長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

政治経済教育から文化マスメディアまでインテリジェンティズム日記

中東の正体 パキスタン首相「無断ビンラディン殺害」に不快感

2011年05月11日 12時20分02秒 | 日記
 中東情勢
 
 リビアの2油田の再開は困難な状態です。リビア軍よろしく、シリア軍は反体制派のデモの人々に砲撃し、大殺戮をやっています。アメリカに続きEUも制裁の発動を決定しました。2011年5月1日夜、米軍がパキスタン・アボッタバードで9・11同時多発テロの首謀者とされるオサマ・ビンラディン容疑者(54)を銃撃戦(「ジェロニモ作戦」)の末殺害したとオバマ大統領は勝利宣言をした。「正義を遂行した」という。DNA鑑定でも本人だとする。ビンラディンは丸腰であったという。遺体写真は公開するか米政府は迷っている。反米感情を煽る可能性が高いからだ。だが、アルカイダの報復テロが怖いからしばらくは米国に行きたくないな。パキスタンのギラ二首相は「事前報告がなかった」と米国を非難しています。だが、アルカイダやビンラディンとイスラム教は関係ない。パレスチナのファタハとハマスが和解です。シリアのアサド大統領独裁政府が反体制デモの人々を大虐殺しているとして米国政府が「シリアへの経済制裁」を検討しています。イランとエジプトが急接近しイスラエルは反発しています。シリアで非常事態解除命令です。「反アサド独裁政権」で大規模デモです。今、リビアの「反カダフィ大佐派」に失望感が広がっている。NATO軍の空爆が「手詰まり」状態にあるからだ。空爆でカダフィ大佐の6男と孫が死亡した。やはり、地上軍を投入しないで「空爆のみ」では戦争に勝てないということか。2011年4月17日、パキスタンのギラ二首相とアフガニスタンのカルザイ大統領が会談し、タリバンとの和解会議を設置することで合意しました。泥沼化しているアフガン戦争の打開策になるのか、すぐ瓦解するのか。何にしても注目ですね。中東・北アフリカの民主化でもで原油価格高騰、リビアでは無差別空爆で8000人死亡しました。カダフィ大佐は南アフリカのズマ大統領との交渉でAU(アフリカ連合)の停戦案を受け入れました。が、このひと「守らない」からまだ戦闘は続くであろう。とにかく「カダフィ大佐退陣条件」で和平案です。エジプト政府はムバラク前大統領に出頭命令です。米国はイランの反体制グループ「ムシャヒディン・ハルク(MKO・イスラム人民解放機構)」を動かしてイラン体制を倒そうとしています。カダフィ大佐は「絶対辞めない!」というが亡命か、暗殺か、どっちかですね。いま、カダフィは軍をつかって虐殺しまくってます。米国のオバマ政権はカダフィ大佐一族の資産凍結をしました。国連は虐殺を行っているカダフィ大佐の政権にたいして軍事介入の決議を採択しました。米軍(不介入示唆)、英軍、仏軍が軍事介入しました。何故米国は軍事介入しないのか?は落合信彦が早速指摘しているように中国やロシアが「リビア国内に利権」があり、それで刺激したくないという思惑がある。だが、CIAというスパイ組織は潜入させているのは皆さんも承知の事実だ。というのもカダフィ大佐は「アルカイダ」を弾圧してきた。「アルカイダ」に大量破壊兵器が拡散するのを防ぎ、あわよくば「暗殺」ということですか。リビアの面積は日本の8倍だが、南は全部砂漠です。人口826万人、アラブ人アラブ語、豊富な石油のため大国です。が、いままでカダフィ大佐の独裁恐怖政治が続いていました。実はカダフィ氏は「大佐」ではありません。大統領でも指導者でも首脳でもありません。なぜ大佐かは、エジプトのナセル大佐(その後大統領、暗殺される)が王政を打倒したため「自分も大佐」だということです。実はリビアに軍事介入しているのはEU軍・NATO軍だけではなくかタール軍やUAE軍も参加しています。「あれは「十字軍」だ!」とカダフィ大佐に言われない為です。また何故「地上戦」をしないのか?は、国連決議で中国やロシアに「リビアへの軍事介入」を反対されないために「地上軍投入禁止」で条約を通したからです。仏英国海軍の艦船からリビアに巡航ミサイル111発が発射され爆撃しました。戦闘機でも空爆しました。つまり「戦争泥沼状態」です。EU・ギリシャに「調停要求」を出しています。リビアの外相がイギリスに亡命しましたし「末期状態」ですね。リビア首都圏もデモ隊が包囲しています。パキスタンのムシャラフ前大統領に、元・首相ブット氏の暗殺関与の疑いでムシャラフ氏に逮捕状が出されました。英国に亡命中のムシャラフ氏は無視です。原油価格高騰は一時1バレル100ドルでした。ちなみになんで「大統領」でなく「大佐」か?は40年前にカダフィ大佐が27歳で無血革命をとげたときの位で、リビアという国は「憲法」も「政府」もありません。世界第8位の石油で独裁体制を敷いてきた訳です。カダフィ大佐がなくなればアナーキズム国家にリビアがなりそうです。エジプト・カイロでは数万人の反政府デモが起き74人の死者がでましたが、ムバラク大統領は辞任をしました。イランでも数万人の民主化デモです。さてどうなるか?ですがエジプトは石油はでませんが「スエズ運河」をもつ国です。また中東で唯一「ユダヤ人国家・イスラエル」を認めている国です。もし、エジプトにかつてのホメイニ師のような狂人が現れ、「イスラム原理主義革命」でも起こしたら悲惨です。日本にとっても「対岸の火事」ではありません。「スエズ運河封鎖」でもされたら世界の貿易経済の危機です。何故中東で民主化のドミノ化が続いているかは独裁体制に不満を持っている国民が多いからです。物価の高騰、失業、独裁政権への不満。最初はチュニジアで、失業者が独裁政府への抗議の為に男性が焼身自殺をしたことからきています。イスラム教では自殺は禁じられている上に死んでも土葬です。火葬はしません。次世で蘇るためには体がないといけない、という理由です。それなのに…ということでネットやツイッターやフェイスブックでデモになりチュニジアのベンガリ独裁政権が崩壊したのです。で、いまはモータリア、アルジェリア、イエメン、リビア、イラン、バーレーン、UAE、クウェート、シリア、モロッコ、イラク、サウジアラビア、オマーンなどに波及しています。私としては「中東の民主化」はいいと思います。が、変な「イスラム原理主義国家」になり石油価格が高騰するのは心配ですね。パレスチナ問題ではイスラエルのユダヤ人政府は「ベルリンの壁」ならぬ「分離の壁」をパレスチナ自治区とユダヤ人自治区の間に作りました。パレスチナ・テロリストの抑制の為の壁なんですが、やたら大きいです。イスラエルは首都をエルサレムといい首相官邸も国会もエルサレムにありますが、エルサレムは「国連の国際管理都市」なので、(エルサレムをイスラエルの首都と)認めたことにならぬため外国の大使館は全部「テルアビブ」にあります。日本大使館ももちろんテルアビブにあります。ユダヤ教はユダヤ人が神より「カナンの地(イスラエル)」を与えられたという(キリスト教でゆう旧約聖書)宗教です。ですが、千年前にユダヤ人はローマ帝国に攻められ国は滅び、ユダヤ人は世界中に散り散りになります。またキリスト教ではユダヤ人のイエス・キリストが性急な宗教改革に反対したユダヤ人たちに十字架で張り付けにされ殺された為に「ユダヤ人=悪人」と差別されまともな職につけませんでした。そこで当時卑しい仕事とされた「金貸し」につき、金融業で成功していくのです。が、それでまた「シャイロック(守銭奴)」と白い目でめられます。またナチスドイツによる「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)」でユダヤ人は600万人殺されます。そこで「シオニズム運動」(シオンの地に還ろう)ということでユダヤ人国家「イスラエル」が1948年に建国されます。ユダヤ人情報機関・モサドやアメリカの最新兵器で「第一次から第四次中東戦争」はすべてイスラエルが勝利しています。パレスチナアラブ人の中でPLO(Palestina Liberation Organization)「パレスチナ解放機構」が組織され代表に故人のヤセル・アラファト議長がなります。パレスチナアラブ人たちはイスラエル兵士に投石(インテファーダ(アラビア語で「蜂起」))して抵抗します。当然死者は数千人にもなります。そこで、ノルウェーが動き、アラファト議長(当時)、クリントン大統領(当時)、ラビン首相(当時)がオスロで合意してガザ地区とヨルダン川西域が「パレスチナ自治区」になります。これで「ノーベル平和賞」を取ります。が、ラビン首相は暗殺され、アラファト議長は病死、パレスチナアラブテロ組織・ハマスはガザ地区を、パレスチナアラブ人穏健派・ファタハはヨルダン川西域を制圧しています。まあ、最後は政治課題ですね。まるでベトナム戦争時の「ヒッピー」のように米国や英国で反戦活動が活発化しているそうです。危険な状況ですね。ベトナムとアフガニスタンは明らかに違います。それすら分からないのでは話になりません。今のアフガン戦争は「イスラム教との戦い」ではありません。「アルカイダ」「ビンラディン」「タリバン」との戦いです。アメリカのキリスト教の牧師がイスラム教の聖典「コーラン」を「9・11同時多発テロ追悼日」にあわせて焚書しようとしたが、勘違いも甚だしい。サダム・フセインやビンラディンみたいな「テロリスト」をみると勘違いするのだろうが、イスラム教は「人殺しは悪」という「平和教」です。勘違いしては敵の思う壺です。オバマ米国大統領は「イラク戦争終結宣言」をしました。まず米軍のイラク撤退から説明します。そもそもアメリカが何故イラク戦争を始めたか?これは当然ながら2001年9月11日の「同時多発テロ」ですよね。当時のブッシュ大統領は「イラク、イラン、北朝鮮は悪の枢軸だ」といいました。湾岸戦争から10年後ですね。「イラクのサダム・フセイン大統領(当時)は圧制を敷いている」「イラクが大量破壊兵器(核兵器、生物兵器、科学兵器)を持っている」として戦争を始めます。結局、「大量破壊兵器」は見つからないのですが、まあ軍産複合体の為の戦争でした。フセイン大統領(当時)は捕らえられ処刑、フセインの独裁体制は終焉します。そしてイラク版GHQとも呼べる「CPA(イラク暫定協議会)」をつくりました。イラクでしくじったのはフセインの政党であった「バース党」の党員を公職排除したことでした。バース党員は公務員、政治家、役人、警察官などで排除で電気も水も警察もいなくなります。イラクは混乱国家になります。フセイン大統領はスン二派(20%)で最大勢力シーア派(60%)やクルド人(20%)を弾圧していました。ちなみに「クルド人」とは「クルディスタン」という地域に住んでいたのですが、第一次世界大戦で中東が分割され国家を失った民族です。こういった民族や派の宗教人同士で殺し合いが始まり一時「内戦」になりました。そこで「イラク民主化プラン」がつくられます。暫定政権→憲法制度→議員選挙→新イラク政府というプロセスで2006年に新政府が誕生します。その後イラクにはいってきたアルカイダ達を米軍、イラク軍が一掃して治安は回復しました。2010年6月にイラク駐留米軍の武装戦闘部隊がイラクから撤退、2011年には完全撤退します。なぜならオバマ大統領はアフガンにすべての戦闘部隊を投入して「泥沼化」の回復や「ビンラディン拘束か殺害」を急ぎたいからです。イランの原発がいよいよ稼動しましたね。元・米国連大使ネグロポンテ氏が「イラク開戦は拙速だった」とコメントをしました。今更ですか?2010年8月4日にはイランのアハマドネジャド大統領がパレード中に近くで爆破暗殺未遂がありました。イラン側は「爆竹だった」とごまかしています。トルコからガザ地区への支援船がイスラエル軍に襲撃されましたが、ハマスへの支援など食料だけではない。当然、武器もあった。イスラエルとしては国防だろう。アフガンでは大規模作戦展開中です。だが泥沼化していますね。「ケミカル・アリ」として恐れられフセイン政権で毒ガス兵器でクルド人5000人を大量殺戮したアリ・アルマジドが処刑されました。イスラエルのネタ二ヤウ首相とパレスチナのアッバス首相との実りなき中東和平が再開されましたね。イスラエルの国防相が脅迫されていますね。アウシュビッツの訪問者が09年で130万人です。2010年新年そうそう、またパキスタンで自爆テロで100人が死亡したそうです。アフガニスタンの警察官を日本の警察官がインドネシアで訓練するプランを国家公安委員会が示していますね。イランの核開発を受けてイランとロシアの友好関係に亀裂が出来、非難の応酬になっているそうです。