明治乳業争議団(blog)

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「母の日」に21歳の女性従業員が一人作業の中で機械にはさまれて「圧死」7回忌を追悼する

2016年05月14日 17時38分17秒 | お知らせ


2016年05月9日

浅野茂太郎会長様 「明治乳業に殺されたのは私だ!」と訴えている山中穂奈美(21歳)さんの無念の声が聞こえますか? 明治戸田工場社前に34人が集まり7回忌、食の安全と社員の人権と長期にわたる明治乳業争議の解決を松本悟議長が訴える。



 本日の母の日が、明治戸田工場で圧死した山中保奈美さんの7回忌です。
 7年前、入社間もない21歳の臨時社員の山中穂並美さんに、ヨーグルトラインの清掃作業を命じました。本来二人一組でやる危険な作業を一人でやるように命じました。亡くなった現場には、誰もいませんでした。どれだけ、痛かったか、苦しんだか、想像を絶します。
 明らかにこの事故は、安全配慮義務違反です。しかし、明治は本人が安全棒をさしていなかったと、言い逃れをし、本人の自己責任にしました。
 浅野茂太郎会長、川村和男社長、そして、戸田の工場長は、山中穂並美さんと家族に謝って下さい、償って下さい、墓参りをするなど、誠意を示して供養をして下さい。
 このように明治乳業の会社では、40年間に7人が事故死しています。また、2000年以降、33件も食品事故を繰り返しています。なぜ、このような不正・不祥事をくり消すのか、その背景は、もの申す社員にたいし、徹底的に賃金差別と排除をする異常体質があります。その結果、賃金差別、人権侵害などの争議は11件も起きています。現在も、32年目に入った明治乳業争議は、都労委や中労委、東京高裁などが和解提案をしましたが、ことごとく拒否し、長期争議になっています。
 同じ食品企業であるネスレや雪印乳業は争議を解決し、新たなスタートをきっています。
 明治HDの浅野茂太郎会長は、不当労働行為を実行した明治乳業争議の当事者です。ですから、この争議を解決する責任があります。今年は、明治グループ創業100周年です。食の安全を守り、社員の人権を守るまっとうな企業として発展するためにも、明治乳業争議の解決を求めます。


山中さんの人生を奪った明治乳業関東工場(現在は、株式会社明治戸田工場)工場前で「追悼式」をおこなう。

49日法要に合わせて同場所で追悼式を行いました時には、「社旗・安全旗」は半旗掲揚されず抗議の意思を伝えたことを思い出します。
本日は、7回忌を認識されていたようで、半旗掲揚で追悼していました。
その意思をくんで、改めて、本日から安全教育と安全環境を整え将来にわたって山中さんの死を無駄にすることなく徹底することを求めました。
追悼式を主催しました、明乳争議支援する戸田の会議長田中さん、埼労連幹事・諸井さん、地元戸田地区労議長・横田さん、明治乳業争議団団長・小関のみなさんから、7回忌を迎え、山中保奈美さんの命を奪った明治の企業体質を告発し、二度と引き起こすことのないよう求めました。
また、この行動には、トランぺッター松平晃さんにも49日に引き続き演奏をいただき「千の風にのって」他追悼の演奏をいただきました。




 
2010年=明治乳業 関東工場(埼玉県) 山中穂奈美さんが事故死

5月9日午前9時ごろ、埼玉県戸田市川岸の明治乳業関東工場で、契約社員の女性(21 山中穂奈美)=上尾市=が、製品運搬用の油圧リフターを点検作業中、荷物を置く鉄板が落下、女性が鉄板と床の間に肩などを挟まれた。女性は病院に運ばれたが、同日夕、死亡が確認された。
 蕨署の調べでは、鉄板は2メートル×3メートルの大きさで、事故当時は約1メートルの高さに固定されていた。女性は1人で潤滑剤の油をリフターに塗る作業中だったという。 同署で事故原因を調べている。

産経msnニュース 2010.5.9 20:56 より転載
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