友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

テレビ局はなぜ主張を持たないのか

2013年11月27日 18時13分29秒 | Weblog

 風邪は治りつつあると思うけれど、今日は休むわけにはいかないので、無理を承知で出かけた。依頼主のカミさんが「皆さん、無理されないでね。水が無くて困っている家ではないですから。倒れられた方がよっぽど困りますから」と口酸っぱくして言われる。もちろん、倒れてもやる、そんな大それた気持ちはない。ただ、水が出るようにしてあげたいと思うだけだ。ポンプを設置し、水が出てくる時の満足感が忘れられないのだ。そのために井戸を掘っている。

 井戸が欲しいと言い出したのはダンナのようで、カミさんは「私はどうでもいいのよ」と愛想がない。どこの家でもそうだけれど、ダンナが口喧しい人ならカミさんはおっとりしている。カミさんが計算高い人ならダンナの方はのんびりしている。同じようなタイプの夫婦というものを余り見たことが無いが、おそらく結婚した当初は、「似たもの同士」だったのかも知れない。

 それが長い間、一緒に暮らしてくると似たもの同士ではいられなくなる。それが生活の知恵というか、自然と学ぶのではないだろうか。細かい神経の持ち主同士では、やることなすこと息が詰まる。おっとりした者同士でも、生活のためにはどちらかが切り詰め役にまわらなくてはならない。自然と棲み分けが出来てしなうように思う。

 NHK朝のテレビドラマ『ごちそうさん』の西門家の秘密が明らかになってきた。西門家のお父さんは妻を亡くした。幼い子どもいたので、後妻をもらった。ところが嫁に出した長女が嫁ぎ先の義母との折り合いが悪く、離縁されて戻ってきた。1つの家にふたりの女性がいるわけで、仲良くやってくれればよかったが、ふたりは常にぶつかり合い、お父さんはどうすることも出来ずに家を出てしまった。その後も長女と後妻の諍いは絶えることが無い。そこへ主人公が嫁に来てしまったというドラマだ。

 女同士は難しいとよく言われるが、男同士でも同じだろう。世の中、うまくいかなくなると何もかも狂い出す。昨夜、特定秘密保護法案は衆議院本会議で採決され、賛成多数で参議院に送られた。新聞各紙は法案に反対と表明していたのに、テレビで反対を述べたキャスターはいなかった。なぜ、なのだろう。テレビは新聞とは違い、「公共性が高い」と思っているのだろうか。テレビは新聞ほどの正確さがないと自ら思っているのだろうか。キャスターは自分の意見を持たない方がいいのだと、世論が求めているのだろうか。

コメント
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