毎日きちんと掃除をしているつもりでも、視覚に入っていないところがある。
何年もほったらかしのそこは埃がいっぱい。
そんな一角に状差しがある。手紙や通知がたくさん入っているのだ。
公的な通知なんかは期限があるから、必要なければワシワシ捨てられる。
しかし友人や生徒からのちょっとしたお手紙はなんか捨てられないんだなー。
今までもそう思って箱いっぱいに取っておいてはある。
しかし箱に入れて以降一度も読み返していないし、箱自体の存在だって忘れていた。
これから老境に入って過去を振り返り懐かしむ、なんて時に読むかなあ。
私は読まないだろう。
だからといってなあ、捨てるのはー。
バレエの先生に10年くらい前に頂いたお手紙が発掘された。
それはその時は長期代講で来ていたため、それが終わってお別れの際に下さったものだ。
若かりし頃の先生が一生懸命きれいな字を書こうとしている様が見て取れる。
本人は絶対今見たくないだろうなあ。
それを考えると捨てるのも悪くないような気もするぞ。
