クラブ山行報告
2020年11月15日(日) 天候 晴れ 参加者 20名
CL 圓戸さん
例年の岩登り講習会は、クラブの標準装備の使い方と北アルプスなど標高の高い山になると度々現れる岩場を安全に通過できる技術の習得を目的に行われています。
関市役所に集合して、創造の森に向かいました。駐車場に到着し、それぞれ必要な装備を身に着け、元気な若手の方々がロープを担いで下さり、講習場所に歩いていきました。
最初はログハウスの前の広場で、Y講師が基本的なロープワーク(エイトノット、ムンターヒッチ、クローブヒッチ、クレムハイスト等)を説明され、各グループで確認、実施をしました。
9:45から実際の場で覚えたことが使えるように、第三ゲレンデに向かいました。トップロープで確保してもらいながら登り、下りはロープで安全を図りながらクライムダウンする練習を一人ずつ行いました。
お昼になったので、まだ練習できない人もありましたがとりあえず、昼食を摂ることになりました。
12:30から午前の練習が出来なかった人はその場で練習し、その他の人は2ピッチに向かいました。午前の練習中にトラバース用、登攀用、下降用のロープを張ってもらっていたので、午前中に練習していたクレムハイスト、ムンターヒッチを使って懸垂下降をしました。平らな所でセットするのと違って、足場の悪い高所でセットするのは緊張感でなかなかうまくいきません。何度も繰り返し練習することが大事だと思いました。
会の標準装備の簡易ハーネスで、急な岩場を懸垂下降するとシュリンゲが体に食い込み、その痛さが懸垂下降を難しくしている一因のような気がします。
15:00荷物をまとめ、下山しました。ログハウスの前に集合して9ミリ4メートルのロープを使ったシットハーネスの作り方を教えて頂きました。講習の間そのシットハーネスを付けていた方々が、簡易ハーネスに比べて安定感があり、痛さも無いと言われ、シットハーネスを推奨したほうが良いのではないかと話し合われました。
今回の岩登り講習会は、本来なら5月に1回目が行われていて2回目になるはずでした。5月の講習会が中止になっていたので、昨年の5月以来になりロープワークも久しぶりの方もありました。月に一度程度やっていても忘れることもあります。ロープワークなど最近はインターネットでも見ることが出来ますので、ロープやカラビナをリビングにおいて練習すると良いと思います。
(記録担当 中島Mさんの報告より)
コースタイム
関市役所7:30==創造の森8:00・・講習会終了15:30==関市役所16:00
(写真提供 須田Kさん)