ禍で墓参も控えたのだろうか。

 昔は、お盆と正月はお祭りのようだった。お盆は親戚中が集まって来て賑やかだった。嫁に行った娘たちがそれぞれのダンナと子どもを連れての里帰りだから、迎える祖母は準備で大変だったと思うが、娘たちに酒の相手をさせて自分は料理に励んでいた。祖母は食事をとったのだろうか、思い出せない。

 甥っ子や姪っ子の相手を私が引き受け、みんなで遊んだ。材木屋だったから、遊び場には困らなかった。よく実のなるイチジクの木があったし、ブドウやザクロの木もあった。ミカンや柿の木もあった。北側の崖にはお茶の木が植えてあったが、茶摘みをした覚えはない。その崖にはミョウガとかショウガも植えられていた。

 母の実家は知多半島の農家で、家には牛が飼われていた。座敷の床の間には鎧が置かれていた。刀は戦争の時、金属集めのために提供したので無かった。村の庄屋だったので、「いざ鎌倉」という時には武装して駆けつけたのだと叔父が言っていた。「百姓なのに?」と子どもの頃は思ったが、戦をしていたのはこうした百姓だったと中学校で習った。

 今晩はマンションの初期の自治会づくりに頑張ってくれた先輩の通夜が行われる。お盆の時の葬儀とは、手間が省けるのか重なるのか、どういうものなのだろう。合掌。明日のブログは休みます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする