ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

青もみじが眩い「真如堂」。大文字山を望む庭園などで過ごす静かな午後

2021-06-04 | 京都

「だれもいない~」と、緊急事態宣言延長中の京都。ミモロが訪れたのは、秋の紅葉の名所で知られる「真如堂」です。


秋、鮮やかな紅葉が彩る参道は、今、新緑の青もみじが瑞々しい景色を作っています。
でも、そこに人の姿はありません。「なんかもったいないみたい~ミモロ、独り占めだよ~」と言いながら参道を進みます。


「すごく気持ちいいね~」

ミモロは、参道に枝をのばす楓の緑をまぶしそうに見上げます。

「真如堂」は、正式には「真正極楽寺」という天台宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来。境内には、三重塔が聳え、本堂は、京都市内の天台宗本堂として最大規模を誇ります。


「本当に緑がキレイ~」そこには、木々の息吹が感じられ、初夏の自然のパワーが…

「わ~立派な木が薄緑の葉できらめいてる…」とミモロが見上げたのは、「菩提樹」。

「この木の下で、お釈迦様、お休みになったんでしょ~」と。爽やかな風が渡る木蔭の気持ちよさ、思わず深呼吸。

さて、本堂の阿弥陀如来さまに参拝後、ミモロは、500円納め、庭園を拝観することに…。
係の方に拝観のポイントを伺ったあと、トコトコと庭園がある本坊へと渡り廊下を進みます。


本坊の座敷には、狩野派の襖絵など拝観しました。

そして、本坊の見どころは、周囲にある庭園。
「わ~りっぱなお庭があるんだね~」と、実は、何度もここに参拝しながら、お庭には行ったことがなかったミモロでした。


白砂と苔が美しい枯山水の庭園「涅槃の庭」造園家 曽根三郎氏が1988年に手掛けたもので、お釈迦様の入滅をテーマに、お釈迦様と弟子たちの姿を石組などで表現しています。

流れるよな白砂の模様は、ガンジス川を描いたものだそう。

南から東に広がる庭の東側は、比叡山や大文字山を借景にした広がりのある庭。

「ここから、五山の送り火拝みたいね~」とミモロならずとも思ってしまう景色です。

その景色をしばらくじっと眺めるミモロ。だれもいない本坊の静寂のみがミモロに寄り添っています。


それから廊下を進み、もうひとつのお庭「隨縁の庭」へと移動します。
「ここ?わ~全然さっきと違う感じのお庭だ~」とビックリしたミモロ。

白、茶、黒の砂がモザイクのように組わされたモダンな感じの庭は、作庭家 重森三玲氏の流れを引く重森千青氏が2010年に設計。

「へぇ~割と新しいお庭なんだ~」とミモロ。重森三玲氏の庭好きの方には、ここもやはり見逃せないもの。

だれもいない本坊・・・なんと贅沢な時間でしょう。緊急事態宣言の今、密にならずお散歩が楽しめるすばらしい場所が多いのは、京都に住むミモロにとっては、ありがたいこと。

「さぁ、次はアジサイ見に行こう~」と、再び本堂へと戻るミモロです。


*「真如堂」の詳しい情報はホームページで


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