友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

人類は地球を滅ぼしてしまうのか

2011年05月11日 19時30分40秒 | Weblog
 エホバの証人となった友人が置いて行った冊子に、「人類はこの地球を滅ぼしてしまうのか」という見出しの記事があった。宇宙から見た地球は青と白のきらめく宝石だけれど、しかし、人間が地球を乱暴に扱ってきたので「住まいは損なわれている」が、こうした現状は2千年前に聖書の予言の中に予告されているそうだ。「これらの問題を完全に解決するのは、いかなる人間でもなく神であることも聖書に予告されている」とある。また、別のところでは、「神はなぜ悪と苦しみを許しているのですか」という記事もあった。記事には解決方法は書かれていなかったが、全知全能の神はそれゆえ、全てのものを造られ、許されているのだと私は思う。だから、どうされるかも神が決められることなのだ。

 今日は東日本大震災から2ヶ月目になる。テレビで見る限りでは復興に向けて進んでいるところと、未だに何も手が付けられないところとある。東京都の石原知事が「天罰だ」と発言してヒンシュクを買ったが、亡くなった人や被害を受けた人にすれば、私たちにどのような罪があるのかということで、全く配慮に欠けた発言である。人間の驕りが招いた災害だと石原知事は言いたかったのだろうけれど、上に立つ人はもう少し言葉に慎重でなくてはならない。だからと言って、菅首相の演説に多い「アー、アー、オー、オー」を聞いていると情けなくなる。自分の言葉で話せないほどこの人には信念がない。それがみんなに伝わってしまうのに、代わりになる人がいないことも情けない現状だ。

 世界の現実は、素晴らしい科学を人類は手に入れたのに、何一つとしてこれからの地球を救う術を見出せていない。いやむしろ、科学はいっそう人類に不安と混乱をもたらしているように私は思う。地震や火山の爆発や洪水や、これまでも人類は様々な災害に見舞われてきた。予知することまでは出来るようになったし、災害の後の復興も以前とは比べものにならない速度で行なっている。それでもやはり、自然には勝てない。神が私たちに求めているとしたなら、勝つことよりもどうやって生き残っていくかであろう。

 雨が降り続いているけれど、「恵みの雨だね」と言う人もいれば、「こんなに降ると心配」と言う人もいる。人はまず自分のことから考えるから、受け取り方も様々だ。それでも、互いを認め合う、互いを求め合う、そういう社会にしていかなくては生き残っていけないだろう。国境なんかいらないし、国家もいらない。軍隊もいらないし、原発もいらない。やがてはそういう社会が来るだろうが、これからは積極的にそういう社会を目指すことになるだろう。それが全知全能の神が造られたシナリオなのかは神が知るところで、不信仰な私はそう願っているに過ぎない。
コメント
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