ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

明智光秀と秀吉が対戦した「天王山」へ。まずは、山の麓に位置する「小倉神社」に参拝

2021-02-04 | 歴史・史跡

NHKの大河ドラマ「麒麟が来る」もいよいよ最終回が迫っています。本能寺で信長を討った明智光秀が、中国地方から戻った秀吉と対峙する「山﨑の戦い」の舞台となった「天王山」へ、ミモロは、長岡京市に住むお友達の案内で出かけることにしました。

歴史に詳しいお友達がまず案内してくれたのは、天王山の麓にある「小倉神社」です。


「小倉神社」は、京都の西、大阪府とも近い乙訓郡大山崎町にあります。創建は、養老2年(718)とされ、平安遷都の折には、御所の鬼門除けとされ、嘉祥3年(850)には、正一位の神階を賜ったという歴史ある神社なのです。


「わ~参道長い~大きな神社なんだ~」とミモロは、参拝者がいない参道を進みます。


乙訓エリアは、竹林が多く、春はタケノコの産地として知られるところ。神社も竹林や木々に覆われたよう…。静寂が参道を包みます。

社殿に近づくと…「あ、甘酒の接待だって~」と、ミモロがまず足を止めたのは、仮設テントの前。2月3日に訪れたので、まだ節分の接待が行われていたのです。

さっそく甘酒を頂きます。「今日は寒いから体冷えちゃった~これから参拝する前に温まろう~」と。

生姜風味のほんのりとした甘さがミモロを温かく包みます。「美味しい~」とうっとり。

甘酒を頂き、いよいよ参拝か…と思うと、その前に、「これなんだろ?」とミモロが興味を抱いたのは、杉の葉と根でできたお札のようなもの。

「この辺りは、農家が多いので、農産物が健やかに育つようにお願いするものなんですよ」とお友達。

「牛王」(しるしの杉)という授与品は、本来、田植えの時期に豊作を祈願するものだそう。今は、1年の豊穣を願い神棚に飾るものに。

まだ新年の雰囲気が残る境内には、大きな絵馬も飾られています。


さて「小倉神社」のご祭神は、武勇で知られる武甕槌神(タケミカヅチ)さま

そのご利益を求め、秀吉が山﨑の戦いの前に勝利を祈願したのだそう。

以来、勝負運や武芸上達へのご神徳を求め多くの武将の参拝が…。

勝利を納め、天下人となった秀吉は、その後、毎年米3千俵を寄進。明治維新まで、神社の納める土地は、なんと6万坪におよぶ大きな神社だったのです。

京都の西に連なる山々の麓にある神社には、清らかな水も湧き、農業を守る水の神様としても崇敬されているのです。
 
亀が並ぶ大きな手水…「今は、水出てない~」

さぁ、社殿に参拝しましょう。
木々にすっぽりと抱かれた社殿は、三間社流造の品格ある佇まい。


「無事に天王山の山登りができますように~」と祈るお友達のそばで、ミモロもいっしょに祈ります。


さぁ、いよいよ天王山山頂を目指し、山道へ向かいます。

「頑張らないと~最近運動不足だし~」と張り切るミモロですが、思ったより急な山道

「あれ?遅れちゃった~」気づけば、かなり遅れがち…・

「ミモロちゃん、がんばって~」とお友達に励まされて、「うん、ヨイショ~」と険しい山道に挑むミモロでした。


がんばれミモロ…まだ天王山の山頂は遠い…


*「小倉神社」京都府乙訓郡大山崎町円明寺鳥居前83 境内参拝自由 阪急京都線「西山天王山駅」徒歩22分



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