明治乳業争議団(blog)

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(株)明治に家宅捜査が入る 粉ミルク官製談合の重大事件発覚

2012年09月01日 15時13分34秒 | お知らせ
明治乳業の異常企業体質は相も変わらず!
経営統合し事業再編しても経営の頭を変えなければ不正・不祥事は収まらない!


 乳業最大手の(株)明治らがとんでもない事件をおこしました。粉ミルクの一般競争入札をめぐり、防衛医科大病院で明治ら4社が落札のたびに官製談合により価格をつり上げていました。 防衛省が設置している防衛医科大病院で官製談合が7年もの長期わたりおこなれていました。

 防衛省の予算は、国民の税金でまかなわれています。明治らが国民の税金をくいものにしていたという重大事件です。7年も前から不正を働いていたというと、(旧)明治乳業時代から新会社(株)明治の社長、この6月には明治グループの総帥にのし上がった浅野茂太郎社長と、後任の川村和夫新社長は、この粉ミルク部門を統括する販売部長兼取締役でしたから、この事件の責任者であることは間違いありません。浅野・川村両社長の責任は重大です。談合担当者の責任に擦り付けることなく、直ちに国民に謝罪し、自らの責任をとることを強く求めたい。

 以下、報道記事を紹介します。
 防衛医科大病院(埼玉県所沢市)の粉ミルクの一般競争入札を巡る談合2件事件で、4業者が順繰りに落札していた粉ミルク1キロ当たりの単価が、落札のたびにつり上げられていたことが捜査関係者2件への取材でわかった。埼玉県警は29日午後、4業者の各支店・支社や営業所を談合2件の疑いで家宅捜索した(毎日8/30)。

 県警捜査2課は同日、入札に参加していた森永乳業、明治、アイクレオ、ビーンスターク・スノーの乳業大手計4社の営業拠点を同容疑で家宅捜索した。各社の営業担当者は、土橋容疑者の差配に基づいて輪番で落札したことを認めており、同課では実質的な官製談合だったとみて、裏付け捜査を進めている。(産経8/29)

 県警は、入札に参加した乳業会社の明治(東京支社)と森永乳業(東京支社埼玉支店)、アイクレオ(首都圏支店)、ビーンスターク・スノー(首都圏北営業所)の担当者計6人について、共犯容疑で書類送検する方針。(朝日)

 捜査関係者によると、10年3月にアイクレオ首都圏支店が落札した単価は1キロ当たり1100円だったが、同9月は明治乳業東京支社の1200円、11年3月は森永乳業東京支社埼玉支店の1250円、同9月はビーンスターク・スノー首都圏北営業所の1280円と徐々に上がっていた。

 28日に談合の疑いで逮捕された同病院栄養士で防衛技官の土橋義広容疑者(56)は「05年ごろから談合していた」と供述しているが、当初の落札額は1キロ当たり200~300円だったという。単価は落札のたびに「一度も下がることなく上がり続け」(捜査幹部)、当初の数倍になっていた(毎日8/30)。
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