友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

アメリカには民主主義が存在しない

2013年11月23日 17時53分08秒 | Weblog

 昨日、食事をしたお店で領収書をもらう時だった。その店の若いカミさんが、「今日はいい夫婦の日ですね」と言うので、「いい夫婦していますか?」と聞いてしまった。中学校のPTAの役員をしたりして、人望のあるダンナだ。それに驚いたのは領収書の宛名を「NPO‥」と書いたことだ。この店で食事をしたのは5年も前のことなのに、「よく覚えていますね」と感心すると、「新聞にも載った有名人じゃーないですか。いつもお忙しそうですね」と持ち上げる。このカミさんだから店は繁盛しているのだと知る。

 そうか、「いい夫婦の日」か。テレビを見ていたら、「生まれ変わったとして、現在の相手と結婚したいか?」という質問に、男性の50%近くが「結婚したい」と答えているのに、女性はその半分の25%くらいしかなかった。これをどう解釈したらよいのだろうか。男性は女性に遠慮して答えているのか、それとも「まあ、こんなものだと思う」と達観しているのだろうか。女性たちは、やはり満たされない日々と感じているのか、あるいは「もっとよい人がいるはず」と結婚に夢を抱いているのだろうか。

 昨日は「いい夫婦の日」であると共に、アメリカのテキサス州ダラスでケネディ大統領が暗殺された日でもある。私は19歳。新聞部の部屋で、「アメリカには民主主義が存在しない」などと話していたことを思い出す。ケネディの演説は印象的だった。ソ連とアメリカの両国民を意識して「人類共通の敵、すなわち圧政、貧困、疾病、そして戦争そのものとの闘いを」と呼びかけ、アメリカ国民に自己利益を超えて、自分の国のために働くように促し、「あなたの国があなたのために何ができるかではなく、あなたがあなたの国のために何ができるか」と述べた。

 後半の部分は、何でも国に頼るのではなく、国は私たちが作り上げるものだという強いメッセージだった。口先であれもやります、これもやりますと言う政治家ばかりを見てきたので、さすがに若い大統領は違うなと思った。しかし、何者かによって暗殺された。オズワルドの単独犯行とは全く思わなかった。ケネディの政策や考え方に反対する勢力による暗殺であるなら、アメリカには民主主義が存在しない。それが私の結論だった。

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