京都からJR北陸本線などで約1時間1半。新幹線を使えば40分弱で行ける琵琶湖東側の長浜は、秀吉が城を築いた城下町。歴史ある町並も残る風情ある町です。
2月のある日、ミモロはお友達に「梅の盆栽がたくさん展示される『長浜盆梅展』が開催されているから行かない?」と誘われました。
「へぇ~梅の盆栽…行く行く!」ともちろんミモロは即お返事。
長浜駅から徒歩3分ほどで会場である「慶雲舘」に着きました。
「慶雲舘」は、明治20年に、京都行幸に際し、明治天皇がお立ち寄りになる場所として、長浜の富豪 浅見又蔵氏が建設した長浜の迎賓館。その時、天皇に同行した伊藤博文が命名したもの。総檜造りの品格漂う建物は、地元の宮大工 平山久左衛門の手によります。現在、市が管理し、市民の文化交流の場として活用されています。
また明治45年に整えられた池泉回遊庭園は、京都の造園家、七代目小川治兵衛によるもので、国の名勝に指定。大きな石灯籠などもいろいろ見ごたえが…。
「へぇ~こういう場所で梅の盆栽展するんだ~すごくピッタリだね~」とミモロ。
さぁ、会場に行きましょう。
玄関に出迎えたのは、なんとも立派な梅の盆栽。ミモロのサイズから、その大きさがわかります。
座敷に進むと、そこにはズラリと立派な梅‥。
「え~盆栽っていうから小さいかと思ったら、すごくデカイ!」と、その大きさに圧倒されるミモロでした。
さて、この「長浜盆梅展」は、昭和27年から始まり、今年で70回目。毎年、約300鉢の中から開花時期に応じて約90鉢を座敷に展示するのだそう。
中には、高さ3mの巨木や樹齢400年という古木も…。
「すごすぎる~」と言葉もなく、巨大な梅を見上げるミモロです。
庭に植わる梅の木と違い、ここに出展されている梅は、1年を通じ、さまざまなお世話がなされた一種の芸術作品。一般的な小さな盆栽とは異なり、繊細さの中にダイナミックさを感じます。庭に植わっているような大きな梅の木が、なんと鉢にあるとは、驚きです。
1月9日から3月19日まで開催する「長浜盆梅展」の会場には、12月に梅の鉢が搬入され、開催期間中に見事な花を咲かせるように、水やり、温度・湿度管理など、多くの人によりたゆまぬ作業が行われます。
「わ~この梅、すごく幻想的~」とミモロが見とれたのは、漆の床に花が映り込んだ景色です。
盆栽は、人の手により、大自然の美を鉢や盆の中に表現する日本の誇る文化芸術。例年なら多くの外国人観光客も訪れる展覧会です。
会場には、喫茶ができるスペースや地元の産品を販売するショップも。「この梅酒美味しそう…」
「う~草餅もいいなぁ~」と、いろいろ見て回るミモロです。
「ミモロちゃん、楽しめた?」とお友達。
「うん、もうビックリしちゃった~あんな大きな盆栽みたことないもの~感激!」とミモロ。
「毎年、開催されてるんだ~隣りの京都にいるのに、今まで来たことなかった~」京都から日帰りで来れる長浜…そこにはまだまだ魅力的なものがいっぱいありそう…。
「梅の盆栽いかがですか?」と会場では盆栽の販売も…。
「うん、これが、あのサイズになるには、一体何年かかるんだろ?」と、気が遠くなるミモロでした。
「これも大きいね~」敷地内にある力士の石像。
いつものようにマネをするミモロでした。
ともかく堂々とした風格漂う梅の盆栽。一度はぜひご覧になってはいかがでしょ?
さぁ、次は、町のシンボル「長浜城」に行きましょう。
*「長浜盆梅展」の詳しい情報はホームページで
<ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで