京都で歌舞伎が行われる南座から、四条通を挟んだ北側に「永楽屋細辻伊兵衛商店」の祇園店があります。
ミモロは、4月の初旬の夜、そのお店に出掛けました。「今晩、レセプションがあるんだって…」と、お呼ばれしていたミモロは、楽しみに足取り軽くトコトコと。この日は、あの人気の歌舞伎俳優、市川海老蔵とのコラボショップオープンのレセプションがあったのです。
お店の一番奥にできたコラボショップ。
そこには、歌舞伎の名門、成田屋の大11代目市川海老蔵をイメージさせるエビと寿のデザインなどが、染め抜かれた手ぬぐいなどが、並んでいます。
「キャーエビ様、美しい~光源氏なんだもんね~」ショップにある等身大と思われる看板。実は、現在4月21日まで、南座で、「市川海老蔵特別公演 源氏物語」が行われ、それに合わせ、このショップもオープンに。
「あ、ミモロちゃんいらっしゃい…」と迎えてくださったのは、「永楽屋細辻伊兵衛商店」の14代目のご店主、細辻伊兵衛さん。お決まりのポーズで、
「永楽屋細辻伊兵衛商店」の始まりは、なんと織田信長の御用商人として呉服を商っていたという長い歴史。江戸時代の元和元年(1615)に綿布商となり、以来、400年続く老舗です。
特に、町家手ぬぐいは、現在も大人気の品。
明治、大正、昭和初期などのレトロモダンなデザインは、今も、京都を訪れる人に大人気なのです。
そんな京の老舗と歌舞伎の名門の夢のようなコラボが実現。さまざまな素晴らしいご縁によって、結びついたショップ…素敵な品々が、いろいろ作られ、歌舞伎ファンには、見逃せないショップの登場です。
「わーフワフワで気持ちいい~」
エビさまマーク入りの小型のブランケット。「これ歌舞伎見物に持って行くと、おひざが温かいかも…」
お弁当を包むのにぴったりサイズの綿の布。
「こううな風にも使えるかも…」う~それは、ミモロだけでしょ…。
包み方を工夫するとティッシュボックスカバーにも。
「ミモロちゃん、上に飲み物なんかあるから、楽しんで行ってくださいねー」との細辻さんの言葉で、ミモロは、2階へ。ここは、通常、パンケーキなどが味わえるティーサロンになっています。
「あ、いろいろ美味しそうなものがある…」
「これが評判のパンケーキ…?」「わーフワフワで美味しい…」食べやすいように、小さく切り分けられたパンケーキ。
「通常は、丸ごとたべられるんですよ~」
とお店の方。
「え~絶対、また食べに来まーす。だって、一切れじゃ、食べたりないもの…」と、食いしん坊のミモロ。
「えーこの子が、京都で人気のネコのミモロちゃん?」と、レセプションに出席しているゲストの方々。
レセプションの会場は、明るい笑い声と、ステキな笑顔にあふれていました。ミモロは、みんなに可愛がられて、うれしくてたまりません。「また、ゆっくり来なくちゃねー」と。
ぜひ、京都に行ったら、立ち寄りたい、魅力的なコーナーの誕生です。
*「永楽屋細辻伊兵衛商店」の詳しい情報は、ホームページで。祇園店 京都市東山区四条通大和大路東入ル祇園北側 電話075-532-1125 11:00~22:30 日曜10:30~ 無休
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