みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

猿ヶ馬場山(1875m)(2023.3.12)

2023-03-20 | クラブ山行

 

クラブ山行報告

2023年3月12日(日)  天候 晴れのち曇り  参加者 10名

CL 可児さん

記録・雑記
 5:36に駐車場をスタート。夜明け前のうす暗い中を歩み始める。蛍の群れのようにヘッドライトをポーポーさせて歩んでいるといつの間にか夜は明けていた。
 白川郷合掌造りの寺院の脇から林道に入り雪道を進むが、前々日の雨と前日の温かさのせいか、雪がみぞれまじりでビチャビチャのズボズボ状態。林道出合に着いたのが7:50。ここから急登が始まる。長い長い旅路の始まり。
 ズボズボ沈みながら登っていく、雪質は標高が上がるにつれて良くなっていくが、それでも温かさで雪が柔らかくなっている。ずぼずぼと沈むは沈む、ワカンが必要な程ではないが、たまにズボーンと填る。初めは楽しかったが直ぐに嫌気がさした。気まぐれに強風が舞い込んだが、気温は温かい。薄手の指無手袋でも冷たくない。汗をかく。のどが渇く。登っても、登っても急登は続く。脚が攣って、ふくらはぎはピクピク、つま先はヒクヒク攣る。思うように足が動かない。ペースは落ちる。
 ハードで長時間山行と覚悟はしていたが、幻想的な雪山の風景の中、雪と戯れたい、霧氷が見みたいと空想だけが先にいってしまっていた。夢見心地だった。ああ、来るべきでなかった…お馬鹿な私と心が折れそうになった。帰雲山の手前辺りから傾斜は緩やかになり雪化粧した山並みの風景が垣間見えるようになった。山並みをみても疲れすぎて味わえない。
 やっとのことで帰雲山にたどり着く。時刻は10:30。緩やかになったとはいえまだまだ遠き道。このまま無理して帰らぬ人になったらどうしようと不安がよぎる。せっかく来たのだからと思い直し、歩みを続ける。相変らず脚はピクピク痙攣している。山頂はまだか…歩けど歩けど、なかなかたどり着かない。もう嫌~って思った頃、やっとやっとのことで頂上に到着。12:30になっていた。
 なだらかな広い山頂は、北アルプス、白山連邦などの大展望だが、疲れすぎて風景を楽しむ気力も無。このまま冷凍人間になってもいいから一眠りしたかった。しかしこの暖かさでは逆に腐る。昼寝はやめよう。
 温かいものを食べ胃袋が満たされたら体力は回復した。Kリーダーがお手製の猿ヶ馬場山の山名板を設置。予定より遅れているため山頂滞在時間30分で下山開始。
 下山もビチャビチャ、ズボズボしながら進む。アイゼンを装着しているので夏山の下山よりは楽だが、脚はピクピク痙攣が続く。帰雲山付近・・林道出合15:30・・白川郷・・登山終了が17:00。冥土には行かず、無事に俗世に戻れました。一緒に登ってくださったメンバーの皆様有難うございました。リーダー、運転手さんお疲れさまでした。

(記録担当 森Ⅿさんの報告より)

コースタイム
関3:20==美濃IC==松ノ木峠P==白川郷IC==道の駅白川郷5:00==駐車場5:15 登山開始5:36…であい橋…八幡神社登山口…林道出合(1060m)7:50…帰雲山10:30…猿ヶ馬場山12:30~13:05…帰雲山…林道出合15:30…八幡神社…であい橋…駐車場17:00

(写真提供 古谷さん)

(GPS軌跡提供 古谷さん)


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