蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

アラフォー女性の結婚・考察

2012-11-18 | 人生

毒がたっぷりで、吸い寄せられる○○○道。
どうして気になるのか、自分で分析してみた。

「相手を探しているアラフォー女性、
自分の女性としての価値は、確実に落ちているという現実を自覚せよ」

どんなに輝かしい過去があろうが、過去は、過去であり、過去、ピークの時に、相手をゲットできなかったんだから、
それより年がいっている、今、同じ条件を掲げて、ゲットできるわけがない、と。

条件を下げろ、とのこと。
定価で売っていても、売れないから、値段を下げる。
値段を下げても、まだ売れなければ、ワゴンセールに。

高学歴、高収入であることは、女性としての価値には、なんら関係がない。
むしろ、マイナスに作用する。
ただし、これは、お相手には、草食系は除き、資本主義社会での勝ち組をターゲットにした場合。

この教祖様は、ターゲットを絞り込んでいるのが、特徴だ。
必須アイテムは、おカネ。おカネをがっぽり稼ぐ殿方、限定。
だから、ノウハウを研究してみると、水商売の女性が、上客を引き止める作戦に酷似している。

女性に稼ぎがあれば、相手には、さほど経済的に、もたれかかる必要はないと思うが、
なぜか、そういうパターンは、除外されているのが、特徴だ。
おそらく、まだ現状では、そんなに稼ぐ女性が多くないからだろう。

それまで、自分と同レベルのハイクラスの人々としか付き合ったことがないアラフォー女性が、いまさら、条件を下げられるか、と。
まわりは、ハイクラスばかりなのに。
しかし、ハイクラスの男性たちは、どんどん相手を見つけ、残っているハイクラスの男性たちの目は、若い女性へと移る。
自分は年齢がいってしまった分、条件を落とせ、とアドバイスされている。


ここで、わたしの、アタマを整理するために、脳内に大ざっぱな図を描く。
途中で、ピラミッド型の図を追加する。

わかりやすいように、結婚対象者のレベルを上、中、下に分ける。
主に、学歴、職歴、収入など、社会的に見た位置付を示す。
容姿、性格などは、入れていない。
例→「下」でも、容姿が「上」という場合もあるが、社会的な面だけを特化。

男性は、結婚相手として、自分と「同等」、または「下方」を望む傾向にある。
上の男性→上の女性 上の男性→中の女性  上の男性→下の女性
中の男性→中の女性 中の男性→下の女性  
下の男性→下の女性

女性は、自分と「同等」、または「上方」を望む傾向にある。
上の女性→上の男性 
中の女性→上の男性 中の女性→中の男性 
下の女性→上の男性 下の女性→中の男性 下の女性→下の男性 

すると、「上」の男性と、「下」の女性が、どの層にも適応し選択肢が多いが、
これと思える人はすでにカップリングが成立し、残っているのは、ワケあり人材。

「上」の女性は、「上」の男性しか選択肢がないうえに絶対数が少なく、「上」の男性は激戦区。
いい人材は、売れている。
「下」の男性も、同じく、「下」の女性しか選択肢がないうえに、「下」の女性は激戦区。
同じく、いい人材は売れている。
(ただし、女性も男性もピラミッド型に下に行くほど絶対数は多い)
よって、早く手を打たなかった、「上」の女性と、「下」の男性が、余る。

「上」の男性は、学生時代から付き合っている女性と、早めに結婚したりしているケースが見られる。
いい人材は、早く売れる。青田刈りだ。
「上」の女性は、ぼやぼやしていると、自分と見合う「上」の男性がどんどんいなくなり、「上」ではあるが、ワケあり以外は残っておらず、
自分より上は、もともと日本には存在せず、自分と同等でも少数で、上向きの希望を取り下げ、条件を落とさなければ相手がいない状態に陥る。
「下」の男性は、いい「下」の女性がいなくなった、残りの、選にもれた人材から選ぶのは、まあ、しかたないとしても、
もう、それ以上、自分の条件は落とせないので深刻だ。
なので、行き場を失い、ふき溜まる。

「下」でも、特別、性格がいいとか、ルックスがいい、特殊能力がある、とかで、飛び級もありえる。
「上」でも、変人だったり、コミュニケーション能力がないと、ぐっとランク落ちするだろう。
年齢や生活活況なども、ランクに影響する重要な要素になる。

「上」の女性には、それより上はなく、「下」の男性には、それより下はない。


以上は、わたしが考えた、結婚市場における、社会構造の理屈合わせ、数合わせなのだが、
ということで、アラフォー女性は、条件を落とせということらしい。
落とさない限り、カップリングは無理と。

こんなにキチンとしたピラミッド型の構図はあくまでも原型であり、
これに、「容姿」、「性格」が、入り、「好み」、「相性」、「タイミング」、さらに、「愛」という魔法が入り、入り乱れてしまうのだけれど。

なにも考えない、という選択肢もある。

自然にまかせて、成り行きにまかせて年をとる、という、結婚にしばられない道もある。
自由を声高に叫び、子育てから解放され、「自分だけ」の時間を使いきる。
あるいは、子育ての環境が完璧に整っていないことを理由に、子供を産まない選択をする。
だが、子供の数がこれ以上どんどん減少すると、国力の衰えを憂う。
国の未来を考えると、個人の一時的な思いで、子供を産み育てないのは、遠い将来の希望につながらない。
個人的には、賛同しかねる。

子供を産み育て、育てる側の親が成長することは、無限大にあると思う。
自分のことばかりではなく、楽しいことばかりではない、
苦しいことや避けて通れないこと、ガマンしなければいけないこともいっぱいあるが、
自分以外のこと、自分を超えたことに、時間や労力、愛情を注ぐと、想像以上に大切な何かが生まれるのでは。

アタマのなかで、理屈をこね回しているうちは、なにも進まない。
頭でっかちで、理想を振りかざしても、なにも始まらない。
男性も女性も、完全な人などいない。
時が熟せば、堰を切るように、男女が出会い、家庭を持ち、子供を産み育てる、
自然な流れでそうなってくれたら、いいなあ・・・と、願うのである。

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今日は、日曜日だが、迫りくるスケジュールに押され、時間がない。
前衛芸術について、書きたかったが、また、いつかにしよう。