明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

明治HDよ 3つの異常(不祥事・労働争議・死亡事故)を正すには長期争議解決しかない! その5

2014年10月12日 16時38分43秒 | お知らせ


9・24東京地評葬儀支援総行動 明治HD行動

労働委員会や司法の不当・異常な判断を拠り所にして、長期労働争議の解決の決断すら出来ない企業経営姿勢を暴く!


当該決意
 争議団団長 小関 守

 総行動に参加の皆さん大変ご苦労さまでございます。そして、明治ホールディングス前に結集されたお一人おひとりに最初に心からお礼申し上げます。
 さてみなさん、都労委が明治乳業全国事件にとんでもない不当命令を交付してから1年2か月余りが過ぎました。
この命令というのは、ゆうならば労働者・労働組合の権利救済機関である労働委員会が、その判断手法を根底から覆すという、とんでもない内容だったわけであります。
 
 私たちは、この労働委員会の存立をも根底から揺るがす内容の都労委命令を、何としても中労委で覆すその決意でいま中労委を闘っていますが、同時に、都労委の変質を許さない共同の包囲運動にも、全力で取り組んでいるところであります。
 
 さて皆さん、しかし、私どもがそれ以上に許せないのは、労働委員会や司法の不当・異常な判断を拠り所にして、こともあろうに「不当労働行為も差別もないというご判断をいただいております」等と開き直って、30年にも及ぶ長期労働争議の解決の決断すら出来ないでいる、この明治ホールディングス、そして、株式会社明治の異常な企業体質であります。
 改めて云うまでもなく、すでに連帯のご挨拶の中でも触れられておられる通り、明治乳業事件と云うのは、ほんとうに解り易い典型的な不当労働行為差別事件なのです。
私たちは、そのことに絶対の確信をもっているのであり、この揺ぎない確信があるからこそ、30年にも及ぶ闘いを「このままでは終われない」という決意で、団結して闘っているのであります。
 
 明治乳業は、1960年代後半から全国的に高揚する労働組合活動に危機感を深め、全国の主要工場に一気にインフォーマル組織をつくって、会社の意のままになる労働組合に変えてきたのです。そして、労働者を「赤組」「白組」「雑草組」などと云う枠組みに分断して、「赤組」という枠組みの申立人らに対しては、徹底的な仕事差別、昇給・昇格差別を行ってきたのです。そして皆さん、1960年代後半から70年代にかけて、市川工場でこの攻撃の先頭に立っていたのが、明治ホールディングスの浅野会長なのです。浅野会長は当時、明治乳業の市川工場に在籍し、私どもと労働組合役員選挙を、「インフォーマル組織」代表候補として激しく戦った、そういう間柄なのであります。まさに、明治乳業争議を知る生き証人であり、不当労働行為を行った張本人が、明治ホールディングスの浅野会長なのであり、彼にはそういう意味でも争議の当事者責任、争議を終結させる当事者責任があるのであります。
 
 皆さん、不祥事、不正行為が絶えない、あるいは先ほどのご挨拶でもありました若い労働者、非正規女子労働者らが犠牲になる死亡災害が絶えない、そして、半世紀におよんで労働争議が絶えないという、この3つの異常企業体質というのは、食品企業にとっては、まさに、致命的な体質なわけであります。
 
 私たちは、この明治ホールディングス、そして、株式会社明治の異常企業体質を徹底的に追及して孤立させ、必ず、この長期争議の解決局面を切り拓くその決意で奮闘しています。もうしばらくの間、もうしばらくの間、皆さんのもう一回り二回りのお力添えをお願いしまして、当該を代表しましての決意と致します。本当に今日はありがとうございました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明治HDよ 3つの異常(不祥... | トップ | え! 明治HD浅野茂太郎会... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お知らせ」カテゴリの最新記事