明治乳業争議団(blog)

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 セシウム汚染の真相究明をないがしろのまま、テレビコマーシャルの明治

2012年03月20日 19時32分01秒 | お知らせ
いまだ粉ミルクセシウム汚染原因の真相究明できない明治の将来は!


 11年12月6日、明治粉ミルクセシウム汚染によって40万缶無償交換すると公表してから、問題の真相と不誠実な対応から世間から鋭く問われています。

 新たに週刊金曜日誌3月16日号では、「被爆者はモルモットじゃない」タイトルの中で、明治はすべての情報を公開せよ、明治製粉粉ミルクの放射線汚染、どういう経緯で汚染されたのか、明治は十分な情報を公開せず、ひたすら「大気汚染説」を唱えるのみだ。「こんな会社に粉ミルクを作ってもらいたくない。」と訴えています。
 
 週刊東洋経済誌2月11日号でも、セシウム牛乳で情報開示しない明治の隠ぺい体質、乳製品の放射能汚染について、明治の社内では「秘密保護誓約書」や「個人情報の取得・利用に関する同意書」など全社員から提出させるなど、「箝口令」も敷かれていたと告発している。

「実業界」誌12年1月号は、学校給食牛乳からセシウムが検出されたが、政府が定める基準値は下回っているものの、児童が毎日口にするものだけに不安がある。「明治」に安全性の確保を求めたが、必要な回答は殆どなされないまま責任回避の姿勢だけが目立っている。余りにも無責任ではないのかと指摘した内容を掲載し、乳業トップメーカーなのに雪印の教訓は生きていないのか?と問い質しています。
以前に実業界は05年6月号でも、「注目企業の気になる今」として、北海道稚内工場で大腸菌に汚染されていた脱脂粉乳を再利用し、「食品衛生法違反」の事件として国会でも監督官庁の責任が問われた問題を掲載している。不祥事は雪印乳業だけでなく、「明治乳業」よ、お前もか!と、安全に対する企業モラルを求められていた。

サンデー毎日誌11年12月25日号も、市民団体「TEAM二本松」の2度にわたる汚染の通報に対しても明治は、「検査しているので問題ありません」、「定期的な自社検査もやっており、必要性を感じなかった」と弁解しつつ無視し続けた。いかに暫定基準値以下の汚染とはいえ、食品大手が「食への不安」を放置していては、それこそ「愚の骨頂」とこき下ろしている。

AERA誌11年12月19日号は、粉ミルクからセシウムに「ショック」乳幼児にとっては「命綱」ともいえる粉ミルク。「安全な原料を使っているので心配無用」は必ずしも通用しない。不検出とされても全部にあてはまるものではないと位置付けている。

日本乳業協会が約束していたセシウム検査結果が公表された内容を見ると、17都県110工場、117製品は、全ての工場の全ての製品において、新基準値50ベクレル/㎏を超えるものでなく、全ての測定下限値10ベクレル/㎏以下の結果となったとして、それぞれの検査数値ではなく、全て「適合」と公表した。

先に紹介した週刊金曜日誌の中で、元放射線医学総合研究所主任研究官で医学博士の崎山さんは、ドイツ放射線防護協会では、子どもが摂取する食品の場合、1㎏あたり4ベクレル以下を推奨しています。これに比べれば、明治のケースは非常に大きな数字と指摘しています。

協会の公表形式は、消費者が求めている立場になっていません。かねてから求めてきた「検査結果の数値」を公表することです。なぜできないのでしょうか。
協会に大きな影響力を持つ明治の浅野社長の権力が巾を利かせていないか。指導があったと強く感じるところです。
各誌の指摘をいまだに真摯に応えない明治の企業モラルはなんなのか?応えない一方、冷蔵庫の中から乳牛が現れ新鮮をかもし出すテレビコマーシャルが流れ出した。これまで一切真相を隠し通す明治の起死回生をはかるものなのか。一刻も早く汚染の原因と究明結果を消費者に提供することが先決ではないでしょうか。消費者は決してごまかされないでしょう。
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