またイラン「ウラン濃縮」を開始して制裁阻止へ強行カードを切りイランを交渉のテーブルにつくよう米国は「交渉のテーブル」につくよう説得しているそうですね。イランでは数万人規模の反政府デモがあり、ムサビ元大統領の甥っ子を含む5人が死亡しています。まあ、イランの核施設(テヘラン、コム、ナタレツ、プシュール)はイスラエルが爆撃するでしょうね。2009年中のイランの核交渉は決裂しました。ここにきてパキスタンのザルダリ大統領が汚職疑惑です。かなりヤバイです。イランのアフマディネジャド大統領は「制裁回避」を模索しているが「国内保守派の反発」との板挟みで苦しんでいるそうですよ。イランは「核兵器」を持つことで「中東の存在感」をもとうとしていますが「イランの核施設」はイスラエルが空爆するでしょうね。でも、日本は対岸の火事じゃないんです。日本はクウエートやサウジアラビア、UAE、イランから石油を買っています。ホルムズ海峡を封鎖されればおわりです。イランは「何処からか攻撃を受けたらホルムズ海峡を封鎖する」といってます。だが、アメリカの経済制裁はじわじわ効いています。「イランへの石油製品輸出禁止」はじわじわきいています。何故ならイランは原油の産油国です。が、石油の生成つまりガスや重油、灯油、プラスチック、ガソリン、軽油などにする施設がイランにはないんです。だが2010年に日本はアメリカの要請でイランから手を引く(かなり投資していたので凄い損失)と今度は中国がイランに手を差し伸べています。「国際協調」というとどうしてもどこかの国がでてきますね。イラン政府は10か所の核濃縮施設の建設を指示しましたね。またイランはパレスチナのテロ組織ヒズボラの支援を打ち出していますね。シリアのダルダリ副首相は「何が(シリアと米国との国交正常化の)障害となっているか分からない」と首をひねっているそうですね。シリアがテロ国家だからですよ(笑)。またイランの核施設増発は国際社会の猛反発の中でイラン政府は何を考えているのですかね?IAEA(エルバラダイ事務局長が退任して後任は日本人の天野之弥(ゆきや)さんです)は非難決議を採決しましたね。また03年ノーベル平和賞のイラン人人権派弁護士シリン・エバティルさん(62、女性)のメダルをイラン政府は押収しました。これは国内強硬派の「ガス抜き」だといわれていますね。日本政府はまた「人的貢献は困難」としてアフガニスタン支援をまた金を50億ドル出すという。自衛隊のアフガニスタン支援は考えにくいのはわかります。が、お金だけなら湾岸戦争の支援活動の二の舞ですよ。アフガニスタン駐留軍トップのマクリスタル国際治安支援部隊(ISAF)指令官が一年以内に駐留米軍を増加しなければアフガニスタンの任務が失敗に終わる、と言っています。アルカイダや外国人部隊5000人が攻撃にこらえきれずにパキスタン非武装地帯からアフガニスタン北部へ逃走中であるそうですね。またタリバン兵士8400人が武装解除に応じたそうです。戦闘も終盤戦です。米国オバマ大統領、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナのアッバス首相(2010年1月のパレスチナ首相選挙不出馬の意向)の三者首脳会議がニューヨークで09年9月22日ありました。またアフガニスタン大統領選挙の投票は元外相アブドラ氏が再選挙に不出馬してカルザイ大統領が再選されました)。イランの原子力施設(核兵器開発疑惑のある施設)のIAEA(国際原子力機構)の査察が行われました。タリバンのテロで26人が死亡しました。またアフガニスタンのテロの犯行はタリバン(後述)です。今、イランでは民主化デモが加速しています。それを受けて、米国のオバマ大統領は「不当な行為を強く抗議する」と述べた。「内政干渉」の姿勢は崩していないが、若い女性が銃撃される映像が流れてのことだった。イランのデモ隊は次第に「反体制色」を強めています。だが、ムサビ氏にはそこまでの度量はないと思う。だいたい氏は最高指導者ハメネイ氏に選ばれて立候補した「体制派閥の人」です。反旗を翩すことなどできる状態ではありません。また当局(つまりは政府)は改革派の弾圧で反体制色を封じ込めようとしています。一部死刑罰が計画されているそうです。だが、ハメネイ師は統治能力を失っています。というよりカリスマ性と政治力がないのです。改革派政党「イスラム革命ムジャヒディン」「イランイスラム参加党」「建設の奉仕者」などのメンバーたちです。法廷でアブダビ元・副大統領は「不正はなかった」という。ラフサンジャニ元・大統領は「バカげたショー」という。ハメネイ師は「大統領選挙の投票を再確認して違法性はなかった」と発表しました。本当に違法性がなかったのでしょうか。わかりません。が、イランの「天安門事件」のようにはなってほしくありません。虐殺は止めてください。またイランでは外国人らをふくむジャーナリスト40名が拘束されています。09年6月12日のイラン大統領選で改革派のムサビ氏が現職のアフマディネジャド氏に敗北しました。彼が二期目の政権をスタートしましたね。が、民主化デモが発生しました。テヘラン市民とイラン国防軍が衝突して19人が亡くなり、怪我人多数…ラフサンジャニ元・大統領の親族5人も逮捕させてしまいました。最高指導者ハメネイ氏(最高指導者とは大統領より上の立場にある。野球で言えばオーナーで大統領は監督のようなものです。またイスラム教では以下の規定があります。1禁酒2豚肉を食べない3女性は肌を見せてはいけない(髪も)4月一回は断食。これらをしないと死んだら地獄に落ちると言われています)は「デモをただちに中止するように」と火消しにやっきになっています。が、不正選挙ではありません。民主化運動家ら数十万人は「選挙に不正選挙があった」という。が、私は不正選挙ではないと思う。というよりは都市部と地方では元元大差がついています。イランの失業率は12・5%(大卒は三割)です。が、現職は豊富なオイルマネー(もちろん自分の金ではない)を貧困層らにばらまいたのである。人間は利益に弱いものです。例え「反米強行右翼」でも、ムサビ氏では金が貰えないとイランの30州のうち28州がアフマディネジャド氏に投票しました。つまり改革派の波はごく一部の都市部だけなんです。確かに私も「右翼」より「改革派」のほうがいいです。が、人間は利益に弱いものです。1979年のパーレビ王朝崩壊のイスラム革命とは違います。米国も対話を重視しています。が、それははっきり言ってアフガニスタンとパキスタンのタリバンやアルカイダに核拡散することが怖いからです。またイランは反イスラエルでパレスチナ問題ではハマスを支持しています。これもネックですが、イスラエルはイランが核兵器を保有した段階でかつてのイラクのように空爆することは間違いないですね。イランの二つのウラン濃縮施設の発覚を受けて「核なき世界」を目指すオバマ大統領はイランを批判して「武力行使も辞さない」と宣言しています。査察が焦点でしたが受け入れましたね。イランはミサイル実験に「成功」しました。射程はもちろんイスラエルです。イスラエル軍が核施設を爆撃するでしょうね。パキスタンやアフガニスタンでは自爆テロ事件が絶えません。何故ならタリバンが復活したからです。アルカイダも復活しました。アメリカ合衆国のテロとの戦いは苦戦中です。パレスチナのファハタのアッバス政権を刷新しましたね。新たにダルラン氏バルグーテ氏を内閣に入れましたね。 いわゆる911・テロ事件とは2001年9月11日にアフガニスタンに潜伏していたテロリストのオサマ・ビンラディン率いる(これは後述)アルカイダがアメリカ合衆国の民間航空機を乗っ取り世界貿易センターやペンタゴン(アメリカ合衆国軍事中央本部)に突っ込み自爆テロをした事件です。 ではアフガニスタンとはどういう国ですか?ですけど正式名は「アフガニスタン・イスラム共和国」で人口は4200万人、国土は日本の5・6倍です。緯度は大阪と同じです。そんなに暑い国ではないらしいです。夏暑く冬寒い国です。今アフガニスタンが注目されている理由は二つです。ひとつはオサマ・ビンラディンとの戦いが最終攻撃に入ったことです。ビンラディンは「アメリカは圧力団体(イスラエル)に支配されている。オバマ(大統領)は無力で、(イラクや)アフガニスタンの戦争を止めることは出来ず、最大限の度合いで継続される」と宣言していますね。もうひとつはテロリストが核兵器を持つかもしれないっていう危険性からです。オサマ・ビンラディンは先月にラジオで演説しています。音声から「まだ生きている」と確認出来るそうです。 テロリストの狙いは「イスラム教で世界を支配したい」ということです。アルカイダという組織の考え方は反ユダヤ人です。つまりパレスチナに戦後に「イスラエル」というユダヤ人の国が出来ました。それでユダヤ人イスラエルの肩を持っているのはアメリカ合衆国で「イスラムの敵である」という訳です。ですけどアルカイダというのは「軍隊」ではありません。各地にいる「イスラム教の組織」がインターネットサービスのサイトを見て勝手に「自分たちはアルカイダだ!」と名乗りを上げているだけです。ではオサマ・ビンラディンとはどういうひとですか?サウジアラビアの大金持ちの息子です。ソ連がアフガニスタンに進攻したときにアフガニスタンにゲリラとして入った訳です。アフガニスタンからソ連を追い出そう、と「イスラム聖戦士」の名前で彼も参加します。アルカイダとタリバンは違います。タリバンとは(学生)という意味です。見事にソ連を追い出して、アフガニスタンを支配しました。何故にタリバン(学生)か?ですがソ連がアフガニスタンに進攻してきてアフガニスタンから大量の難民が出た訳です。難民は何万もいる訳です。それでパキスタンに逃げてきたひと達がアフガニスタンとパキスタンの間の山脈にある「部族武装地域」に逃げてきた訳です。難民キャンプが出来ます。パキスタン側の「イスラム教過激派閥」が危険な思想を学ばせる訳です。この学んだひと達がタリバンな訳です。 彼らはアフガニスタンさえイスラム教で統一されればいい訳です。が、一部の10万人のイスラム教徒の中の僅かに1%の過激派閥というかテロリスト達がテロをしていてこれがアルカイダです。イスラム教のコーランには「異教徒がイスラム教の土地を汚すなら戦え」という文章を拡大解釈して「侵略される前にこっちからやってやろう!」とアルカイダは9・11テロなどを犯した訳です。が、イスラム教徒が悪い訳ではありません。ほとんどのイスラム教徒は「アルカイダのやっていることは間違っている」と考えています。 彼らは大半が「部族武装地域」に庇われています。彼ら部族は「どんな客でももてなす」がポリシーです。ではテロリストが核兵器をもつとはどういうことですか?ですが、部族武装地域をパキスタン軍とアメリカ軍が攻撃して多数の難民が武装して(パキスタンタリバンという)組織ができる訳です。 アルカイダもパキスタンタリバンも増え続いています。何故ならばアメリカ軍がイラクのサダム・フセインを叩き潰してまごついている間に復活したのです。そもそもアフガニスタン戦争はアメリカ合衆国軍がタリバンを攻撃した訳ではありません。庇っているビン・ラディンやアルカイダ組織を渡せというがアフガニスタン軍事政権が拒否したからでした。だが、アメリカ軍は怒って攻撃した。で、一端はタリバン政権は崩壊します。ですが、アメリカ合衆国がイラク戦争をしていた後でタリバンが息をふき返した訳です。オバマ米国大統領は「イラク戦争は間違っていたがアフガニスタン戦争は間違っていない」として米軍をイラクからアフガニスタンに移動中です。何故ならば09年8月20日にアフガニスタン大統領選挙があったからです。09年11月カルザイ大統領が再選されました。タリバンやアルカイダは選挙を潰そうと画策しました。アフガニスタン戦争で米国英国軍人が多数亡くなってます。米国大統領は「軍人をアフガニスタンから早く帰らせてあげたい」と考えています。が、平和な国になってからでないとまたテロリストがばっこしてまた9・11テロです。今はNATO軍が大規模攻撃しています。が、大変です。何故ならばタリバンアルカイダの勢力は制服を着ている訳ではありません。誰が敵かわからないのである。ある日は敵がいないな、と思っていたら夜に地雷あって爆発したりとかです。だが、タリバンはマインドコントロールなのか「コーランの偶像崇拝禁止」を持ち出してテレビ番組や映画を見ることを禁止にしています。 だが、今アフガニスタン攻撃をやめてしまうとアフガニスタンはテロリストの温床と化し世界中で9・11テロです。まあ、ベトナム戦争のように「反戦活動」が活発化する可能性はあるということですね。

