畑に行った帰りに、リンゴの花を見つけた。すでに開ききって、風で散っている花びらもあった。花は大ぶりで、観察すると相当に美しい。青森の人たちは、満開のリンゴの花のしたで花見をするという話を聞いたが、納得できる。戦後の時代に、美空ひばりが歌った「リンゴ追分」がなつかしく思い出される。
リンゴの花びらが
風に散ったよな
月夜に月夜にそっとエエー
つがる娘は泣いたさ
つらい別れをないたとさ
りんごの花びらが
風にちったよな
学校を出たばかりの若い男の子は、職を求めて都会へと旅立っていった。つらい別れがたくさんあった時代であった。あの歌に唄われていたリンゴの花が、こんなに美しいとは、この年になって初めて認識したような気がする。かすかに紅色を帯びた花びらは、若い乙女の姿を彷彿とさせる。
本日の農作業。生姜種(1キロ)の買い入れ。下仁田ネギの苗。芽だし中のズッキーニがやっと芽を出し始める気配。今年は、レタスの栽培にのにも挑戦する。
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