ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

くるみ割り

2012-11-12 00:19:16 | 趣味
まだ11月も初めなのにもう「くるみ割り人形」を観てきましたよ。上野で東京バレエ団の。
ゲストで来ているABTのダニール・シムキン君を見てみようっていうのもあって。

小さい美少年というウワサは聞きいていたけど、やはり舞台での第一印象は「ちっちゃい!」。
比べて見ると他の日本人男性ダンサーとそう背丈は変わらないんだけど、このちっちゃい感じは何だ?
華奢なせいで「リフトが出来ない」とも聞いていたけど、その悪いウワサに対抗するようにリフト満載。
それが結構ドキドキもの。でも他は素晴らしかったですねー。回転でもジャンプでも着地の正しさと余裕ったら。
やはりロシアのダンサーは品があって美しい踊りをなさる。
見慣れないワイノーネン版の「くるみ」で振り付けもお話しも知ったものとは違っていたけれど、
オケも指揮も微妙だったけど、それでもやっぱり「くるみ」は楽しい。

それはいい。
問題は、私の隣の席の三人組親子だ。
私の隣にお母さん、幼児妹、小学生姉の順に座っていた。
始まる前までなんともなかったのに、舞台が始まった途端お母さん咳が止まらない。
それもゴホゴホなんてもんじゃないの。何かが喉に引っかかったとかそんなんじゃなくって死にそうなくらいの。
鼻水もすごいらしくてずっとすすっている。そしたら姉の方も咳が始まったのだ。
そんなに一家で風邪が酷いなら人が集まって逃げ場がないよう場所に来るなよと言いたい。こえーよ。
まだ私の隣のお母さんはマスクもしているし咳をする時は娘の方向いてするからまだアレだけど、
小学生姉の隣の席の人は心底気の毒だった。ダイレクト・ウィルスだもの。
風邪がうつるんじゃないかと猛烈に気になるし、咳も邪魔だし、舞台に集中できなかったのも事実。
あれじゃ本人達もほとんど観れてないと思うんだけど。
他にも子供はいっぱい来ていたけど、みんな夢中になって観ていたのにここの娘はそうでもなかった。
結構なチケット代を出して何しに来たんだ?って感じ~。ちょっと意地悪な気持ちですよ。

外に出ると雨。
こうなるとクリスマス気分は全くないのである。
早まったかな。