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タイ下院2011年5月10日解散首相連立政権「日本に発電機譲渡」

2011年05月11日 12時18分10秒 | 日記
      ミャンマー、アウンサンスーチーさん問題 
  
タイが東日本大震災での日本にたいして、「大型発電機」を無償で貸し出す事を決定しました。有り難いことですね。タイ下院が2011年5月10日解散しました。アシピット首相は連立政権成立に自信を見せています。タイとカンボジアの紛争は泥沼化で、インドネシアの仲介も難航しています。インド・ムンバイで「霊能者」サイババ氏(89)が死去しましたね。サティヤ・サイババ(本名、サティヤナラヤン・ラジュ)。ミャンマー(89年に軍事政権が国名をビルマからミャンマーに変えた。スーチー女史は認めていない)のアウンサンスーチーさんが毎日新聞に「東日本大震災への応援記事」を寄稿しています。いいひとですよね。ミャンマーの大統領にテインセイン氏で、ベトナムの書記長にチョン氏ですね。いよいよ2011年4月、ミャンマー軍事政権のテインセイン首相が大統領に就任します。軍事政権下でNLDはまた「蚊帳の外」です。2010年11月7日、20年ぶりのミャンマーの選挙がありました。また形だけのスー・チーさん解放です。軍事政権が勝つときまってた「デキレース」でした。トップはタン・シュエ上級大将。おコメが多くとれ、資源が豊富な国で、北朝鮮みたいな国だが、北朝鮮みたいに貧しくない。スー・チーさんが生きているのは「世界の目」があるから。先進国は日本も含めて経済制裁しているが、天然ガスのために中国・インド・タイは協力している。スー・チーさんは次男・キム・エリアスさん(33)と10年ぶりにミャンマー国内で再会しました。ミャンマーの難民18人が「第三国定住」で来日しました。私はこの閉鎖的で陰湿な国民性の日本で「アメリカ並みの定住」は無理だと見ています。日本とインドがEPA交渉(関税撤廃交渉)で合意しました。中国の胡錦涛主席とミャンマーのタンシェ議長が会談しましたね。ミャンマー(ビルマ)のデモから2年で約7000人の恩赦では政治犯が釈放されましたね。スーチーさんは2010年6月19日で65歳になりました。NLD(国民民主連盟)が強制的に解体されてしまいました。NLDから分裂したNFD(国民民主勢力)が政党登録した。しかし軍事政権は認めない方針です。ASEAN外相会議ではミャンマーの総選挙を容認しましたね。総選挙は11月7日です。実はASEAN諸国のインフラ需要は700兆円といわれていて、韓国やロシア、フランスなどがトップ・セールスで新幹線や原発を誘致しています。日本は出遅れました。タイのデモでは日系企業の被害額は51億バーツ(約3億7000万円)だそうです。2010年5月10日にフィリピンで大統領選挙がありました。アキノとエストラーダとビリアールの戦いでした。コラソン・アキノ女史の息子さんが圧勝でした。アウン・サン・スー・チーさんが2010年総選挙前に釈放されることが決まりましたね。アメリカの経済制裁が利いたのでしょうか分からない。前にも軍事政権は「スー・チーさん解放」といいながらすぐに軟禁しています。到底信じられません。またミャンマーからは大量の政治難民、経済難民が流出しています。そのほとんどは米国に行きます。何故なら日本ではろくな仕事もなく、陰湿な苛めや偏見や差別があるからです。だが、難民の帰還が始まっていますね。韓国では元首相の韓明淑(ハンミョンスク、65)容疑者が収賄容疑で逮捕された。カンボジア政権はブレーンとしてタイ元首相タクシン氏を招聘してタイ政権が反発している。タイ政権の身柄引き渡しをカンボジア政権は拒否しています。タクシン氏って本当に役に立つのですか?カンボジアに行きましたね。またタイの元・首相でタクシン派の復権に努力したサマック氏(74)が死去しましたね。タイのタクシン派の貧困層と政府側(アシピット派)とで衝突しましたね。村本氏というジャーナリストが死亡しましたね。タイ軍はタクシン派を「制圧」しました。まるで戦争です。なぜタクシン元・首相を農村部の貧困層が支持するかというと貧困層に金(税金)を大量にばら撒いたからです。つまり、「夢よもう一度」という訳です。だが、タクシンは政権時代不正蓄財や不正なことをやりました。1252億円脱税で私腹をこらしたといいます。タクシン復活などとんでもないことです。実はタクシンは政権時、タイの水戸黄門「プミポン国王」にあい外交に外国に行っているあいだに軍部クーデターで失脚しています。その後、タクシンは外国で亡命、軍事政権(反タクシン派)が選挙をします。しかし、反タクシン派165議席に対しタクシン派は233議席と大勝します。ですが、タクシン派のサマック首相やソムチャイ首相を罷免して、都市部のエリートや軍部の反タクシン派のアシピット首相が政権につきます。で反発している訳です。なお赤のシャツを着ているのがタクシン派、黄色のシャツを着ているのが反タクシン派です。タイで貨物機から大量の北朝鮮製武器が発見されましたね。またキャンベル米国国務次官補がミャンマーの首都ネピドー入りして、軍事政権のチョーサン情報相と09年11月3日会談した。続けてスーチー女史と会談した。女史は軍事政権に態度を軟化していますね。それにたいして亡命政権は好評価しています。中国がミャンマーの軍事政権にたいして900億円の「天然ガスパイプライン」の支援をしていることが明らかになりましたね。ミャンマーの最大都市ヤンゴンで7月19日、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(国家防御法違反罪で拘置中)が書記長をつとめる最大野党「国民民主連合」(NLD)の党員ら数十人が拘束された。19日は1947年にスーチーさんの父アウン・サン将軍が暗殺された「殉難者の日」(享年32歳)でセレモニーを行っていて、軍事政権の制服さん達が暴れて、NLD幹部らを拘束したそうです。酷いです。彼女自身だけでなく民主化運動者を弾圧しています。ミャンマーでは少数民族コーフン族1万人が難を逃れようと中国に越境しました。また軍事政権が5年以内の核兵器保有国を目指していることが明らかになりました。どうやら北朝鮮から技術力をもらうらしいです。日本はこの軍事政権に金を与えています。これでは民主化運動者達がかわいそうでしょうか。まずは軍事政権に金を(ODA・政府開発援助)与えないことです。これはシリアやスーダンでも同じレベルです。ODA提供の約束は「民主化」です。民主化して国民が自由になったら、政府開発援助を増額してやればいいと思う。弾圧している国には(北朝鮮も含みます)一円もやらないことです。条件は民主化がいいですね。日本は金を戦略的に遣うべきではないでしょうか。民主化条件はいいですよね。民主化しなければ一円もやらないことですよ。これはグローバルな戦略です。頑張ってください。 スー・チーさんはミャンマー(ビルマ)の民主化運動のシンボルです。89年から20年間軟禁されています。 が、その前にミャンマーという国の説明致します。人口5300万人で国土は日本の1・8倍です。軍事独裁政権国家です。 軍部が政権をとってビルマという国名をミャンマーにしました。軍部政権が国連に登録しましたので世界中は「ミャンマー」と呼んでいます。 アウン・サン・スー・チーさんの父親はアウン・サン将軍ですね。戦後前はビルマはイギリスの植民地でした。第二次に日本軍がビルマを「植民地にしようと」して傀儡政権を作って操ろうとビルマ人達を中国の海南島(当時の中国は日本軍に侵略された)で日本軍が「軍事訓練」をしました。で、その30人のビルマ人達と日本軍は戦いイギリス人達を追い出しました。で、日本敗戦(終戦記念日のこと)です。 ビルマはアウン・サン将軍がリーダーになりビルマ建国式で彼は暗殺されてしまいました。まだ32歳の若さでした。新生ビルマは彼がいない中で建国しました。が例の30人の中の不貞な輩がクーデターを起こして軍事政権を敷きます。経済はガタガタです。国民は怒って「民主化運動」をしはじめます。まあ、後述しますけど民主化運動家達のシンボルに彼女が選ばれた訳です。スーチー女史は母親がインド大使であったことからインドを訪問して「ガンジーの非暴力運動」を知るのである。女史はイギリスに留学して国連にも就職し、イギリス人と結婚して子供をふたりもうけます。イギリスで長い間暮らしてました。が、母親の病気見舞いにビルマ(ミャンマー)に戻って、帰りかけに(新聞記事の小さな女史母親見舞い帰郷をみた民主化運動家達に)民主化運動のシンボルにされました。 軍事政権は「いつでもイギリスに帰っていいですよ」というが、二度と戻ってこれないし民主化運動家(かなりの数)は女史がイギリスに帰ってはシンボルがなくなります。女史は自分をしたってくれる民主化運動家達の為にビルマ(ミャンマー)に残りおかげで、夫の病気見舞いにも行けず旦那さんは病死しました。ノーベル賞も息子さんが出席しました。あの「演説」は自宅軟禁されている門からです。国民は民主化を望んでいます。が、口にすると殺されます。沈黙は金です。軍事政権は前に女史を刑務所にいれたことがあります。が、世界中が反発して抗議して女史は自宅軟禁されてしまいました。ミャンマーの民主化運動家達は武器を持たないです。一方の軍事政権は訳がわかりません。急に首都をヤンゴンからネピドーという森の中に移動させました。実はミャンマーと日本はかなり深い関係です。女史の父親のアウン・サン将軍は日本の京都大学で学び日本名も持っていました。女史も息子さんも京都大学で学んでいます。日本語はかたことは話せるそうです。女史率いるNLD(国民民主化運動)と軍事政権は一度選挙をしています。が、大差で民主化運動家達が勝った為に軍事政権は「この選挙は無効だ」と宣言して一度も「国会」も「議会」も開いていません。また軍事政権は親日派閥が多いです。日本はビルマに援助しています。後は中国と北朝鮮です。北朝鮮は金がありませんのに?ですか?それは「核兵器開発技術」と引き換えにビルマ(ミャンマー)に「資源をよこせ」ということです。 ミャンマーの軍事政権はポリシーや確固とした何かがありません。 そしてここに至ってミャンマーの軍事政権が北朝鮮の技術支援で核兵器を開発していることが明らかになりました。アジア諸国ではその情報でもちきりです。 アジアの中のお金持ちは日本人が一番のような感じです。が、違います。世界の100万ドル以上持っている人は日本24人、インド36人ですから。またインド自動車の「nano(ナノ)」20万円などあります。インドは急激に経済成長しています。(*菅首相は25日、インドのシン首相と首相官邸で会談し、経済連携協定(EPA)の締結で合意しました。また、経済や安全保障など広範囲な分野で連携する「戦略的グローバル・パートナーシップ」を強化する方針でも一致。両国の閣僚による「経済対話」を設置し、政府間のハイレベル交流を進めることも申し合わせました。インドは元々民主主義国家ですし、日本との関係性には心のわだかまりがありません。ゆえに、これから一気に関係性が強化される可能性もあるでしょう。インド経済の特徴としては、例えば中国の製造業のように、極端に強い業界がないという点にあります。だから、今回インドとの間に経済連携協定(EPA)を締結しても、「実害」は少ないはずだと日本側は判断していると思います。 ただ、ソフトウェアやメディカルの領域で自由化が進むと、日本にとっても無視できない影響が出てくる可能性はあると私は見ています。インドの主な輸出入品を見ると、輸出では「宝石・宝飾品」が1位になっています。これは国内で作った「宝石・宝飾品」をUAEなど中東向けに輸出している結果です。ドバイやアブダビでは、アラブのお金持ちがインドで作られた宝飾品を大量に買い付け、それを自宅に飾っています。 一方、輸入は「原油・石油製品」、宝飾品を作るための「金、銀」、「電子機器」が多くなっていて、輸入相手国は中国が1位、UAEが2位となっています。 日本は輸入相手国・輸出相手国として、どちらも11位になっていて、インドとの関係において「出遅れている」と言わざるを得ないでしょう。 輸入相手国としては、韓国(10位)にさえ今の日本は及びません。韓国は、インドに対して積極的に自動車や電子製品を輸出していますが、日本勢では唯一スズキだけが80年代からインドで現地生産を始めるなど先行しているに留まっています。 日本のインド進出については、まだまだこれからといった状況ですが、今後の可能性については注目すべきでしょう。菅首相とベトナムのグエン・タン・ズン首相は31日、ベトナム南東部で計画されている原子力発電所の建設について、日本が請け負うことで合意しました。 原発を初めて導入する新興国で日本が建設を受注するのは初めてです。また両首相は、中国から輸出制限を受けているレアアースについても共同開発することで合意しました。 日本とベトナムの関係が一気に強化されたような印象を受ける人もいるかも知れませんが、まだ現段階では「決定的」ではないと私は思います。ベトナムはロシアから2基の原発の輸入をすでに決定していて、日本が原発を輸入する初めての国というわけではありません。また今回の原発の発注にしても、ズン首相は戦略的なパートナーシップ関係の構築のため、日本から原発を購入すると述べていますが、最終的な値段は未決定という状況です。最終的な値段がいくらになるのか、日本から何を輸出できるのか、現地生産比率をどのくらいに定めるのか等、決めるべき事項は未だ沢山残されています。 色々と条件を加えられた挙句、交渉がご破算になる可能性もないとは限りません。 また菅首相は、ラックフェン港建設をはじめとする5案件に対し約790億円の円借款供与を表明しています。この円借款について、私は一つ懸念を持っています。それは今後の日本経済の行方次第では円がハイパーインフレを起こす可能性があるということです。 その事を踏まえるとリスクをヘッジする意味で、私としてはユーロと同じようなアジアの通貨バスケットを作ってはどうかと思います。もしハイパーインフレが起きてしまったら、「円」で返済されても意味はありません。円借款は「円建て」になることが一般的ですが、これを契機にベトナム通貨も含めてアジアの通貨バスケットを検討する価値は大いにあると思っています。*は大前研一先生講演より引用)インドの面積は3293km、日本の8・8倍です。人口11億人、首都ニューデリー、通貨はルピー、1ルピー2円くらいです。インドは急激成長しています。これから発展する国はBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)です。また日本は2010年いっぱいか2011年あたりで中国インドにGDPで抜かれます。実は今はG730兆円BRICs10兆円です。が、2039年にはBRICsがG7を抜きます。インドの成長率はIT産業などです(あるひとは(自称・インド人)インドのITはGDPの5%だ。と言う。誰もIT産業だけでインドが経済成長したなんて言っていません)。ITとはインフォメーションテクノロジーです。プログラマが増えています。 何故かというと過去のカースト制度(階級制度)が関係しています。カースト制度は1950年に禁止になりました。カースト制度はピラミッド体型で、上から「バラモン(僧侶)」、「クシャトリア(王族や軍人など)」、「ウ゛ァイシャ」、「シュードラ」などです。 1950年に廃止になりましたけど地方ではまだ残っています。ITはカーストが決まってないからチャンスがあるとプログラマが多くなる訳です。国会議員や俳優も自由になれるけどIT産業はビックチャンスがあります。インドドリームです(自称インド人のかたのコメントでカースト制度の枠外つまりカースト制は経済発展と関係ないと言う。が、違います。確かにカースト制度はとっくに廃止されたものの地方でまだ残り臭と言うかやはり自由のない社会が残っていて、だからカースト制でビジネスチャンスを狙ってプログラマになるひとが多いって意味付けです。それにしてもコメントは本当にインド人の方でないです。またイタズラコメントの酒井正己や外務省関係者です。それに文句があるなら情報源の池上彰さんに言ってください)。またIT産業のインド人の強みは「数学力」です。日本なら9x9ですがインドは20x20とか18x15とか99x99とかすぐに答えられる「数学力」を持っています。 インド政府も99年にIT産業省庁がつくられ、IT産業技術者を増やしています。インド工科大が有名です。 インドはヒンズー言語が公用言語ですが、22言語も別にあります。が、一番は「英語」です。(インドは昔イギリスの植民地であったから)英会話ができる訳です。英会話ができればアメリカカナダでもビジネスができる訳です。 またインドの強みはアメリカ合衆国とインドの時差が12時間あるということです。例えばアメリカ合衆国のシリコンバレーで夕方eメールをインドに送って、(インドは朝)アメリカ合衆国シリコンバレーで早朝出勤するとインドからプログラムが出来てeメールで送られている訳です。インド人の人件費も安いから充分にペイする訳です。またアメリカ合衆国のコールセンターラインはインドにあります。英語が堪能なのと人件費が安いからです。インドにはアメリカンドリームのようなインドドリームがあります。日本は少子高齢化社会で団塊の世代や団塊の世代の子供しか人口が増えていません。中国も「ひとりっ子政策」で子供がかなり少なくなっています。しかし、発展途上国のインドは若い子供の人口が増えています。かつて、日本も高度経済成長期にはそうでした。 またインドの暮らしですが、かつては経済格差が激しかったが年収40万円の中間層(日本の物価の1/5) 日本の高度経済成長期と同じです。三種の神器(テレビ、洗濯機、車)…インドが今その状態ですね。インドドリームがあります。人口は日本の10倍…数は力なりです。インドでは日本製品や中国製品も売れているが、インド製品の携帯保有者は4億台、5年には9億台になる訳という。年収40万円の中間層は1億円以上です。都市部ではショッピングモールが増えています。ミネラルウォーター50円、鉛筆10円です。またインド製品の自動車「nano」は運転席の隣の席のミラーやバックミラーがありません。何故なら車の渋滞が多いからです。日本では安全性の問題で販売出来ないと思う。野良牛もいますね。何故ならインドではヒンズー教で偉い神の乗り物ということで牛は食べないからです。だから牛が増える訳です。またインドは中国と昔(中印戦争1954年から62年)戦争をしていました。だからインドは核兵器を開発します。なお、カシミール紛争を抱えて仲の悪いパキスタンも核兵器を開発する訳です。だが、今のインドと中国は和解して仲良しになりました。またインドは親日的で第二次世界大戦終結後(ナチスドイツ帝国日本の敗北)でアジア諸国は「日本は謝罪金を払え」というけどインド政府は払わなくていいといいました。インドはなんら被害を受けていないかららしいです。かなりインドと日本は仲良しの国です。  

