見事なまでの秋晴れだった。空は青く澄み渡り、吹いてくる風は冷たいほど爽やかだった。しかし、太陽は容赦なく照りつけて暑かった。各地で運動会が行われた。我が家の隣りの小学校も今日は運動会で、運動場の周りの樹木の下には色とりどりのシートが朝早くから敷かれていた。入場行進の始まった午前9時の時はまだ、それほど観客席は埋まっていなかったけれど、学校へ向かう人々の姿は多く、次第に児童の数を越えると思われる人の数で埋まっていった。両親はもちろん両家のジジババがやってくるのだから当然なのかも知れない。
昨夜、「夏祭り慰労会」に出席していた人たちの大半も今日は運動会を見に行くと話していた。私たちの子どもの頃のような運動会になってきたのかも知れない。ご近所の人や知り合いが子どもを囲んで大きな輪を作って食事を共にしていることだろう。昨夜の慰労会は午後9時まで時間延長させてもらい、マンションに帰って来たのは10時少し前だった。大いに話し、大いに歌い、そして騒いで「楽しかった」と言い合っていた。マンションのエレベーターの前で、「これから2次会ですから」と言う。「えっ?そうなの?」と思っていたら、みんなで我が家へ集まるという算段らしい。
我が家が一番集まり易いのだから仕方ない。そうこうしているうちにそれぞれが家からお酒やおつまみを持ってきて、瞬く間に宴会の準備が完了した。飲み放題であれだけ飲んだのに、気分がいい時はもっと一緒に飲んでいたいものなのだ。そこで子どもたちを家に帰し、大人ばかりになってまたしても大いに話し、大いに飲むことになった。何を話したのかよく覚えていないが、勝手なもので、先輩が「お前はエライ。凄いヤツだ」と何度も言ってくれたことは覚えている。そんなこと、もっと前に言って欲しかった。今更もう何の役にもたたない。そうは思ったけれど、「そう言ってくださって、私の方こそ感謝ですよ」と言った。
仲間の内の一人にもうすぐ誕生日の人がいたので、誕生日のお祝いをしようということになった。その人が「アイスワインがあるから持ってくる」と家に取りに帰った。大学院生なのにワインバーの店を持ったという子がアイスワインを講釈し、コルクを抜いてくれた。みんなで1杯ずつ飲んだけれど、断然おいしい。ほんの一口しか飲めなかったことが悔しいくらいだ。我が家のワインをこの後で飲んでみたけれど、なんとまあ粗雑な味かと思った。とても飲めたものではない。やはり高いワインはそれだけの味わいを有しているのかと思い知らされた。
結局、みんなが帰っていったのは午前0時を越えていた。片付けも出来ずにバタンキューと眠ってしまったので、今日の午前中は宴会の後片付けに追われた。午後に人が来ることになっていたから、こぼしたお酒をふき取るために雑巾がけを行ったり、酒臭さを消すために香炉を焚いたりと忙しかった。運動会に出かけていった仲間たちは「お酒臭い」と孫たちに叱られていないだろうか。強い日差しを浴びて、バテテはいないだろうか。いやいや、みんな元気だ。いきいきしている。きっと大声で応援していたことだろう。
昨夜、「夏祭り慰労会」に出席していた人たちの大半も今日は運動会を見に行くと話していた。私たちの子どもの頃のような運動会になってきたのかも知れない。ご近所の人や知り合いが子どもを囲んで大きな輪を作って食事を共にしていることだろう。昨夜の慰労会は午後9時まで時間延長させてもらい、マンションに帰って来たのは10時少し前だった。大いに話し、大いに歌い、そして騒いで「楽しかった」と言い合っていた。マンションのエレベーターの前で、「これから2次会ですから」と言う。「えっ?そうなの?」と思っていたら、みんなで我が家へ集まるという算段らしい。
我が家が一番集まり易いのだから仕方ない。そうこうしているうちにそれぞれが家からお酒やおつまみを持ってきて、瞬く間に宴会の準備が完了した。飲み放題であれだけ飲んだのに、気分がいい時はもっと一緒に飲んでいたいものなのだ。そこで子どもたちを家に帰し、大人ばかりになってまたしても大いに話し、大いに飲むことになった。何を話したのかよく覚えていないが、勝手なもので、先輩が「お前はエライ。凄いヤツだ」と何度も言ってくれたことは覚えている。そんなこと、もっと前に言って欲しかった。今更もう何の役にもたたない。そうは思ったけれど、「そう言ってくださって、私の方こそ感謝ですよ」と言った。
仲間の内の一人にもうすぐ誕生日の人がいたので、誕生日のお祝いをしようということになった。その人が「アイスワインがあるから持ってくる」と家に取りに帰った。大学院生なのにワインバーの店を持ったという子がアイスワインを講釈し、コルクを抜いてくれた。みんなで1杯ずつ飲んだけれど、断然おいしい。ほんの一口しか飲めなかったことが悔しいくらいだ。我が家のワインをこの後で飲んでみたけれど、なんとまあ粗雑な味かと思った。とても飲めたものではない。やはり高いワインはそれだけの味わいを有しているのかと思い知らされた。
結局、みんなが帰っていったのは午前0時を越えていた。片付けも出来ずにバタンキューと眠ってしまったので、今日の午前中は宴会の後片付けに追われた。午後に人が来ることになっていたから、こぼしたお酒をふき取るために雑巾がけを行ったり、酒臭さを消すために香炉を焚いたりと忙しかった。運動会に出かけていった仲間たちは「お酒臭い」と孫たちに叱られていないだろうか。強い日差しを浴びて、バテテはいないだろうか。いやいや、みんな元気だ。いきいきしている。きっと大声で応援していたことだろう。