花菖蒲の季節になると、ミモロが必ず1度は訪れるのが、東山「南禅寺」そばの「野村美術館」の西側です。
「わ~今年は、すごくいっぱいお花咲いてるね~」と、道路から、背伸びして中を覗くミモロです。
この界隈は、昔、財閥や大阪の豪商などが次々に別荘を建てたエリア。今も、当時のオーナーから引き継いだ企業などが管理する趣ある別邸があり、春の桜の時期は、枝垂れ桜が美しいエリアとしても知られています。
花菖蒲が美しいのは、現在の「野村グループ」が所有するもので、大正期から昭和初期に実業家、2代目の村徳七が京都の別荘として建築。数寄屋造りの別邸は、国の重要文化財に指定されています。
内部の庭園は、この界隈の多くの邸宅を手掛けた作庭家 七代目小川治兵衛によるもの。
「でも、中入れないし…でも、絶対素晴らしいお庭なんだろうなぁ~」と一般には公開されていないので、ミモロは、入口の池の部分から中を覗くしかありません。
それでも南側から見ると、艶やかな花菖蒲が眺められます。
「ここのゲストにならないと、中は見れないんだよね~」と、一般ネコのミモロは、残念そう。よほどのVIPでないと、見学は無理。
「見てみたいなぁ~」と、叶わぬ夢を抱くミモロでした。
まぁ、入口から拝見しましょう。
さて、5月下旬から6月初旬にかけて、京都の町を流れる白川、また哲学の道の疏水、上賀茂神社エリアなど、キレイな水が流れるエリアでは、蛍が見られます。
ミモロは、三条白川の橋の上から、蛍を見物。
「あ、あそこ光ったよ~」と、白川に伸びる木々の枝先に小さな光がきらめいています。
橋の上には、大きなレンズのカメラを構えた人たちなど、結構大勢の人が、じっと蛍を見つめています。
残念ながら、ミモロのカメラでは、うまく撮影できず、お見せできません。う~残念…。
「今年は、去年より、蛍たくさん飛んでるみたい…」とミモロ。観光客が少ない今、車や大型バスの数が激減したためか、京都の町全体の環境が改善されているとの噂も…。
コロナ禍え、人の流れが抑えられていることは、自然にとってはいいことなのでしょう。確かに空気もいいような…。
白川を琵琶湖疏水方向に進み、立ち止まっては、川の様子を見つめます。
「あ、あそこにも蛍がいる~」と小さな声でそばにいる友達に伝えます。
今年は、白川の北のエリアにも蛍がいっぱい‥。
近所の人を中心に蛍を見にくる人たち…蛍を脅かさないように、静かに歩き、声も出しません。
「これって、コロナ対策にもなってるね~」と思うミモロ。
「ミモロちゃん、そのままじっとして…」と、小さな声でミモロに話しかけるお友達…
「え?なに?」と、キョロキョロするミモロ。「じっとそのまま…」
「あれ?なんか頭が明るい…」と、顔お動かさないように目だけ上に動かします。
そう、ミモロの頭に、蛍が一匹止まったのです。
「動いちゃだめよ~」とお友達。「うん…」頭を動かさないように答えます。
「逃がしてあげて…」とミモロ。お友達は、そっとミモロの頭に手を近づけると、蛍はヒラリと飛んでゆきました。
どうも、ミモロの毛並みは、蛍が止まりやすいよう…。
夜の闇に浮かぶ小さな光…こんな町中でも蛍が見られる京都って素敵です。
「また、来ようね~」とミモロ。蛍が飛ぶと、「夏だね~」という思いもいっそう高まります。
全身毛皮のミモロ…毎年、夏の暑さは厳しいよう。
そろそろ熱中症にも気をつけなくてはいけません。
「オリンピック、すごく暑そうだね~。コロナももちろん怖いけど、日本の夏の暑さも猛烈だから、海外の選手大変そう…」と思うのは、きっとミモロだけではないはず…。
京都では、気温が高くなると、「暑さのため、不要不急の外出は控えてください~」と広報車が町を巡回することも。
「う~今年の夏も、暑いんだって…」と今から暑さが怖いミモロなのでした。
どうぞ皆様も充分、コロナと共に熱中症にもお気をつけくださいませ~
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