ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

rhythm

2018-11-24 07:16:21 | 教室
保育園の先生の生徒さんがいる。
彼女は保育専門学校でピアノを弾いたくらいしか経験がないのだが、
実践では弾かされるので私のところに来ている。
そんな彼女は独特のリズム感を持っていて、どうにも「タッカ」のリズムが苦手。
今クリアしなきゃならない「焼き芋ジャンケン」という曲の「ヤッキイッモ」というところが
どうしても「ヤッキイ・モ」と、タッカタ・タのリズムになってしまうのだ。
何度も直すがすぐ戻ってしまう。
どうしたものかなと悩みつつ街を歩いていたら、
保育園帰りらしい親子がこの曲を口ずさんでいるところに遭遇した。
それが緩いリズムで「ヤーキイッモー」だったのでハッとした。
そうだ、楽譜を頼りにしない人達は楽譜通りの正確なリズムなど必要としていないんだ!
自分は専門職だしどうしても正確なものを伝えなければならないと思っているから
厳しくし過ぎたかも知れぬ。
反省しつつ30年来の生徒である幼稚園の先生に相談したら、
「焼き芋ジャンケンは手遊びの曲だから、伴奏はある程度の正確なリズムは必要」とのことだった。
うーん、いろいろ難しい。