友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

若い時の体験

2020年08月31日 17時35分25秒 | Weblog

 外は焼け付くように暑い。佐藤優氏の『15の夏』に続いて、友だちが紹介してくれた南木佳士氏の『山中静夫氏の尊厳死』を読み終えた。この本の帯には「2019年秋劇場公開」、「中村梅雀・津田寛治主演 2020年シネスイッチ銀座ほか全国順次公開予定」とあるから、映画化されているようだ。

 尊厳死と安楽死の違いが私には理解できていないが、死にいく人の治療に当たる医師の苦悩はよく分かった。どんなに治療を尽くしても、死は確実にやって来る。医師はどうしたらよいのか、主人公のように真面目に取り組む人ほど、疲れ果て心も身体もボロボロになってしまうのだろう。「死」についてはまたの機会に考えてみよう。

 『15の夏』を読みながら、私は自分自身の高1の夏を思い出そうとするが、ハッキリしない。新聞部の友だちの男5人と女1人で、くらがり渓谷へ出かけた時、途中でにわか雨に逢い、道が分からなくなって大変な思いをした。提案者の私はみんなを無事に帰す使命がある。みんなを励まし、何とか帰ることが出来たが、一番残っているのは岩場で手助けした時の女子の手の柔らかさだった。

 佐藤さんはスケールが違うが、長女をひとりでアメリカのユタにいるカミさんの友だちのところへ行かせたことを思い出した。西海岸の空港で降りて、乗り換えてユタの空港まで行かなくてはならない。長女は英語が得意だったとは思えないので、どうやって行ったのだろう。帰りはシカゴで1泊しなければならなかったと言っていたが、よくホテルに泊まることが出来たと感心した。

 1度、長女にアメリカの話を聞きたいのだが、カミさんの友だちは長女のためを思って、白人の若い教師夫妻のところにホームステイさせてくれたのに、「ベビーシッターさせられた」と不満ばかり言うので、旅行談を聞く気になれなかった。せっかくの体験だが、長女の人生にプラスになったのだろうか。

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