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北朝鮮の正体 朝鮮総連「(ビンラディン殺害は)米帝国主義」

2011年05月11日 12時14分24秒 | 日記
 北朝鮮の正体
 
 朝鮮総聯の機関紙・朝鮮新報はアメリカ軍のビンラディン殺害作戦を「傲慢な帝国主義的行動」と非難記事を載せました。他国のことを言える立場なのか?と思わず苦笑してしまいます。北朝鮮が拘束日本人のひとり(フルヤ氏)を追放した。拘束されているのはフルヤ・マサキ氏、アベ・ヒデヒコ氏、ヒロオカ・タクマ氏の3人であった。2011年4月26日、またカーター元・米国大統領が訪朝しました。邪魔なことをまたやるのですかね?(笑)。北朝鮮は「首席会議」を受け入れで合意しました。韓国釜山の古里原発は再稼働を無期限で延期したそうです。これは日本の福島第一原子力発電所事故を受けてですね。竹島(独島トクト)は東京日比谷公園と同じくらいの面積しかありません。1905年竹島は日本が占領しました。1945の敗戦後、米国が取り上げます。1910年の「韓国併合(侵略)」でかつて竹島は日本が奪ったんだ、と韓国人の方は言います。サンフランシスコ講和条約で米国から竹島は外されます。韓国は竹島を実行支配しています。このままではいかんと、2005年に島根県議会は2月22日を「竹島の日」ときめました。実は100年前の1905年2月22日に竹島が日本に併合された日だからですね。何故争っているか?は「漁業資源」や「EEZ(排他的経済水域)」でです。ちなみにEEZが重なったら?は真ん中で区切りです。「米韓合同軍事演習への日本の参加」は北朝鮮に「日本への攻撃の口実」を与えるだけです。何故なら韓国はミサイル一撃で空爆するが、日本民主党政権は多分二度目のミサイルで議論し小田原評定するだろう。北は暴発するなら日本を選ぶだろう。自衛隊(日本軍)がかつての植民地(韓国)の地を(邦人救出のためとはいえ)踏むことは理解されないだろう。ここまで脳天気な首相が日本を治めているのが恐ろしいですね。韓国軍関係者などによると、北朝鮮軍は23日午後2時30分過ぎ、南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の南側に浮かぶ韓国北西部・延坪島(ヨンピョンド・東京ドーム105分の面積)に向けて数百発の砲撃した。これに対し、韓国軍も数百発を射撃し、応戦した。北朝鮮が韓国の島に砲撃=家屋70棟炎上、交戦に―4人負傷の情報も。軍人2人民間人2人が死亡した。50年前の朝鮮戦争以来の戦慄の砲撃です。これを受けて韓国政府は金秦栄(キム・テヨン)国防大臣を更迭、後任に金實鎮(キム・グァンジン)氏を国防大臣に任命した。テロ国家はこのまま滅ぶのでしょうか?まあ、私のジャーナリストとしての勘だが、この砲撃は「戦争誘発・武力挑発」ではなく「金正恩(キム・ジョンウン)の実績つくり」だと思います。「瀬戸際外交」のひとつですが、金正日が世襲するときの「大韓航空機爆破テロ」「アウン・サン廟爆破テロ」と同じです。また韓国軍が軍事演習をやっていて、韓国軍の演習にあわせて北朝鮮軍も軍事演習せざる得ず、ただでさえ少ない油や弾薬が使わなければならない。それをやめさせ、アメリカを交渉の場につかせるための「瀬戸際外交」である。これで「戦争」が起きるか?といえばそれはない。北朝鮮には戦争をするだけの弾薬も燃料も食料もない。(1999年6月「第一延坪海戦。韓国人死者0、北30人」2002年6月「第二延坪海戦。韓国人死者5人、北13人」2009年11月、韓国人死者0人、北1人。2010年3月「韓国哨戒艦魚雷沈没事件韓国人死者125人」)
北朝鮮がウラン濃縮施設を稼動させていることがわかりました。2、3年後には核ミサイル実現です。また「瀬戸際外交」です。北朝鮮で軍事パレードがおこなわれ金正日の息子・金正恩(金正雲)が「後継者」として「お手ふり(笑)」して披露されました。また日本全土及びグアムまでを射程とするミサイル「ムスダン」も披露されました。北朝鮮軍No2の趙明禄(チョ・ミョンロク・86歳)が北朝鮮で、ファン・ジャンヨプ(87)が韓国で病死しました。ー南北朝鮮はいずれ統一されるだろうが、前例の東西ドイツとは違うのは東ドイツは北朝鮮のような飢餓者がいなかったことです。当時の東ドイツは「社会主義国で一番豊かな国」といわれていましたが、それでも「貧乏国」でした。北朝鮮はそれ以下の飢餓国です。韓国だって豊かな国とは言い切れません。また「世界のATM」日本が金を出すのでしょうね。北朝鮮は核濃縮実験の最終段階に入ったそうです。北朝鮮が建国60周年ですね。金正日の三男・金正恩(正雲・ジョンウン)が大将・軍事副委員長に任命され「事実上の後継者」に決定されました。また正日の妹の金慶喜(ギョンヒ)と夫の張成沢(チャンソンテク)が正銀のサポート役に任命されました。北朝鮮の金正日が5月に続き8月に特別列車で中国に訪問しました。これは経済援助の要求と3男の正恩(ジョンウン・正雲)のお披露目だといわれています。またカーター元米大統領が訪朝です。北に拘束中のアイジャロン・ゴメス氏の解放の為だそうです。3年前に解任された朴奉珠(パク・ボンジュ)が金正銀(金正雲)の後見人として朝鮮労働党軽工業部第一副部長として復権していたことが明らかになった。ちなみにNo.2は張成沢(チャン・ソンテク)。韓国の李明博大統領は新首相に金氏を選出しましたね。また2010年7月20日、金賢姫元工作員が来日しました。しかし、新たな情報などある訳ありません。テロリストをVIP級の待遇で「昔話と日本観光」を満喫させても意味がない。戦略的に考えるなら拉致のフィクサーのような脱北者がいるのだからそういう人物を尋問するべきだろう。米国のクリントン国務長官とゲーツ国防長官が韓国にいき2プラス2会談で新たな「北朝鮮制裁案」で合意しましたね。韓国の軍艦が北朝鮮からの魚雷で沈没させられたと断定されました。北の潜水艦はヨノ級(鮭)だったそうです。(ちなみに大型潜水艦はサンオ級(鮫)です)。韓国の統一地方選挙は与党ハンナラ党の敗北でした。これは李明博大統領の「反北朝鮮政策」へのしっぺ返しと言われています。金賢姫元死刑囚が来日するそうですね。クリントン国務長官(外相)が来日して岡田外相と日米外相会談を実施、北朝鮮への圧力で合意しました。核兵器開発につながる「核融合」に成功したと北朝鮮が発表しました。北朝鮮の工作機関「偵察総局」の工作員2人がファン・ジャンヨプを暗殺しようと韓国に侵入したとして「暗殺未遂」容疑で逮捕されました。金正日が列車で中国訪問して経済援助を要求しましたね。日米で開発中でMD(ミサイル防衛迎撃システム)は北朝鮮のミサイルに射程が届かず迎撃は出来ないそうです。更なる改善が急務です。金正銀(正雲)の近影が明らかになりました。26歳なのに「おっさん」みたいな男です。韓国海軍詳解艦「天安(チョンアン)」の沈没事件は北からの魚雷による「バブルジェット」だそうです。中国共産党幹部と金桂寛(キムゲガン)が会談です。1年9ヶ月ぶりに6ヶ国協議が再開されるか?が、北朝鮮は完全に国際ルートを失ったのです。韓国の太陽政策など馬鹿でしたね。ファン・ジャンヨプが亡命先の韓国に帰りました。彼を来日させてもたいした情報が得られないことが分からないほどこの国は鈍いです。ファン氏には北朝鮮からの「暗殺計画」があるそうです。また金賢姫(キム・ヒョンヒ)元・死刑囚を日本に呼ぼうとしていますが彼女も立場があって本当のことなど言えません。招聘は無意味です。金総書記の視察に三男・正雲(正銀ジョンウン)の神格化です。北朝鮮はデノミ政策を実行して「タンス預金」が一夜にして「紙屑」になった。また餓死者が多発しているそうです。制裁案は中国に配慮して「非軍事的」な制裁にとどまりました。また朝鮮戦争1000万人離散家族の一部の再会がありましたね。北朝鮮は「聖戦」声明を出しました。また北朝鮮では今「150日戦争」という経済力をアップさせる経済的改革を継続するそうです。失敗するでしょうね。北朝鮮への制裁で北朝鮮人の口座凍結渡航禁止が実施されましたね。北朝鮮の暴走に注意が必要です。戦前の日本や末期の日本のように「真珠湾攻撃」や「特攻隊」…だのという暴走に注意が必要です。「オバマさんは核兵器をなくせますか?」という質問ですが、難しいでしょうか。世界には核弾頭が8000発以上あります。米国が2700発、中国は186発、ロシアは5000発持っています。まずは国連安全保障理事国(米国、英国、フランス、ロシア、中国)の足並みをそろえる必要があります。が、NPT(核拡散防止条約)に加盟していないインドやパキスタン、イスラエルも持っています。イランと北朝鮮も開発中です。CTBT(核実験禁止条約)の世界的な加盟が必要です。また核実験には遠心分離機が必要ですが北朝鮮は20個しか持っていません。イランは70個ありますけどそれでも3年くらいかかる。米国のクリントン元・大統領が平譲に行きましたね。まるで牧師大統領カーターです。アメリカ人のふたり解放の為ですがなんだか無能大統領の攪乱のようです。5か月ぶりにローラ・リン(32)さんとユナ・リー(36)さんが帰国しました。なお、現在は米軍が日本がターゲットになる…だの言って金を日本政府からださせようとしています。騙されないでください。何のための「日米安保」ですか?日本本土が爆撃されればただちに米軍が北朝鮮を空爆します。だから馬鹿でもない限りミサイルで日本本土を攻撃なんてありませんよ。だが、六か月協議米国代表のボスワース氏は北朝鮮には強硬にやるしかないと発言しています。国連制裁決議はいよいよ発行されました。北朝鮮はまた三度目の核実験をするそうです。