みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

妙法ヶ岳

2014-03-19 | クラブ山行

クラブ報告

2014年3月16日(日)      天候 晴れ・曇り     参加者 24名

CL 細江さん
春半ばまだ寒さが消え去らない朝6:00の集合は身に堪える時間であったが、自分は途中の織部の里で待機集合(6:40)し同乗する。
               霞立つ霊山の里まだ醒めす
 横蔵寺はまだ眠りの中に霊気を漂わせて沈んでいた(寺は平安前期の803年頃に伝教大師最澄によって開創された)。
 
7:00頃CLの挨拶後準備体操、A班、B班の二班編成グループ登山となる。登山口は、山門脇の赤い橋を渡り、崩れかけた木の階段をA班より順に登る。右側にはせせらぎが聞こえる小川、前景には霞に包まれた霊山の小路が整えられていた。この一帯は東海自然歩道「いこいの森」として親しまれ登山道は整理され春には桜、秋には紅葉と親しまれている処である。
 つづら折りの急登を登り始めると、滲み出る汗を拭きながらの登りとなる。登り始めてまだ間がないのにも関わらず休憩時間が待ちどうしい。今か今かと待ちながら、約40分かけて漸く仁王門跡の展望小屋に着く。木々に囲まれた展望小屋は展望悪く休憩のみ、近くには旧横蔵寺の仁王門跡土台石が残っており古の歴史を感じさせる。
 
前方の二俣の道を右に折れ、なだらかな登り道を数分進むと、横蔵寺旧本殿跡に出る。最盛期には、38ケ所の堂宇や多数の末寺があったと言われる横蔵寺霊域である。この痕跡は今も怪しげな霊位が感じられる所でもあり、その昔、織田信長時代に焼き討ちに遭い衰退したと言われる歴史的な場所ある。
          白梅や怨霊聞ゆる堂の跡
今も堂宇等の石垣、土台石や井戸等の痕跡が見られる中を、シャクナゲの木が生い茂る道を登り、下ると整理された林道出会いに出る。
 道脇には休憩用の木製のベンチがあり、案内板には妙法ヶ岳まで3.4Kの表示されている。小休憩後(8:55~9:00)、林道より左側に「妙法ケ岳への案内板」がある登山道に沿って登る。数分後急登を登り終えると、展望ベンチの有る高台(606M)に着く、展望が悪く三角点のみ確認し、小休憩後(9:16~9:20)すぐ下る。
 
妙法ヶ岳へは小さな登り下りを数回くり返しながら、僧侶の修行道を花も無い、視界も悪い尾根道を進む。花を咲かせたのは「女性達の洒落た話」に耳を傾けながら楽しい道中であった。10:30頃、木々の間より待望の鉄塔がチラチラと見えるが、その前に一度下りがあり、長い木の階段を登り切った所に待望の鉄塔に出る。
 本日初めての眺望が開けた場所であるが、視野悪く微かに南西方面に伊吹山、池田山への山なみ、西北方面には小津権現山、花房山等が北には魚金山が微かに見渡せる程度。何時もの冬季の澄んだ晴々さは感じられない。PM2.5の影響が有るのか?・・・。   
 展望が良くないので、すぐに妙法ヶ岳山頂に直行する。10:55頃「686.9mの妙法ヶ岳」に着く。なだらかな山頂広場は木々に囲まれ展望悪く、三等三角点は道幅の中にあった。
 記念写真を早々に撮り食事とする。長い道のりを乗り越え、ほっとした安堵感の顔は綺麗だ?・・・貴女も貴方よ・・・。今日のハイライトは楽しい昼食タイムである。輪になって弁当を開く笑顔。年を感じさせないチャーミングな若さ・・・何時も山行仲間は魅力的だ。
 配車担当者達は11:30頃、横蔵寺へバスで戻る為に早めの下山となり、本体は11:50頃、檜や杉林の急登な丸太の階段道を慎重に奥の院に下る。院の手前には枯れることなく流れ落ちる滝があり、展望も良く華厳寺の門前街、長閑な本巣の風景などが望まれる。
 12:12頃奥の院に着く。院は僧の修行の場であり生活の場でもあるとのこと、飲み水やトイレもあり暫く小休憩する。
          修行僧谷間に響く梅の里
  奥の院から参道を下る道の脇には、小さなお堂(地蔵さん)が数メートル置きにぽつんと侘しげに祭られていた。道は岩場で険しく足もとに注意しながらの下山となる。香の香りが鼻に付く頃(13:05)満願寺・谷汲華厳寺に着く。「谷汲山華厳寺」(平安時代・798年創建)は西国三十三ヶ所観音巡礼札所であり、仏の心が身を包んでくれる様な安堵感を感じた。
 
長い参道を抜け、13:30頃「満願の湯」へと下り着く。CLさんの挨拶後、解散となる。役員の方達のご協力、御苦労さまでした。楽しい一日有難うございました。
平凡なコースと思っていたが歴史的にも魅力ある楽しい巡礼コースであった。
                                                        (記録担当 堀越さんの報告より)
                
                                                                  (スライド写真提供 須田Kさん)  

       
                                                                                                                      (地図提供 須田Kさん)
コースタイム
関6:00 == 織部の里6;45 == 横蔵寺登山口 7;05~7:20 ・・・王門跡 8:00~8:10・・・林道出会8:55~9:05・・・606M展望場9:15~9:20・・・鉄塔10:44~10:50・・・妙法ヶ岳10:55~11:40・・・奥の院12:10~12:20・・・華厳寺13:00~13:15・・・満願湯13:30~14:30=織部の里==関15:30


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