海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「北朝鮮、エルバラダイをいらだたせる」と題する『ヴェルト』紙の記事。

2007年03月15日 | 北朝鮮問題
「国際原子力機構」の事務総長モハメド・エルバラダイは、北朝鮮での彼の話し合いから早期に帰ってきた。北京の情報筋がそう語った。その前に、北朝鮮の原子爆弾計画の中止についての六者協議の際、もともと予期された北朝鮮の主要な交渉相手との会談は、つぶれていた。最高位の原子力査察官が北朝鮮に招かれたということは、北朝鮮が今回は核武装放棄について真剣であるということの明白な兆候であると思われた。事務総長も楽観的に金成日の王国へと旅だった。
木曜日に帰って来るという彼の計画に反して、エルバラダイ事務総長は、より早く北京に帰ることになり、そこで記者会見を行った。日本の共同通信社によれば、北朝鮮の金桂寛外務次官は、月曜日に北京で開かれる六者会談に準備するために、エルバラダイと会うには忙しすぎると「国際原子力機構」の報道官は述べた。
その代わりに、エルバラダイは、もう一人の外務次官キム・ヒュンジュンに会った。
一ヶ月前の北朝鮮核兵器計画の段階的解消について合意の後、エルバラダイは、2002年に国外追放された査察官の復帰と、IAEAと北朝鮮との間の関係改善にういて話すつもりだった。
[訳者の感想]北朝鮮が事務総長を招待すると言っておきながら、忙しくて会えないというのは、筋が通らないと思います。一種のブラフでしょうか。
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