ウラン濃縮し北朝鮮は核兵器にすべて使うそうです(ではなぜ北朝鮮は核兵器にこだわるかというと後述していますが通常兵器ではポンコツでほとんど旧・ソ連邦の武器ばかりで戦争に勝てないからです。だから核兵器がほしい。だが、今の北朝鮮はミサイルに積めるだけの核の小型化には至っていません。なぜアメリカ合衆国が核兵器にこだわるかというとイランなんです。イランも核兵器開発中です。北朝鮮の核兵器開発が成功してしまえばイランの核も認めざる得ない。が、イランの核兵器開発についてはイスラエルが空爆すると思います)。なぜ「要請」になったかというと中国が「義務化」に反対したからです。中国が北朝鮮にシンパシーを感じている訳ではありません。確かに1950年の朝鮮戦争のときは中国は北朝鮮に援軍を送りました。が、中国は北朝鮮のようなアウトローなど嫌いです。但し「体制崩壊での大量の北朝鮮難民」が怖いだけなんです。また後継者に決まった正雲は軍部顧問委員長に推挙された。金正日の妹も出ていました。北朝鮮はサイバーテロ事件を犯しましたね。6か国協議の新米国代表(前任ヒル氏)キャンベル氏は日米韓で朝鮮半島非核化を決議しようと意欲的です。また小中ミサイルが余っているらしくまた日本海にミサイル発射するらしいです。軍の統率の為です。金正日は息子の正雲を「偉大なる血統は私同様に正雲をこの国にうけつがれ国を勝利に導くだろう」と正式に後継者に指名しました。ヒラリー国務長官は「北朝鮮の六か国協議に復活」を訴えました。北朝鮮は朝鮮戦争の停戦条約を破棄します。金正日が死にかけているからです。また北朝鮮は交渉の意味がないテロリスト国家です。拉致問題にしても拉致被害者の安否で田原総一朗氏の発言が話題になっています。が、田原氏の発言は正しいと思います。北朝鮮は日本から大金をぶんどりたい。だが、拉致被害者は死んでいてかえせないのだと思います。北朝鮮はまた長距離弾導ミサイルを発射の準備をしている。場所は東倉里(トンチャンリ)です。また舞水端里(ムスダンリ)にICBM(大陸間弾道弾)が運ばれました。3年から5年くらいで北朝鮮は米国全土を射定とする核ミサイル搭載能力をもつということです。また三男の正雲(ジョンウン)を後継者に決めたところです。金正日は余命一年だそうです。また正雲の側近は正男の暗殺をやろうとして中国にとめられたそうです。旗対嶺(キッティジュン)で中距離ミサイルの準備をしてます。これは日本全土を射程にしています。なぜ北朝鮮がICBM開発に血眼になるのかは後述しています。また外貨稼ぎの綱だった天然資源も価格が下がり大変だった。核とミサイルを外貨稼ぎの手段としているのである。米国と中国をうまくリンクさせて日本主導で動かすべきだ。が、日本独自で先制攻撃能力など馬鹿らしくもある。どうせ右翼の山本一太や安倍晋三の考えなんだろう。馬鹿らしい。自衛隊にそんな先制攻撃能力などあるはずもありません(自衛隊はまともに戦えば三時間くらいしかもちません。映画「亡国のイージス」のようなかっこいい活躍など期待するだけ無駄です。しかも自衛隊は「攻撃されたときのみ」に「反撃」ができるだけです。自分で自分に足枷をしているのです)。国連安保理事国では北朝鮮の核実験を受けて「制裁案」の調整が進んでいます。「貨物検査義務化」と「資産凍結」とそれと「拉致非難」である。私は拉致問題解決には支援国の中国に「ODA全廃」や「円借款早期変換」などで北朝鮮を兵糧攻めにするべきだと思います。が、中国に「北朝鮮体制崩壊後の難民処理資金支援」を確約してからです。一番怖いのが「核がアルカイダに渡ることもあり得る」ということである。拉致問題も解決策がない。北朝鮮が再び核開発プロジェクトを開始したことは書いた。国連制裁決議にたいして反発デモが金泳南(キム・ヨンナムNo.2)を招いて国民10万人を集めて開かれた。金正日は参加しなかった。核爆発実験を(09年5月25日)やりました。場所は豊渓里(プンゲリ)で、威力は広島長崎の原爆レベルであるらしいです。北朝鮮の狙いは、(体制崩壊阻止や新体制への移行や軍部を抑えたいため)などだが、核保有国と認めてほしいのであろう。日米韓の分断を狙っていることです。米軍がミサイル基地をピンポイント爆撃(いわゆる「5027アクション」)するかもしれない。ノドンには少なくとも5発の核弾頭を搭載しようとしているそうです。国連は「安保理決議違反」として北朝鮮を批判している。また米国大統領も「対抗手段を検討する」という。中国も見放しました。が、北朝鮮政権が崩壊すると難民が大量にやって来る為燃料食料配給を停止出来ない。北朝鮮は四面楚歌です。様子見だったアメリカ合衆国も強く反発した。先の国連の安保理での朝鮮鉱業開発貿易会社などへの三組織の資産凍結を受けてのことです。 09年4月ミサイル発射。02年9月に続き04年に当時の小泉首相と金正日総書記が握手を交わした。難題は多い。北朝鮮は拉致問題でごね捲る。金正日は何故、ひとさらいや豪華なハーレム設置、アヘン密輸、偽札、などをしたのか? 20万人もの罪なきひとを収容所にぶちこんだりしたのか?何故GDPの25%もの金を軍事拡大に遣い飢えたひとを救わないのか? 確かに話し合いには意義があり水を差すつもりはさらさらない。しかし、だからといって話し合いですぐ平和が来たり統一が成る訳ではありません。日本や韓国や中国は金をむしりとられるだけだ。今の金正日独裁体制の北朝鮮には一円もやってはならない。 「収容所国家」「ひとさらい国家」「テロ国家」「人権じゅうりん国家」「犯罪国家」「飢餓国家」 「赤い封建国家」 北朝鮮こと朝鮮民主主義人民共和国を揶揄する言葉は多い。1994年に金日成が死んだとき、日本のマスコミは「死んでしまえばいいひと」と言うのかお茶を濁した。彼の犯した犯罪に触れずにである。また息子の金正日は、芸術活動に通じ意外とまともと報道した。 当時の金泳三大統領は弔辞を送らなかった。理由は彼が朝鮮戦争を起こす張本人で250万人の同胞を死においやったから。 これは歴史的に正しい判断だ。21世紀になったのに北朝鮮のような国が存在していること自体が驚きである。しかし、金正日の命運もうすぐ終わる。経済は悪く、ほとんど物物交換であるそうです。また賄賂も日常化している。売春婦も多い。確かに飢餓は広がっている(平譲は別。首都・平譲は朝鮮労働党などや金王朝などの特権階級が住む為)。しかし、それは人災である。北朝鮮はGDPの25%もの金を軍事費用に使っていて、それを飢餓問題に当てれば飢餓など起こらない。だが、民衆が蜂起するのは無理だろう。民衆は武器も金も油も体力もない。だが、情報は国民に浸透しているという。情報鎖国など無理なのだ。主体(チュチェ)思想などというまるでオウム真理教みたいな馬鹿思想で国民を騙していて深刻である。またイラク戦争などで基地を地下に作り直したっていう。地下基地は少なくとも8か所あるそうです。衛星で監視できないような地下基地からミサイルを発射するそうです。だが、戦争になっても誰も金正日正雲についてこない。彼には人望がなく、小心者で軍事歴も1か月くらいだからだ。南進など一部の狂人軍人しかついてこない。北朝鮮の軍事力は中国製や旧ソ連製のぽんこつばかりです。百万の腹が減って動けない兵士とぽんこつ武器……しかしみくびってはならない。まず、北朝鮮の経済制裁だが、朝鮮総連の資産没収や金正日や正男、正哲、正雲の首に懸賞金を賭ける。また兵糧攻めだ。テロリストと話し合いなど無駄だ。断固とした英断を求める。頑張ってください! どうやら後継者は金正日の息子の正雲のようでした。まあ、いま「若大将」と呼ばれているそうです。若過ぎる。まあ、世襲ということでしょう。金正日の誕生日や金日成の生誕日が近いからそれがあるのは確実ですね。またミサイルのことでいえばテポドン1、2は日米安保を考えるとあまり脅威ではない。むしろ150から300基あると言われるノドンだろう。ノドンは移動式で複数発射が可能である。また例のカーン博士が核拡散して北朝鮮にも核技術がいっているという(ミサイル搭載能力はまだない)。MD(ミサイル防衛システム) にしてもあらかじめ発射するのがわかっているから実験が成功(それでも成功率67%)な訳で、本当の戦争などを考えるとあらゆるところから複数回ミサイルが発射される筈でその時にミサイル防衛システムがうまくいくかは微妙だ。 国連決議は資産凍結になった。2012年は北朝鮮にとって重要な年になる。金正日七十歳、金日成生誕百周年である。国民が飢餓で飢える中まだ核ミサイル開発に血眼になる異常国家北朝鮮はどこに行くのでしょうか? とにかく独裁体制が崩壊しない限り、拉致もミサイルも核も麻薬や偽札も問題は解決しないことは間違いありません。 それと北朝鮮は議長声明や日本の単独制裁を受けて、六ケ国協議から離脱して核ミサイル開発を再開するという。まあ、もともと最初から北朝鮮はその気だったってことであろう。最初からアメリカ合衆国との二ケ国直接交渉目当てです。韓国は保守のイ・ミョンバク政権に交代して、日本も中国とロシアも冷たい。オバマ米国合衆国大統領ならわかりあえるかも……イランの核開発もあるし…。また、金正日も健康問題があり世代交代が迫っています。だが、アメリカ合衆国にとっては北朝鮮のミサイルがアメリカ合衆国本土に届かないなら関係ない。馬鹿が極東の半島で独裁やっているだけである。日本や韓国にはいつ核ミサイルノドンが何発も飛んで来るかわからない。拉致問題も解決しない。さて、日本の次の策は何か?まさか何の策もない訳ではあるまい。肝心の日米安保が機能していない。アメリカ合衆国大統領頼りの無能無策は日本はそろそろやめるべきだ。さて、どうする日本?? とにかく核爆発ミサイルは許してはならない。どうすれば北朝鮮をストップ出来るだろうか?考えよう。   
       

