常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

つつじ

2016年04月12日 | 万葉集


万葉集でつつじを詠んだ歌が10首ある。山地に自生する山つつじを詠んだものが多い。丹つつじ、白つつじ、岩つつじなど種類を分けて詠まれている。松田修は、岩つつじを河岸の岸壁など生えるサツキであろうと推量している。

水伝ふ 磯の浦みの 岩つつじ 茂く咲く道を また見むかも(巻2・185)

水に沿っている石組みの辺の岩つつじ、そのいっぱい咲いている道をまた見ることがあろうか、と慨嘆している。万葉人にとって、花に会うのも一期一会、それだけに茂るように咲くツツジの花を見ることは、大きなよろこびであった。
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