みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

金北山(1,172.1m)2024.5.5(日)~6(月・祝)

2024-05-15 | クラブ山行

 

 

 


クラブ山行報告

2024年5月5日(日)~5月6日(月・祝) 天候 5日 晴れ 6日 曇りのち雨 参加者10名(女性6名 男性4名)

CL 泉谷さん

感想・雑記

 夜明け前の午前3時、参加者の多くは寝不足状態で全員集合、2台の車に分乗し、新潟港を目指す。
新潟港までは、美濃ICから新潟西ICまでの大半が高速道路を走行するルートで、約5時間半の長距離。新潟港では、予約により往復の乗船券をスムーズに購入でき、
カーフェリーおけさ丸の2等船室に乗船した。
船内には多くの観光客で賑わう中、参加者は船内の散策や甲板からの景色を楽しんだり、早々とビールで乾杯、観光気分で盛り上がったりと思い思いの時を過ごした。
 また、着港がお昼時となるため、船内で昼食を済ませ、船室の絨毯を活かして柔軟体操。
柔軟性を競い合いながら登山の準備を整えた。新潟西港に入港後、
ドンデンライナーバスの発車が10分後であるため、SL引率の下、迅速に移動し予定通りのバスに乗車することができた。
新潟西港では、「港まつり」開催により、獅子舞や神輿などの歓迎ムードが溢れていた。
港を後にしてドンデンライナーに揺られること20分、アオネバ登山口近くのバス停で下車。
ザックと靴を整えて、いよいよ金北山縦走のスタート。直後から、道路脇にはお花が咲いており、早くもお花の勉強会の始まり。
 アオネバ登山口(標高300m)からアオネバ十字路(標高766m)までの梅津川渓谷沿いは、新緑が美しく、川のせせらぎや鳥のさえずりを聞き、
ホウチャクソウ、ナルコユリ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、カタクリ、ニリンソウ、ザゼンソウ、サンカヨウ、ミズバショウなど多くのお花に癒やされる。
風の通りが少なく、とにかく蒸し暑い、何度も水分補給のために休憩をとり、標高を上げていく。
今回の山行で楽しみにしていたシラネアオイも蒸し暑さでぐったり、これから先に期待し、歩を進める。
 残雪が現れた時には、雪を掛け合うなどクールダウンをした。
ドンデン池のほとりではミズバショウ、アマナの群生、椿越峠からは両津湾の景色、
そして今回初のピークとなる尻立(ドンデン)山に登頂し、SLのカメラマンによるお尻を立ててのポーズで集合写真、思い出の一枚となる。
 その後、今夜のお宿「ドンデン高原ロッジ」に16時5分到着。部屋は男性と女性に別れ、荷を降ろす。
このロッジは、車両でもアクセス可能な場所にあり、入浴ができ浴衣やアメニティーも備えられて旅館気分を味わえる。
夕食18時までの入浴を済ませ、食前酒を片手にロッジからの景色を楽しんだ。夕食は食堂でバイキング形式、
40分程度の時間制限で退出を迫られ、まだまだお酒も会話も不十分、女性の部屋で賑やかな反省会で盛り上がった。
翌日は、6時出発に向けて起床、朝食用のおにぎりを受け取り、部屋やデッキで朝食を済ませる。
出発前には各自ストレッチをし、下山まで9時間14kmの長丁場、登山再開する。
曇り空の下、ロッジを出発し、昨日通過したアオネバ十字路を経由、マトネを目指す。
早朝の爽やかな気候でシラネアオイ、サンカヨウ、オオミスミソウも元気に開花し楽しませてくれる。
 登山道には、絶えることなくお花が咲いており、百花繚乱。マトネから、真砂の峰までは、真砂の芝草原やザレ場のある稜線を両津湾と真野湾を眺めながら、快適に歩く。
歩き始めて3時間、真砂の峰では、某TV番組を真似て、タムシバのハーブ茶で一息、目指す金北山を背にして写真撮影を楽しむ。
その後もアップダウンの繰り返し、いもり平、天狗の休場を経て、残雪で埋もれた役の行者堂跡、池のほとりにモリアオガエルの卵がある鏡池へ、
小雨が降り始めるとCLさんは、空に向かって神頼み。暫くすると小雨も止み、あやめ池を通過し、
金北山の直下の残雪の壁をロープやストックで慎重に登り上げて、佐渡島の最高峰・金北山に登頂した。
山頂には、金北山神社があり、両側には廃墟の様相をした防衛省の施設。
 強風では早々に写真撮影を終え、施設の傍らで、景観を楽しみながら、昼食を取る。
金北山からは防衛庁管理道路を辿り、山頂の防衛施設を右に巻いて妙見山へ、最後のピークを無事登頂、感無量。
後は、金北ライナーの出発時間までに白雲台の交流センターまで下山するのみ。下山は、おしん新道ハイキングコースを下る。
下り始めてまもなく予期もせず雪渓が現れた。
ゴールまで後少しと気が緩んだところで緊張が走る。薄いトレースはあるが、ストックが必要なくらい気が抜けない傾斜。
ストックを頼りにキックステップで慎重に下る。全員が無事に下りきりCLさんSLさんは一安心。
新緑が美しいブナ林を通り抜け、バス発車の1時間半前に白雲台に無事下山した。登山としてはこれで終了。
バス発車までは、交流センターでコーヒーを飲みながら、職員から佐渡の自然についてのお話を伺い縦走の余韻に慕った。
 佐渡は、植物に影響する動物が少ないため、「花の楽園」、期待していたサルメンエビネは登山道では発見できない幻のお花だそうだ。
バスが到着、16時5分にバスに乗り込んだ直後に雨が降り出す。登山中に雨に降られず、下山できたことは、CLさんの神頼みのおかげだろうか、感謝。
17時10分両津港に到着、佐渡のお土産を購入し、高速船ジェットフォイルに乗船、19時30分新潟港を出発し、
途中米田PAで夕食、25時30分運転手2名の安全な運転で、無事帰路に着いた。
春爛漫の金北山縦走を満喫することができ、CL、SLを始め諸役の皆さま、ありがとうございました。

(記録担当 M・Cさんの報告より)

コースタイム

5/5(日)

関3:00==美濃IC==松ノ木峠PA(トイレ休憩)==有磯海SA(トイレ休憩)==名立谷浜SA(トイレ休憩)==栄PA(トイレ休憩)==
新潟西IC==新潟港8:30~9:25(カーフェリー)~~両津港着11:55==ドンデンライナー(バス)12:05==
アオネバ登山口12:20・・・アオネバ十字路14:15・・・椿越峠15:20・・・ドンデン山15:35~15:50・・・ドンデン高原ロッジ16:05(泊)

5/6(月)

ドンデン高原ロッジ6:00・・・アオネバ十字路6:40・・・マトネ7:25・・・石花越分岐7:50・・・真砂の峰

9:25・・・いもり平9:35・・・天狗の休場10:20・・・・役の行者11:00・・・鏡池11:10・・・あやめの池11:25・・・縦走路分岐・・・
金北山11:55~12:55・・・妙見山14:10~14:30・・・白雲台15:00==金北ライナー(バス)16:30==
両津港着17:55(ジェットフォイル)~~新潟港19:02 == 新潟西IC==米山PA(トイレ休憩)==美濃IC==関 1:30

 

(写真担当 S・Yさん)

 

(地図提供 A・K)

(地図提供 A・K)

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