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環境問題とCOP16「名古屋議定書調印」閣議決定

2011年05月11日 12時08分53秒 | 日記
環境問題
 
 2011年5月10日民主党政府はCOP16(名古屋議定書)への署名を閣議決定しました。2011年5月7日、国連の自然遺跡機関(ユネスコ)が「岩手県平泉」と「東京小笠原諸島」を国際資源遺産(世界遺産)と認定しましたね。2010年、2011年の冬は大寒波で北陸・東北は大雪でした。除雪が間に合わず列車が運休になったり、除雪作業中の事故が多発しました。問題点は「高齢化」と「利権」です。雪国の建設業者は冬は仕事が無い。だから「除雪業務」でメシを食っている訳です。「利権」という「甘い汁」を吸った業者が「予算消化」のために頑張った結果がこれです。COP10会議が名古屋で閉幕。EUは京都議定書延長を容認しました。名古屋議定書採択です。ただし、発展途上国の「植民地時代からの利益配分」はさすがに否定され「名古屋議定書からの利益配分」と決まりました。また、「遺伝子切り替え食品・医療品」は利益配分外です。ただし米中両国が温室ガス削減に応じるなら、という条件付きです。シーシェパードのピーター・ベスーン元船長被告は、ニュージーランドのラジオで日本の調査捕鯨船によって沈没させられた船は「同情を買う為わざと沈没させた」と証言したことが明らかになりました。とんでもない悪党集団ですね。こういう連中がいるから世界情勢が荒れるのです。こういう連中に金を渡しているスポンサーの気が知れません。ちなみに東京スカイツリーの高さは何メートルかわかりますか?正解は634mです。何故なら江戸時代前まで、東京埼玉付近は「武蔵の国」とよばれていたそれで語呂で「武蔵(634)」な訳です。また白熱電球よりLED電球のほうがエコです。確かにLED(青色発光ダイオード)電球は白熱電球が100円なのにたいして2500円くらいします。しかし、節電効果が高く、20年は持つという耐久性を持ち、高い性能を要します。ちなみにCOP10とかCOP11とかわかりますか?COPとは「生物多様性条約」の締約国会議のことです。地球には3千万種の生物がいるといわれています。これを守るにはどうするか考える会議です。世界には「生物資源」という種が沢山あります。例えばアオカビからは結核の薬・ペニシリンが、ツモツケソウからは解熱剤のアスピリンが、八角からは新型インフルエンザ薬タミフルが出来る訳です。まだまだジャングルには難病にきく生物や生物資源がありそうです。2010年夏の日本は猛暑の暑さとゲリラ豪雨でしたね。ちなみにゲリラとはスペイン語で戦争用語で「少人数で神出鬼没な攻撃をする」という意味です。猛暑の原因は「ラニーニャ現象」です。「エルニーニョ」とはスペイン語で「男の子」でペルーの近海にクリスマス頃に海面の温度が上昇し、恵みの雨が降ること。「エルニーニョ現象」とはペルー近海の海面温度が高くなり貿易風が弱くなり、太平洋中部にだけ高気圧がはりだし日本海近辺は冷夏になります。「ラニーニャ現象(スペイン語で女の子)」は逆で、貿易風が強くなり、日本海近りが高気圧で包まれ猛暑になるのです。だから暑い夏だった訳です。シー・シェパードのメンバーのひとりが日本の捕鯨船に侵入して逮捕ですね。しかも船長であるそうですね。ピーター・ベンソン船長被告ですが彼の供述でシーシェパードのポール・ワトソン代表にも逮捕状が出されませた。が、相手の「プロパガンダ」になるからマスコミはあまり報道するな。相手の思う壺です。ピーター・べスーン被告は懲役4年執行猶予3年です。実は日本人は縄文時代から鯨を食べていて、縄文時代の化石には小さな鯨の骨があったそうです。本格的に日本人が捕鯨を始めるのは江戸時代からだといわれています。17世紀にはイギリス、オランダ18世紀には米国も捕鯨し始めます。1853年ペリーの黒船が幕末日本に来ますが、何故「開国しろ」といったのか?は実は日本近海で捕鯨するための食料水の補給港がほしかったからです。ただ欧米は鯨油を取るだけで、肉は食べてはいませんでした。まだ石油が発見される前、ランプや照明用に鯨油が必要だったからです。1948年にできたIWC(国際捕鯨委員会)では「捕鯨しすぎると鯨がいなくなるから自粛しよう」ときめられます。が、1950年には捕鯨オリンピックがあったりしました。石油が発見されると欧米は捕鯨をやめてしまいます。そして過去を忘れたのか捕鯨を続ける日本とノルウェーを批判しはじめるのです。日本とノルウェーは「調査捕鯨」として「減っているのか?増えているのか?何を食べているのか?」を調べています。マッコウ鯨は150万頭、ミンク鯨は100万頭増えているそうです(北極鯨は減っている)。鯨は人間の食べる4倍の魚を食べます。「調査は建前で、食べたいだけだろう?」というのがシー・シェパードやグリーン・ピースの訴えです。シー・シェパードは日本船だけに攻撃しているのではありません。過去、アルゼンチンやノルウェーの船を爆破したりしているんです。また総量規制、地球温暖化防止排出量取引25%削減を閣議決定しました。25%がいかに無理難題な目標レベルかは論ずる迄もありません。トキが野生のテンか何かに襲われ9羽死にましたね。世界中でマグロが大人気で漁獲量が減っています。とうとうクロマグロが捕獲禁止されそうですね。なんとか否決されましたね。日本人が食べ過ぎたせいです(マグロの消費の90%は日本人)。私が日本政府の戦略のなさを嘆くのは弱小国に大金を払って「クロマグロ漁獲賛成票」を集めるより、反対国のマグロ漁師達と交渉して強力なロビーイング行為をさせるという「当たり前の戦略」すら考えられない無能が国家戦略だの行政刷新だの言うことである。IWC議長は商業捕鯨を一部容認しました。鯨が増え過ぎているからです。ワシントン条約でジャイアントパンダ、ジュゴン、チンパンジー、チーター、ラッコなど3万種類が絶滅危惧種。この中にクロマグロも入る可能性大です。またマグロの国際条約機関というのがあって、大西洋ICCAインド洋TOTZ太平洋WCFCI中米ATTC南極海CCSBTなどです。またマグロは漁獲量があるし冷凍室に大量にあるので「品切れ」はないのです。米国は環境の為に原子力発電所(原発)を100基を設置する計画を発表しました。これは日本がアドバンテージを取れる計画です。何故なら原発の技術は日本企業が世界一であるからです。原発の技術は日本企業が世界一で先進国や発展途上国でも10年20年では日本企業に追い付くことは出来ない。まさに逆転勝利です。またオーストラリアの環境右翼「シーシェパード」が日本の捕鯨船に悪辣な真似をしましたね。彼らは「鯨は頭がいいから食べるな!」という。なら豚や鳥や牛は「頭が悪い」から食べていいのか?野菜だけ食べてろ。馬鹿ども。だいたい鯨をとらなくなって食物連鎖が狂って鯨が増え過ぎて鯨が大量にマグロを食べてマグロの漁獲量が激減しています。彼らは何を考えているのか?多分何も考えていないのでしょうか。ただ馬鹿みたいに「鯨を捕るな」「鯨を食べる日本人とは話さない」だから。まるでオカルト宗教団体です。鳩山さんは温室効果ガスを25%削除しますって言う。が、無理じゃないか?この25%削減(いわゆる鳩山イニシアチブ。この25%目標レベルは工程表すらないそうですね(笑))に世界は冷淡です。というよりやはり米国の動きと中国などの新興国の動きを世界は注目しています。日本の25%は無視されました。まあ、この25%という数字の「困難とするデータ」は経済産業省の環境温暖化25%削除でGDP-3・8%というのは「2020年に650兆円予算国家になれば…」というでたらめです。この数値は麻生前政権の民主党への「しっぺ返し」です。エネルギー消費革命や環境ニューディールの数値を入れていません。また2020年には石油エネルギーからグリーンエネルギーにかなり変換している訳です。そういうところがありません。だが、確かに産業界にだけ温室効果ガス削減をシフトすると「なら工場を外国に移そう」という産業の空洞化があるかもしれない。だから、2020年にに25%削除は難しいのではないか?中国インドブラジルが温暖化防止に参加すべきであるがアメリカ合衆国の温暖化防止政策成立は駄目らしいです。25%の削減にはからくりがあります。アル・ゴアの「不都合な真実」にはウソが多く、何故ノーベル平和賞を受賞したのか理解出来ません。例えば鳩山首相の25%は毎年1兆8000億円かかり百年後に0・02度しか温度が下がりません。では温暖化とCO2(二酸化酸素)の関係はわかりますか?大気圏にCO2があるとないとでは大違いです。太陽熱はCO2がないと宇宙に逃げて地球上の温度は-17度。あればこそ地球上の温度は15度くらいなのです。が、CO2が増え過ぎると太陽熱の宇宙空間への逃げる分が減るので温暖化が進むのである。過去に何万年前に氷河期や熱帯期はあった訳ですけどね。温暖化で北極やシベリアの氷が溶けると海面は上昇する。ヒマラヤの氷河が溶ければ「水不足」「環境難民」も出てきます。ツバルやオランダなどは海面上昇で水没する可能性があります。COP15は京都議定書の延長で妥協してしまいました。閉幕しましたけど成果ゼロです。BRICsなどの新興国を見ると世界で集まっても何も決められないことを示した。米国中国途上国の削減がないままです。そんな中で曖昧なままで「コペンハーゲン合意」などという意味不明な合意案が採択されました。これは「産業革命時代よりCO2や温暖化を2度までの上昇に抑える」という馬鹿げた目標レベルです。イギリスの代表団は「中国が悪い。会議をハイジャックした。数値目標レベルさえ決められない」といささか物騒な言葉で中国を批判しました。中国側も「イギリスは批判出来る立場にない。むしろ反省するべきだ」と反発していますね。中国は初の数値目標を出してきましたね。CO2(GDP比率で)40%から45%減です。但しGDP比率ですから実質は数%です。09年12月7日にデンマーク・コペンハーゲンでのCOP15では「包括的決定」を有力にするそうですね。米国とインドの首脳が会議に出席するそうですけどこれはパフォーマンスですね。日米首脳会議は駄目になりました。途上国に先進国が年100億ドル払う(更に日本は60億ドルの上積む)ことで合意しましたね。今は日本がお金をじゃぶじゃぶ出しているだけです。排出権取引をやるべきです。減らすものを売れるならペイします。米国のワックスマンマーキン法はグリーンニューディールでということです。が、サブプライムローンのように環境ビジネスに金融が入ってくるのに警戒するべきだって感じる。金融が入ってくるのではむちゃくちゃになる。スペイン・バルセロナで開かれていた京都議定書以降の枠組み会議は進展がないまま終了しましたね。クロマグロの漁獲枠が4割削減で合意しましたね。が、日本にはマグロのストックがかなりあり、マグロが値上がりすることはありません。COP15が暗雲に曇りそうです。結局、環境保護手段は「イコール経済的抑制」ということです。このまま地球温暖化なら21世紀末には気温7度上昇して海面は2m上昇してしまいます。日中環境会議のCO2削減などの協力も42か所どまりです。サミットで温室効果ガス(先進国で40%、新興国で25%)削減を支援する基金が設立されるそうですね。基金はだいたい100億から200億ドル(9500億から1・8兆円)の規模になる予定ですね。温室効果ガス25%削減というなら少なくとも4兆円、今の3分の2のエネルギー消費電力で月に一世帯あたり30万円くらいの負担となります。国連の気候変動サミットが閉幕しました。米国はオバマ大統領が「3年で再生可能エネルギーを確保する」という。モルジブのナシード大統領は「カーボンニュートラル(排出ゼロ)」をスウェーデン(EU議長国)のラインフィルト大統領は「90年比率25%から40%まで削減する」と表明しました。なお、中国が鉱物資源(プラチナ、レアアース、ニッケル、タングステン、マンガン、ガリウム、インジウム)を一国で大量に囲い込んで問題になっていますね。日本は「レアメタル」の高騰が必死です。温室効果ガスをアメリカ合衆国と共に四割をしめる中国の胡錦涛国家主席の意志が是非とも必要です。サミットでは2050年に温室効果ガスを80%削減することが決まりかけましたが決裂しました。いつまでに目標達成になるのかも「玉虫色」です。リップサービスだけではあまり意味がありません。鳩山さんが温室ガス削減目標をマイナス25%(2020年までに)目標を主張しました。が、本当に実現性がある数値目標なのか分からないです。だが、経団連のマイナス4%、環境団体のマイナス30%よりはマシです。だが、専門家は15%でも低く過ぎるそうです。世界の二酸化炭素の4%しか日本は排出していない。ならもっと排出量を減らせるはずだと言うのです。2割を占める米国、中国に比べたら僅かでしょう。が、日本が率先して排出量をもっとあげるべき必要がありそうですね。このまま温暖化がすすむと2050年までに2億人が移住しないといけないらしいです。日本の七割は森林で2500万haあります。が、エコロジーを考えて森林公園をもっと増やす必要があります。減税だからと車を買うといいなんて言うことはありません。維持費や使用中に排気ガスが出る訳です。またエコ家電製品もまた使用中に電気を浪費する訳です。更にいうなら「地球温暖化防止」は「地球人」として重要なテーマです。プロジェクトは数年間単位でしよう。だから民主党政権でです。民主党政権では25%だという。だが、外国から買う分で1・6%ですからまあ無理じゃないです。但し90年代をベースラインにすることは無意味です。まだ地球温暖化防止システムがやられた前だからです。金科玉条では困ります。ECC(先進国)では20%から25%温暖化ガス削減基準が大事です。「太陽電池」「原発」「エコカー」はやって下さい。補助金を出してグリーンニューデイルで「産業」をつくるべきだ。ドイツでは環境産業で2000万人の雇用が生まれました。家庭より会社のほうが業務基準が安いのはおかしい。エコビジネスは100兆円産業である。「炭素税」など必要です。また「太陽電池」「風力発電」も補助金を出して電力会社が全部買取を義務化することです。エコポイントはいいのですが2010年3月で終わりです。その後で反動があるかもしれません。地球の人口は65億人、技術力が強くなった。でも、大気の厚さは球にニスを塗ったくらいしかない。地球の植物の大部分は赤道の北側にある。温暖化の結果、アフリカのキリマンジャロの雪が10年も経たないうちに消え失せる。ヒマラヤの氷河も消え失せつつあります。ヒマラヤはアルプスの100倍の氷があります。河川で人口の40%が飲み水を得ています。今後50年から25億人が飲み水の深刻な水不足に直面する。ハリケーンが多くなったのは温暖化と無縁でない。アフリカの中央アフリカには6番目に大きなチャド湖があったがなくなった。北極は陸地にかこまれた海(氷の厚さは3メートル)南極は海にかこまれた大陸(氷の厚さ3000メートル)グリーンランド(氷の厚さ1500メートル)も大陸でしょうか。南極や北極やグリーンランドの氷が溶ければ海水面5.5^6メートル上昇するとオランダやフロリダが海水に沈む。病気を媒体するもの(も、蚊、ツェツェバエ、シラミ、げっ歯動物(ネズミなど)、ダニ、コウモリ、ノミ、カタツムリ)渡り鳥の孵化も温暖化の影響で早くなっているという。2050年には人口91億人になる。温暖化ガス排出率はアメリカ30.3%、欧州27.7%、日本3.7%、東南アジア中国インド12.2%、豪州NZ1.1%。
ソーラーパネル、地熱発電所、エコ電球、屋上緑化、ハイブリットカー、ハイブリットバス、風力発電所を有効にしましょう。 
 
        

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桂小五郎(木戸孝充)と新選組「幕末の奇跡」ブログ連載小説3

2011年05月11日 08時54分55秒 | 日記
         3 黒船をみる



 ”新選組”の名を知らぬ者はいまい。
 隊長近藤勇の前の名前は島崎勝太といい、彼は農民出身である。「サムライになりたい!」その一心だった。そんな彼は江戸(現在の東京)の試衛館という貧乏剣術道場の指南役・近藤周助の養子となる。「サムライになりたい!」その一心のワン・ステップだった。 近藤勇は角張った鬼瓦のような顔で、ゲンコツが口にはいるほど口が大きく、筋肉隆々である。剣にもおぼえがあった。必殺剣術「天然理心流」、それが彼のすべてだった。まるで宮本武蔵のように、剣、で世の中を渡れると信じて疑わない人物だった。人一倍おひとよしで信じやすく、多摩の故郷を心から愛していた。
  副長土方歳三は面長の顔で、色白、しかしキレやすい。何かというと「斬れ! 斬れ!」とわめいたという。近藤の幼馴染みの農民で、痩体、しかし剣はすごかった。”泣く子も黙る鬼の土方”のちにいわれた。なかなかの風流人で、俳句や水墨画もたしなんだという。沖田総司は近藤勇より十歳も若い。池田屋事件の時は、沖田総司二十一歳、近藤勇三十一歳、土方歳三三十歳である。それに井上源三郎ふくめて、四人が天然理心流宗家・近藤周助(周斎)の相弟子であった。このうち近藤が、十六歳の嘉永二年に周斎の養子になった。が、かといって勇がかれらの師匠という訳ではない。
 ……まぁ、義兄弟のようなものといっていいだろう。
 沖田総司の元服前の名は「惚次郎」で、黒船来航のときはまだ六歳だった。
 しかし、もう剣は鋭かった。大人でも負かした。剣の天才である。
 沖田総司というと薄幸の色白”美少年剣士”というイメージが皆さんの中にあると思う。が、真実はそれほど色男ではない。肖像画をみたが、いまいち冴えない風貌である。
 だが、ここではあえて、薄幸の色白”美少年剣士”として登場してもらいたい。      
 沖田は浪人で、それは藤堂平助も永倉新八も斎藤一も同じである。
 永倉新八といえば、決党以来の近藤の盟友である。隊では二番隊の長である。
 斎藤一は、京で新選組が結成された頃、江戸から駆けつけ加盟した。斎藤は早くから近藤の江戸の道場に出入りし、稽古を手伝ったり、他流試合の代人として出たりして近藤とは縁が深い。近藤も斎藤を沖田のような直弟子のように可愛がったという。
 斎藤は恐ろしいほど剣の腕が立った。父親が播州明石松平家の浪人であったため、自分も明石浪人と称していたという。


