熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

感情的な人か?理性的な人か?

2013-08-26 18:53:27 | Weblog
先日、朝の報道番組で、新潟県知事の原発再稼を巡る発言についての小特集を放送していました。

早急な原発再稼働に反対している新潟県知事と東京電力の社長のやり取りを見て、新潟県知事は、「感情的だ」「変人だ」という意見が新聞、テレビで報道されています。

そこで、この番組で、新潟県知事にインタビューして検証してみようということになりました。

新潟県知事のインタビューを聞いている限り、感情的な人、変人という感じは全くしません。

理性的、論理的な方で、主張していることは筋が通っていて納得できます。
インタビュアーも同じ感想でした。

元官僚の古賀さんが面白いことを言っていました。

何か問題があって、現状の政策を変更するような意見が多く出されると、先ず、有識者委員会を設置して問題を先送りして、世論の沈静化を図るそうです。

この有識者委員会では、政府の意見に賛成な人を多数入れて、反対な人も少数入れる。

最初は自由に発言させていて、徐々に反対派をアメとムチで懐柔を図るそうです。

どうしても反対意見を変えない立派な人に対しては、「あの人は感情的だ」「あの人はちょっと変だ」と個人攻撃を加え、懐柔を図り、最後は、シャンシャンでお開きとなるそうです。

言われてみればそうですね。

今、新潟県知事に起こっていることも同じことだそうで、新潟県知事の意見が正論で、理屈では説得できないので、原発再稼働を進める政府、自民党、官僚、経済界に新聞、テレビまで加わって、「あの人は感情的だ」「あの人は変だ」と個人攻撃を始めている段階で、原発再稼働に向けた動きの一つということです。

なるほどと思いましたね。

元官僚の意見は説得力がありますね。

有識者会議の性格は、他の人も同じようなことを言っていましたが、「感情的だ」「変人だ」という個人攻撃が次の段階に来るとは思っていませんでしたね。

そういえば、甘利大臣も「新潟県知事は感情的なっている」というような発言をしていましたね。

有識者会議から始まって個人攻撃になるのは、攻撃されている人の意見が正しい証拠ですね。

新聞、テレビ報道に惑わされないようにしましょう。









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