友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

辻井さんの子育て10原則

2015年06月14日 17時58分38秒 | Weblog

 地上30メートルの我が家のルーフバルコニーを夏模様に変えた。デイゴの赤い花、サルビアの赤い花が目立つ。暑い夏だからこそ真っ赤な花が似合うと思う。それでも、どこかに涼しげな青い花が欲しい。そう思って、今年はキキョウを植えてみた。多年草というからうまくいけば来年も楽しめるはずだ。けれども難敵は風で、大方の植物が強風のために枯れてしまう。

 「諦めない」と昨日、辻井いつ子さんは言っていた。親は誰もが我が子に期待する。しかし、よく考えれば、何を期待しているのだろう。出世して、金持ちになって、立派な人になって、「親を楽にさせてくれ」ということなのだろうか。私の母は、兄が祖父の養子になり家業を次ぐことになったためか、「お前だけが頼りだからね」とよく言った。両親の面倒は自分がみる覚悟が生まれたけれど、プレッシャーになっていたことも事実だ。

 いつ子さんは「伸行も私も調子にのるタイプ」と言う。「なんとかなるわよ、やってみればいいじゃーないの」と楽天的だ。ダンナが「リトルリーグで活躍したからって、プロにはなれない」と現実を直視し、「将来を考えれば、ピアノよりも資格を取る方が人生に有利」と言うけれど、「悲観するより前向きに」と夢を追ったと言う。こういうポジティブな母親だったから、天才ピアニスト・辻井伸行が誕生したのだろう。

 いつ子さんの子育ての10原則を書き出してみる。1)子どもの可能性を信じる。2)観察し、才能のタネを発見する。3)始めるのに「早すぎる」はない。4)思いっきりほめる、抱きしめる。5)ネガティブな言葉は使わない。6)ファン第1号になる。7)ひらめいたらすぐ行動。8)本物に触れさせる。9)いい先生を見つける。10)明るく楽しく、あきらめない。もうすぐ6歳になる孫娘と1歳になった孫娘を、親たちがこんな風に育てて欲しいと思う。

 昨日の講演会に一緒に行ってくれる予定だったお母さんもきっと子どもたちを伸び伸びと育てたいと思っていたことだろう。いつ子さんは講演の中で、出会いの大切さをあげていたけれど、人生は誰に出会うか、である。出会った人に感謝、感謝。

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