「いやぁ、かっちゃんには借りができちまった」
 若き土方歳三は江戸の町を歩きながらいった。”かっちゃん”とは島崎勝太、のちの近藤勇である。昼時で、空は限りなく蒼天だった。嘉永六年(一八五三)一月のことである。「かっちやんじやないよもう俺は…」近藤は頬に手を当てながらいった。「近藤先生の養子で次期宗家の”近藤勇”だ」
「いさみ? 何でいさむじゃないんだ?」
「知らないよ。先生がつけた名前だから」
 土方はおどけて「いさみ足のいさみか?」と笑った。
「そりゃないよトシさん」近藤はふくれた。「今だってトシさんの女に別れ話して平手打ちされたんだぜ。俺が……付き合ってもない女子に」
「ははは…」土方は笑った。「だから借りが出来たっていったろ?」
 近藤は呆れた。
 土方は誰もいないときは近藤勇を「近藤さん」とぞんざいに呼んだという。近藤は土方のことを「トシサン」で呼ぶ。同じ多摩の百姓出身である。近藤は、武州多摩郡上石原の出で、近在の田舎道場の天然理心流の指南役・近藤周助の養子となる。十代から二十代にかけて関東(八王子周辺)の村々をまわって農民相手に剣を教えたという。
 たまたま多摩郡日野村に斎藤彦五郎という郷土があり、彦五郎は土方にとって姉婿で、彦五郎は天然理心流の保護者であったともいわれている。それが近藤と土方の縁となった。 ともに親友で、青年時代を共にしてきたふたりは、緊密、なものがあった。
「トシさんはいつも女の尻ばかり追いかけてる」
 近藤は愚痴った。「もっと他にいいことないのか?」
「いいことって?」
「例えば、この日本国のために何かするとか…」
「日本国? へん、でかいこというね」土方は笑った。「それでかっちゃんは日本のために何をする?」
「まず剣で世の中を渡っていく。そして幕府を守るんだ」
「幕府? 百姓に何ができる?」
「百姓出身だって…」近藤は口をくもらせた。「秀吉だって百姓から天下人になった」
 その言葉は近藤自身にも薄っぺらに聞こえた。
 土方は「時代が違うよ、時代が! 戦国時代と今の幕・体制では違うよ。今、秀吉が生まれてたら天下はとれないぜ、きっと」と嘲笑気味にいった。
「そりゃそうだがトシさん…」
 近藤は口をつぐんだ。とにかく土方は聞く耳をもたない。そんな相手に何をいってもムダというものだ。土方は「腹減ったな。蕎麦でも食べようぜ」といった。
 本当に聞く耳がない。
 町の蕎麦屋にいって近藤と土方は蕎麦をずるずるすすった。すると、遠くの席にいた男が「やはり江戸の蕎麦はマズイ!」とハッキリいった。
 ふたりはその男をみた。その男こそ長州の桂小五郎だった。りっぱな服を着て、きりりとした涼しい目をしたハンサムな男であった。「マズイ!」はっきりいった。
「……なんだと…この野郎」
 そういったのは店のものではない。土方だった。しかし、近藤がとめた。そして、
「あれ? 桂さん!」と気付いた。
「おう! 近藤くん」桂小五郎はにやりとした。近藤は「トシさん、こちらの方は長州の桂小五郎さん。近くの道場の師範だ」と土方に紹介した。しかし、土方は何も言わなかった。ムカムカしていた。よくも江戸の食べ物を馬鹿にしやがって!
 桂は席を立った。まだ蕎麦は一口つけただけである。
「桂さん蕎麦食べないのですか? 随分残ってますけど…」と近藤。
「マズイものはいらぬ」桂小五郎は冷ややかにいった。「君達の分も私が奢ろう」
 桂小五郎は代金三十六文を払った。
「桂さん、奢ってもらわなくても…」近藤は狼狽すると、土方が「江戸の食べ物を馬鹿にしやがって! 斬り殺してやる!」と殺気だった。
「馬鹿いうなトシサン。相手は神道無心流免許皆伝……かなう相手ではない」
 ふたりは店を出た。桂を追いかけた。「なんだね?」
「桂さん、俺たちはあなたに奢ってもらう訳にはいきません。銭は返します」
「断る!」桂小五郎はキッパリいった。
「どげんしたぜよ? 桂さん」急にやってきた男がいった。浅黒い肌の、近視のもじゃもじゃチヨンマゲの男だった。足には草履ではなくブーツを履いている。面長な男…
「やあ、坂本くんか」桂小五郎はにこりとした。そう、この若い男こそ坂本龍馬であった。「わしは坂本龍馬じゃけんど、おぬしらは誰ぜよ?」
 桂はにやりとして「このふたりは貧乏道場の…」”貧乏は余計だ”近藤は思った。「天然なんとか流のもので」”理心流だ”近藤は思って舌打ちした。「近藤くんたちだ」
「よろしくぜよ!」龍馬は近藤らと握手した。ふたりは戸惑った。
 そんなとき、桂小五郎はもう橋の上だった。「坂本くん! 明日忘れるなよ」
 そういって桂は去った。
 土方は「あいついつかぶっ殺してやる!」と息巻いた。
「おいおいぶっそうなことはなしぜよ。おんなじ日本人同士じゃなかが」竜馬は笑った。 そして「明日、浦賀の黒船を見にいく。おぬしらも来るか?」と尋ねた。
「黒船? 桂さんと?」とは近藤。
 竜馬は「そう。そしてなんと佐久間象山先生も一緒ぜよ。象山先生はわしの砲術の先生でな」と平然といった。近藤と土方は興味津々だった。……黒船か……見てみたい…
「黒船みたら人生が変わるぜよ」竜馬はにやりといった。

  幕末、近藤の”貧乏”道場は「試衛館」、”いも道場”と呼ばれていた。
 田舎者の百姓ばかり集まっていたことからそう呼ばれた。道場には土方も藤堂平助も永倉新八もいた。道場主は近藤周助(隠居して周斎)、その男の養子が勇だった。勇の道着の背中にはドクロの刺繍があったという。常に「死」と背中あわせ……というところか。 新選組とは要するに、武州南多摩の農村に流布されていた天然理心流の剣術道場から成立したようなものだという。沖田も土方もその門人だった。
 なぜ農民の多摩地方の人物が国政に興味をもったのか? それは、武州南多摩というのは元々武田信玄からの家臣が戦乱の中でやぶれて、徳川家康にひろわれて移り住んだ地方であるからだ。だから徳川には非常に義理を感じている。多摩「八王子人同心」という。 だから徳川に一大事あれば駆けつける……という地域の農民たちなのである。
 その”いも道場”に天才少年がいた。名は沖田惚次郎、のちの沖田総司である。
 まだガキなのに恐ろしく剣の腕がたった。まさに天才である。

  近藤が帰ってくると、義母・ふでが文句をいった。
「勇さん、もうあなたは近藤家の跡取りなのですよ。あんな素性もわからないものと一緒になって…」
「土方は素性もわからないものではありません。幼馴染みの農民です」
 近藤はいった。鬼瓦みたいな顔に笑顔が見えた。ふでは「左様ですか」とふて腐れて去った。近藤が部屋に戻ると、沖田惚次郎(のちの沖田総司)の姉・みつが話かけてきた。 結構美人で、気立てのいい娘である。
「勇さん、黒船見にいくんですって?」すばやい情報収集能力である。
「え?」近藤は驚いた。「なぜそれを知ってらっしゃるので…?」
「町でお侍さんたちと話してるのを盗み聞きしたの」みつは平然といった。
 近藤は「そうですか」と素っ気なくいう。と、みつが「異人さんたちは何て幕府にいってらっしゃるのかしら?」と問うた。
「船を内海までいれろとか、鎖国を廃止して開国して交渉しろとか……好き勝手なことをいっているらしい」
「まぁ、そんなことを!」みつは驚いた顔をした。
「俺にいわせれば幕府の役人が腑甲斐無い。ガイジンのいいなりになってる。これから多分、戦、になります。尊皇壤夷です」
「まぁ、戦?!」
「はい。日本中の侍がたちあがります。ガイジンたちを追い払い倒すのです」
 近藤がいうと、ふでがいつの間にか通路にいて「百姓に何ができます?」と嫌味をいう。「……俺は侍になります」
「ははは、どうやって」ふでは笑った。

  次の日の早朝、朝靄の中、近藤と土方の若いふたりが集合場所に向かって歩いていた。人通りはない。天気はよかった。
「黒船に乗り込む」と近藤。
 土方はにやりとして「斬るのか?」といった。
「日本人の中にも気骨のある人間もいるのだとガイジンにみせつけてやる」
「じゃあ、斬るのか?」土方はしつこくいった。
 人足姿の桂小五郎はふたりに気付き「おや? どうしたんだ?」と問うた。
 近藤たちは頭をかきながら「坂本さんに誘われたんです。黒船を見にいくと…」
 すると「いゃあ、遅刻したぜよ」と当人に坂本竜馬がやってきた。
 立派な服をきた初老の男が「坂本くん、遅い遅い」と笑った。
「すいません佐久間先生」竜馬はわらった。
 この初老の男が佐久間象山だった。佐久間は「おい鬼瓦!」と近藤にいった。
「……俺は近…」
「黒船をみてみたいか?」
「は?」近藤は茫然としながら「一度もみたことのないものは見てみたいです」
「よし! 若いのはそれぐらいでなければだめだ。よし、ついてこい!」
 桂小五郎は「先生いいのですか?」と動揺した。
 しかし、象山は「よいよい! どうせ二度と会わぬふたりじゃ」と笑った。
 象山は馬にのった。桂や近藤らは人足にバケて、荷を運んで浦賀へと進んだ。
 途中、だんご屋で休息した。
 坂本竜馬はダンゴを食べながら「おまんら百姓か?」と近藤と土方にきいた。ふたりは答えなかった。竜馬は続けた。「わしは土佐藩の郷士だったんだが脱藩したんじゃきに」「……郷士?」土方はきいた。
 竜馬はにやりとして「土佐では上士と郷士に別れている。上士がサムライで、郷士は商人みてぇなもんじゃ。俺は侍になりたかったんじゃ。お前らも侍になりたいのじゃろ?」 近藤は「もちろん、サムライになりたい!」と志を語った。「俺も俺も」とは土方。
「おい鬼瓦」象山はいった。「日本はこれからどうなると思う?」
 近藤は無邪気に「日本はなるようになると思いまする」と答えた。
「ははは、なるようにか? ……いいか? 鬼瓦。人は生まれてから十年は己、それから十年は家族のことを、それから十年は国のことを考えなければダメなのじゃぞ」
 佐久間象山は説教を述べた。
  やがて一行は関所をパスして、岬へついた。近藤と土方は圧倒されて声もでなかった。すごい船だ! でかい! なんであんなものつくれるんだ?!
 浦賀の海上には黒船が四船あった。象山は「あれがペリーの乗るポーハタン、あちらがミシシッピー…」と指差した。竜馬は丘の上に登った。
「乗ってみたいなぁ。わしもあれに乗って世界を見たいぜよ!」
 近藤たちは砂浜に下り「なんてでかい船だ!」と圧倒されていた。全身の血管を、感情が、とてつもない感情が走り抜けた。近藤たちは頭から冷たい水を浴びせ掛けられたような気分だった。圧倒され、言葉も出ない。
 桂は「あのような巨大な船をつくる国との戦では…勝てないのでは…」と動揺していた。 象山は「桂くん。日本人はこれからふたつに別れるぞ。ひとつは何でも利用しようとするもの。もうひとつは過去に縛られるもの。第三の道は開国して日本の力を蓄え、のちにあいつらに勝つ。………それが壤夷というものぞ」といった。
 近藤勇二十歳、土方歳三十九歳……それぞれ志を新たにしていた。
「かっちゃん! ガイジンを斬り殺そうぞ!」
「佐幕だ! 佐幕だ!」
 ふたりは興奮して叫んで、いた。



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