友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

実力阻止とコルセット

2015年06月16日 18時56分31秒 | Weblog

 衆議院厚生労働委員会で労働者派遣法の改正案の採決を行なおうとした委員長に対して、民主党の議員が実力で阻止行動に出た。怒号、もみ合い、渡辺委員長がメモを読み上げようとすると取り囲んだ民主党議員がこれを奪おうする様子がテレビニュースで何度も流された。そして、翌日だったと思うけれど、委員長は首をコルセットで固定して現れ、民主党議員の卑劣な行動を非難した。

 その時、ケイタイ電話が無くなったと言っていたが、今日、盗難事件として告訴した。「身体を張って阻止するぞ」と民主党議員は誓い、作戦まで立てていたという。絶対に阻止しなくてはならない法案だとしても、暴力で行なうことは許されない。安倍内閣が安保関連法案を提案できるのも自民・公明の議員が圧倒的多数で、絶対に乗り切れるからだ。この法案がいかに悪法であるかを明らかにして、次の選挙で法案を改正するのが議会制民主主義である。

 少数派はどうしたらいいのか。多数派になるしかない。そのためには有権者を獲得しなくてはならない。民主党議員のやり方では、ますます支持者を減らすだろう。首にコルセットをつけて現れた委員長の姿を見て、これで民主党はさらに凋落すると思った。もちろんこの姿は演出なのかも知れないが、そこまでさせてしまった自らの愚かさに気が付かないようならもう救いようが無い。

 ケイタイの盗難も胡散臭いと思うけれど、もし、民主党議員が持ち出したなら重大な犯罪行為だ。これも民主党を陥れる計略であるなら、そんな計略に嵌められる程度の民主党議員だったということである。政治の世界は誠に恐ろしい。私も最初の選挙の時、本人が意識的だったかどうか分からないが、応援者の間に亀裂が起きるような行為があり、それを見抜くことが出来なかった自分の甘さを痛感したが、これも相手組織の意図的な作戦だったのかも知れない。

 理想を言えば笑われるかも知れないが、政治はどこまでも論議で決めていく、そういう世界にしなければならない。そのためには政党が党内でしっかり論議するクセをつけるべきだろう。論議も出来ない政党は解散した方がいい。

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