goo blog サービス終了のお知らせ 

友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

口のうまい政治家は要注意

2016年06月16日 17時41分27秒 | Weblog

 舛添知事の辞任は不可解だ。前日まで涙ながらに、「不信任案を出すなら9月議会にしてくれ」と頼んでいたのに、昨日の朝になって辞任する覚悟となるのは、その間に何かがあったと考えるのが普通だろう。「打ち首より切腹を選んだ」と言う人もいるけれど、あれだけお金に執着していた人が、自民・公明が不信任に同意するとしてもそれだけで辞任するとは考えにくい。

 不信任案が可決されたら議会を解散し、共に傷つく道を選んで抵抗することも出来たはずだ。どんな取引が行われたのかと考えるのは邪推とは言えない気がする。しかし、舛添知事の毎週金曜日の記者会見や議会での追及を、彼の子どもたちがテレビで見ていたら、父親に反発していた子どもでもきっとその姿を悲しく思ったことだろう。もし学校に通っている子どもがいたなら、学校へは行きたくないだろう。

 これ以上、子どもたちに悲しい思いをさせないため、辞任を決意したのかも知れない。親なら充分わかるけれど、子どもたちにどう償うのかとその方が気になる。2代続いて、都知事がカネの問題で辞任する。これは日本人が「カネと政治」の問題に真っ向から切り込まないからだ。政治資金や政党助成金について、メスを入れる政党が共産党しかいない。それが返って自民・公明を延命させることになっている。

 もう、話題は次の都知事候補である。私の知り合いにも前大阪市長の橋下徹氏の講演を聞きに行った人がいて、「ぜひ橋下氏に都知事になって欲しい」と言う。東京都民は受け入れないと思うが、もし橋下氏が当選するようなら、本当にどうしたのかと思う。政治家に一番必要なものは誠実である。誠意に欠け、パフォーマンスだけが得意な政治家は信用しない方がいい。当選する前は極めて批判的でかつ建設的な意見を述べていた人が、権力の座を射止めると豹変する。特に口のうまい政治家は要注意だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする