常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

学ぶ

2020年05月03日 | 登山
コロナの緊急事態宣言はさらにひと月延長される方向だ。もともとそれほど遠出をしない年金生活者にとって外出自粛はそれほど身にこたえるもではない。ただ今では生き甲斐のようになっている登山や趣味の詩吟などができなくなって時間が余る。野菜作りで土をいじったり、体力づくりのウォーキングの日々である。昨年までとは同じ野菜づりでも、今年は遠い山へでかけない分じっくりと時間がかけられる。ウォーキングも今までのやり方を変えて、免疫力の向上や再開する登山に備える体力アップがこの期間の目標である。そのための基本の指標となるのが、最大酸素摂取量である。このひと月の間に、32㎖だったものが昨日36㎖までアップした。これは、ウォーキングに3分間速歩を取り入れてた結果だ。

もうひとつ始めたのが、登山の安全についての再勉強である。高齢者にとってリスクマネジメントはどうあるべきか。きのう書店でヤマケイ新書の『IT時代の山岳遭難』『山の安全管理術』の2冊を買ってきた。著者はいずれも木本康晴氏、長年山岳ガイドをされている山登りのベテランだ。

この本によると近年登山人口最も多かったのは、2009年の1230万人でそこから徐々に減少して2018年には680万人である。一方の山岳遭難は2009年の2085人に対して3129人、登山者がほぼ半数になっているのに遭難は150%増となっている。これはスマホなどの通信機器の普及で、遭難現場からの救助要請が容易になった側面があるらしい。今のコロナの医療現場では、このような遭難事故に対応する余裕はなさそうだ。先日の北アルプスの遭難でも、遭難者に肺炎の症状が見つかり
病院で大騒ぎになったという話も聞こえている。

勉強の成果は、おりおりこのブログで書いていくが、とりあえこの本で知った登山地図のGPSアプリがある。「スーパー地形」である。パソコンソフトのカシミールをスマホで見れるようにしたものだ。ヤマップやジオグラフィカの同様の機能に加え、3Dの地図、パノラマ展望図などが楽しめる。iT技術をどう安全登山に結び付けていくか、この本から学ぶことは多い。
コメント
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